メリークリスマス!
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
いよいよ、子どもたちが待ちに待ったクリスマスイブ! クリスマスディナーやケーキ、プレゼントの準備など、忙しくお過ごしの方も多いかもしれませんね。
昨日に続いて、今日も埼玉県さいたま市在住のライフオーガナイザー/レジデンシャルオーガナイザー、本間ゆりさんにお話をお聞きします。
前回までの記事はこちら:
・入居前リフォームでワンルームの大空間をつくり、大きな収納スペースを実現
・作りかけでも大作でもOK!「レゴ」収納の悩みは、見て楽しめる「レゴ棚」で解決!
大切な思い出だからずっと取っておきたいけれど、保管に困ってしまうのが子どもの作品。「どうせなら、最初から飾る前提でつくってもらおう」と考えた本間さんの、子どもの作品を「アート」に変える3つのアイデアをご紹介します。
1つめのアイデアはこちら。
当時「恐竜ブーム」まっただ中で、あちこちに恐竜の絵を描いていたという息子さん。“味のある”その絵を発砲スチロールに描いてもらって切り抜き、アクリル絵の具をメラミンスポンジで塗ったキャンバスに貼り付けました。本間邸の玄関に飾られたこの作品は、家族や来客の目を日々楽しませてくれています。
2つめのアイデア(左側)も、キャンバスを使った作品です。一面に絵の具を塗って乾かしたところへ、息子さんに直接油性マジックで絵を描いてもらいました。ニューヨークのギャラリーに置かれていそうな、個性的な雰囲気! 大きめのキャンバスを選ぶのがポイントだとか。
3つめの作品(右側)は、手づくりの消しゴム判でスタンプしたたくさんの魚を、3色の絵の具でひとつひとつ塗ったもの。「色」に興味を持った息子さんに、「色の三原色」を使えばどんな色でも生みだせると教えたかったご主人のアイデアをもとに、親子で一緒につくりあげました。
2つめ、3つめの作品の写真は、編集チームが取材の合間にスマートフォンで撮ったものなので、うまくその魅力を伝えきれていませんが……、実物は「新鋭アーティストの作品?」と尋ねてしまったほどの迫力と個性、そして完成度の高さでした!
そんな本間邸では、飾りきれない作品はクリアホルダーに1点ずつ入れてファイリングしています。ボックスなどにごっそり入れてしまうと、作品が折れ曲がったりシワがよったりしてしまうこともありますが、この方法なら量が増えても問題ありません。手に取りやすい場所に保管しているため、親子で一緒に過去の作品を見返す機会も多いそうです。
保管すること、収納することばかりに気が向くと、”やっかいもの”扱いされやすい、子どもの作品。視点を変えて、家族で一緒に見て楽しむことを目的に制作すれば、「アート作品」として家を彩る存在に。冬休みや夏休みといった長い休暇の間に、親子でそんなゆとりの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
……みなさんが楽しいイブを過ごされますように!
記事:油科真弓
写真:川俣満博
写真提供(2つめと3つめのアイデア)・編集:さいとう きい
レジデンシャルオーガナイザー 本間ゆり
HP:暮らしデザイン