おはようございます。
ライフオーガナイザー／一級建築士の和田さや子です。

鍋やフライパンを買うときは、調理するときの使いやすさだけでなく、お手入れのしやすさや収納しやすさも、選ぶときの大切なポイントになります。

わが家では、その3つのポイントを考慮した結果、“取っ手の取れる”タイプがピッタリであることがわかり、20年近く使い続けています。

今回は、わが家で選んだお鍋の使い勝手と、収納の工夫についてお伝えしたいと思います。

■取っ手が取れるのはフライパンだけじゃない

わが家のお鍋の中でいちばんのベテランにあたるのが、「クリステル」のグラフィットというシリーズです。

18㎝、20cm、22㎝の深鍋と、蒸し器、取り外しのできるハンドルのセットを購入して20年近く経ちました。買った当時は「高いな」と感じましたが、これだけ長く使えているので十分に元はとれていますね。

次に、毎日の料理のお供になっているのが、「サーモス」の取っ手のとれるフライパンです。26cmと24cm深型、20㎝の3つを使っています。

鍋ごとオーブンに入れて焼くこともできるため、料理の幅が広がりそうだなと感じサーモスにしました。こちらは、テフロン加工のお鍋なので、定期的に買い替える必要がありますが、次も同じものを買う予定です。

どちらにも共通しているのは、取っ手が取れることで食洗機に入れやすくなったことです。

小さな鍋でも取っ手があるとスペースを取ってしまうので、食洗機派には向いていないなと感じています。

■取っ手が取れると、重ねなくてもコンパクトに収納できる

取っ手が取れることのメリットは、コンパクトに収納できることです。わが家ではコンロ下の幅75㎝の深い引き出し収納に、すべて立てて収納しています。

ズボラな性格の私にとって、鍋の出し入れのしやすさはとても重要！重ねて最小限サイズにするより、立ててひと目で見渡せることを優先しました。

当初は、「鍋は鍋、フタはフタ」とエリアを分けて立てていたのですが、鍋とフタは必ずセットで使うので、セットで置いておいたほうがよいことに気づきます。そこで、鍋スタンドの仕切りを調整し、フタ→鍋→フタ→鍋……と並べて立てることで、さらに出し入れがしやすくなりました。

■鍋3つに対して取っ手は1つだけでも不便でない理由

取っ手の取れる鍋は、使うときに必ずハンドルをつける必要があるわけではありません。

最初、鍋をコンロに置くときは、鍋が熱くないので取っ手はいりません。取っ手が必要なのは、鍋をふる料理のときと、料理を盛りつけるときや洗うためにコンロから降ろすときくらい。むしろ取っ手がないほうが、コンロに並べたときに鍋同士が当たらない、というメリットもあります。

そこで用意したのは、クリステル用の取っ手が一つ。サーモスフライパン用の取っ手が1つのみ。

料理中に取っ手がすぐに手元にとれるように、レンジフードに取りつけたマグネットフックに吊るして使っています。コンロ周りは汚れやすいので、なるべく調理道具を置いておきたくないのですが、これだけは毎日使うものなので時短優先。

料理の途中でつけたり外したりしながら、使いまわしています。

取っ手の取れる鍋の唯一の弱点は、大きなサイズがないこと。どのメーカーを見ても26㎝が最大で、それ以上のサイズは取り扱いがありません。固定式の取っ手に比べて、強度が劣るから大きくできないのだと思います。

そのデメリットを差し引いても、やっぱりわが家のスタイルには“取っ手のとれる鍋”がとてもしっくりくるな、と感じています。

“鍋収納”はこちらも参考に：
・鍋2つとフライパン1つで十分だった！ 少ない調理器具で快適にお料理する3つのコツ
・料理が苦手だから出しやすさ重視！全部で7個の鍋・フライパンは平置き＆出しっぱなし収納
・観音開きのシンク下収納は使いにくい？ 収納グッズを使って鍋やフライパンを使いやすく快適収納へ

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ライフオーガナイザー／一級建築士　和田さや子
HP：NIGI DESIGN