「最短距離」にこだわった! 出しやすい+戻しやすい=ラクできる収納

おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。

前回、前々回に引き続き、神奈川県鎌倉市在住のマスターライフオーガナイザー、住江直美さん宅をご紹介します。住江さんは、築13年の戸建てに、ご主人と2人の息子さん(18歳と12歳)との4人暮らしです。

「最短距離」にこだわった! 出しやすい+戻しやすい=ラクできる収納

こちらは住江邸のダイニングルーム。右奥に見えるのが、リビングルームです。大きな収納家具を置いていないのに、こまごまとしたものが出しっぱなしになっていません。どんな収納の仕組みで、すっきり片づいた空間を維持しているのでしょうか?

■ メイク用品は洗面所からダイニングへ

ダイニングに置かれたアンティーク風チェストは、住江さんのメイク用品の収納スペースです。以前は洗面所に収納していましたが、自然光が入りづらいうえ、冬は特に寒いこともあり、毎朝ダイニングにメイク用品を持ってきていたそう。

「最短距離」にこだわった! 出しやすい+戻しやすい=ラクできる収納

「なんとなく、メイク用品は洗面所に収納するもの」という思い込みを捨て、収納場所を変えた今は、メイクのたびに洗面所とダイニングを行ったり来たりする手間がなくなりました。メイク後、片づけるのもあっという間です。

■ 家族の肌着は個室ではなくリビングに収納

下着やパジャマは、家族それぞれの個室や脱衣所に収納しておくのが一般的。けれども、住江さんのご自宅では、リビングに置かれたチェストに家族全員分の下着とパジャマ、ハンカチなどを収納しています。

「最短距離」にこだわった! 出しやすい+戻しやすい=ラクできる収納

「肌着類はお風呂場の脱衣所に収納したかったんですが、十分なスペースがなくて」という住江さん。入浴の度に、ご夫婦の寝室や子ども部屋のある2階まで取りに上がらなくてすむ場所を探した結果、リビングに収納するのがベストだったそうです。

■ 立ち上がらなくても手に取れる文具の収納

住江さんのお宅では、文房具のほか、手紙や封筒、切手などは、カゴに入れて、リビングのローテーブルすぐ横にあるTVボードに収納しています。以前は立ち上がらないと手の届かない場所に収納していたそうですが、立ったり座ったりしないと出し入れできないのは意外と面倒。「あとで戻そう」は、部屋の散らかる原因になりがちです。

「最短距離」にこだわった! 出しやすい+戻しやすい=ラクできる収納

ローテーブルに座ったまま、手を伸ばせば取り出せる場所に収納したら、住江さんご自身だけでなく、家族みんなが、文房具を使った後すぐに元の場所に戻せるようになりました。

「最短距離」にこだわった! 出しやすい+戻しやすい=ラクできる収納

ものは一度収納したら「おしまい」ではありません。出すのがラク、戻すのもラクな「最短距離」を意識することも、無理なく片づいた空間を維持する秘訣なのかもしれませんね。

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心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

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マスターライフオーガナイザー 住江直美さん

記事:油科真弓
撮影:川俣満博(1〜4枚目)、会田麻実子(5枚目)
編集:さいとうきい

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