おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
片づけ収納ドットコムでは、今月は「リユース」に関する記事をご紹介しています。
独身時代からアウトドアが大好きで、結婚後も、子どもが生まれてからも、毎年、楽しみにキャンプに出かけていました。ところが、子どもがサッカーを始めた頃から、休日の過ごし方も変わり、行く機会はなくなってきました。いつのまにか増えていったキャンプ用品。テント・タープ・数個の机・バーベキューコンロ・・・、キャンプ用品って意外とアイテムが多く、収納場所の面積もかなりのものです。それでも、「日常とは違う時間を過ごしたい!!」「いつか行けるかな」と、いつかを願ってキャンプ用品はそのままの状態。
気がつけば、3年以上使っていないもがほとんどです。手放す勇気もなく、それなら手放す前に「使う」視点でリユースできないかと、家の中で使うことを考えてみました。実は、これをきっかけに、キャンプ用品をライフスタイルに合わせて使えるようになり、うれしい時間をもたらしてくれるようになりました。
■使ってみよう!から見つかった「便利」と「家族時間」
キャンプで使う机は3台持っていました。その1つを2階のベランダに置きました。
机を置いたことで、毎日の洗濯の作業がラクになりました。そう、カゴから洗濯物を取って、干して、を繰り返すときに、かがんだり、立ったりという動作から開放されたのです。
それだけではありません。ここに机を置いたことで、ベランダで食事を取ることが増えたのです。出しっぱなしの机を動かすだけでセッテイングはOK! バーベキューも家にある食材を焼くだけ! 時間を見つけては「お手軽バーベキュー」(笑)、気負いなくできます。現在、子どもたちは中・高校生で、クラブ活動中心の生活。今のライフスタイルに合わせて形を変えたことで、家族のご機嫌タイムをつくることができました。さっそく「今日、外で食べる?」と提案者がひとり(笑)。
■リユースしたことで変わった、ものに対する思い
キャンプ用品の使い方を変えたことで、私の中で、持っていたキャンプ用品に対する気持ちが変わっていきました。そう、「使っていないものは手放そう!」と思い始めたのです。
長く使っていないものだったので、捨てようと思っていたら、「これからキャンプしようと思っているから譲ってください」と声をかけていただきました。ほとんどのものを引き取ってもらい、残したものは、テーブル2台、卓上コンロ、ライト、クーラーぐらい。ライトは防災用品としても使います。「いつか使うかも」「もったいない」でとっていたものが、手放したいと話すことで必要としてくれる人と出会えたり、使う形を変えることで家の中で使えたり、リユース方法は1つではないですね。
■暮らしにあわせた収納場所へ見直し
残したキャンプ用品。もちろん収納場所も、見直しました。キャンプに行っていた頃は、1階のリビング続きの和室の床下収納に収納していました。
外に持ち出すものだし、重いこともあり、1階に置いていたのですが、今使う場所は2階です。
「使う場所に近く」を優先し、2階のウォークインクローゼットの棚上に置いていたクリスマスツリーや季節のもの、雛人形などを1階の床下収納に移動。残したアウトドア用品と入れ替えです。使う場所により近いところに変えたことで、取り出しやすく、戻しやすい。「やろうと思ったらすぐにできる」。はい、これでさらに気楽に取り組めるようになりました。
ライフスタイルに合わせて、時間、もの、場所を変えることで、リユースにつながったり、キャンプはあきらめたものの、形をかえた“家族時間”が手に入りました。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー秋山陽子
ブログ:うちらしく暮らしやすく シンプルing
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