おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
いよいよクリスマスですね。お子さんへのクリスマスプレゼントに「レゴ」を用意された方も多いのではないででしょうか? 本日ご紹介するのは、散らかりやすいおもちゃの代表!? でもある「レゴ」の収納について。
埼玉県さいたま市にお住いのライフオーガナイザー/レジデンシャルオーガナイザー、本間ゆりさん宅で取り入れられている“見て楽しめる収納”についてお聞きしました。
本間さんは、2LDK+WIC(ウォークインクローゼット)のマンションに、ご主人と8歳の息子さんとの3人暮らしです。
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小学3年生の息子さんの趣味は「レゴ」。大作を組み立てたり完成したものを見たりして、楽しんでいるそうです。
そんな息子さんのためにご主人がDIYでつくったのが、テレビ台の隣にある個性的なデザインのシェルフ。もともとは本棚としてつくったものでしたが、息子さんが組み立てた「レゴ」を飾っていくうちに、その割合がどんどん拡大。ついには「レゴ」を飾るための「レゴ棚」へと、つくり変えることになりました。
「レゴ棚」が以前の本棚とどう違うかというと、組み立てた「レゴ」をたくさん並べられるように、棚板の間隔が狭くなっているところ。棚板の数を増やし、細かいものもたくさん飾れるようになっています。子どもがつくった作品をしまいこまず、“見て楽しめる収納”にしたことで、全体量の把握もしやすくなりました。
つくり変える際には、息子さんの意見も充分にヒアリングしたそうです。息子さんが自分で並べられ、すぐ取れるようにすることで、自分から進んで片づけたくなる仕組みになっています。
「レゴ」のパーツは、使用頻度によって収納場所を変えています。出番の多いパーツは収納ボックスに入れて、「レゴ棚」の隣にあるTVボードの下に。TVボードの上や、すぐ前のカフェテーブルの上で組み立てることが多いので、出し入れがスムーズです。出番の少ないパーツは左手奥のクローゼットに収納しています。
以前はパーツを色別に収納していたそうですが、必ず同じ色のボックスに戻さなくてはならないのは、意外と片づけのハードルが高かったそうです。おまけに、必要なパーツを探すのに、今より時間がかかっていたとか。現在のスタイルに変えてから、パーツを見つけやすくなったうえ、片づけに対するハードルも、うんと下がったといいます。
お友だちが来て一緒に「レゴ」で遊ぶときなど、本間さんが「お片づけの時間も入れて17時までだよ」と声をかけると、息子さんは「あとで僕がひとりで片づけるから、お友だちと17時ちょうどまで遊んでいい?」と尋ねることも。もちろん、お友だちが帰ったあと、ひとりできちんとお片づけをしてくれます。
子どもが「レゴ」を出すたびに、「あとで片づけるのが大変そう」「作りかけの作品、どこに置こう」と、頭を悩ます時間がなくなれば、子どもが遊ぶ様子を気持ちよく見守ることができそうです。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
記事:油科真弓
写真:川俣満博
編集:さいとう きい
レジデンシャルオーガナイザー 本間ゆり
HP:暮らしデザイン