おはようございます。
ライフオーガナイザーの松林奈萌子です。
子どもの成長において良いものだとはわかっていても、親も時間を割かなければいけない絵本の読み聞かせ。続けるのはなかなか難しいものです。わが家では、第一子が産まれてすぐに、意気込んで100冊の絵本を買い与えながらも、なかなか続きませんでした。
コロナ禍をきっかけに、今年小2になる娘のための読み聞かせを楽しく続ける方法を模索し、2年間で1000冊以上の読み聞かせに成功。その秘訣は、「ムリ・ムダ・ムラ」を減らすことにありました。
■生活動線に組み込み、本棚へのムリな歩数を削減
スッキリさやシンプルさを優先し、以前は絵本棚をキッズスペースの死角に置いていました。けれど、「本を読もう!」と自らその場所へ行く必要があり、親も子も思いついたときにしか絵本を手に取らなくなってしまいました。
コロナ禍で来客がなくなったこともあり、絵本棚をキッズスペースから、部屋に入ってすぐ目に入るダイニングに移動。生活動線の中に組み込み、絵本棚へ行く歩数を減らしてみました。
すると、カラフルな絵がふと目に入り、子どもたちも食後にさっと手が伸びるように。その後引っ越しした新居(下の写真)でも、ダイニングの目立つ場所に絵本棚を設えました。
■外部サービスを活用して一人で悩むムダな時間を削減
読み聞かせを長続きするためには、常に鮮度の良い絵本棚にしておくことも重要だと考えました。変化のない絵本棚は風景化してしまい、親も子も、目には入っても認識しない状態になると感じたからです。
一方で、どんな絵本を、どんなタイミングで購入していけば良いのかが悩みの種に。そこで絵本のサブスクサービス「絵本クラブ」を活用。購入頻度やタイミングの管理を自分一人で行わないようにし、サイトや本屋さんで悩み続ける時間を減らしました。
定期的に届く真新しい絵本はやはり嬉しいようで、子どもの興味をかき立ててくれます。夕食後にさっそく「読んで」のオーダーが入ります。
■借りる順番に縛りを設けてセレクトのムラを削減
鮮度の良い絵本棚を保つために、もう一つ思いついたのが、全国どこにでもある図書館です。ところが、図書館は蔵書の量が多いため、何をどう選んで借りていけば良いのかがまた悩みの種に。
お客さま宅の片づけに行った際に「あいうえお順」で絵本が並べられていたのをヒントに、あいうえお順縛りで借りていくことにしました。
2週間(貸出期限)に1度の頻度で図書館へ出向き、縛りを設けたことで、約30分で20冊(あいうえお順縛り10冊、その他10冊)を選べるようになりました。自分の興味関心では選ばなかった絵本との新たな出会いが、毎回の楽しみになっています。
以前には読み聞かせがなかなか続けられなかった私も、ムリ・ムダ・ムラの削減をしたことで、2年以上継続できています。親子共通の話題が増えたり、絵画コンクールで入賞したり、高学年向けの絵本活用で、思春期男子にも人生論を優しく伝えられるなど、読み聞かせの効果も感じています。今後も細く長く楽しく、続けていきたい習慣です。
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ライフオーガナイザー 松林奈萌子
HP:子どもが帰りたい家は子どもが伸びる家「知的好奇心を育む片づけと仕組み作り」