おはようございます。
ライフオーガナイザーの中村佳子です。
今月のテーマは「手帳」。そろそろWEBマガジンをお読みの皆さんも、来年の手帳が気になる頃ではないでしょうか。皆さんこだわりを持ってさまざまなメーカーの手帳の中から選んでいますが、今日は「100%オリジナルの手帳を使っている」という兵庫西宮市にお住いのライフオーガナイザーむらたますみさんの手帳をご紹介します。
■手帳難民だったからこそ見えてきたオリジナル手帳への道
元々は毎年これといった手帳が見つからない手帳難民だった、というむらたさん。「今までに手帳につぎ込んだ総額は、いいブランドの鞄が買えるくらいかもしれない」と言います。高価なものほどいいと感じた年、100円ショップのものですませていた年…、さまざまな手帳との出会いを経て、現在は、中のシートをすべて自作した完全オリジナルな手帳を使っているそう。
大きなきっかけは、日本ライフオーガナイザー協会のライフオーガナイズプランナーという手帳の改定プロジェクトのメンバーに加入したこと。さまざまな人の手帳へのこだわりに触れたことで、“自分自身が手帳に求めること”がより明確になったそうです。
そして、それをすべて満たすには「作るしかない、作ればいいじゃないか」とオリジナル手帳への道がはじまりました。
■1つ1つのスペースまで環境や自分のクセに合わせた自分スタイル
「フランクリン・プランナーの仕様がだいたい気に入っていたので、それを参考に作ることにしました」というむらたさんのオリジナル手帳の仕様は、マンスリー、ウィークリー、デイリーの基本ページにプラスして、その年やりたい100のことを書き留めるページ、大切な日一覧や目標ページなどの付録ページがあります。
その1つ1つも、自分自身の生活リズムに合わせて時間軸が9~19時に設定されていたり、子どものためのタスク管理欄が設けてあったり、苦手な夕食献立の負担を軽くするのにぴったりだったという1週間の夕食プランニング欄までありました。
私がいちばん驚いたのは、その手帳に貼るシールまでもオリジナルだということ。マンスリーの枠と同じ大きさのシールを作成して水色=仕事、ピンク=子供、オレンジ=自分、グリーン=自己啓発と“色分け管理”できるようになっています。
シールが貼られた手帳はわかりやすいのはもちろん、キレイな自分好みの見た目がモチベーションをもアップさせるのだろうな、とうらやましく思いました。
■自分らしさを工夫したのは、手帳難民時代に最も困っていた部分
「手帳難民時代から市販のどの手帳でも足りないと感じていた」というのが、“余白の大きさ”。 “余白が大きい”というのもこの手帳の大きな特徴です。
これは、家事・育児・仕事でめまぐるしく時間が流れる中、「頑張って覚えるのではなくて、全部忘れても大丈夫、手帳に何もかも書いてある、という状態を作りたかった」というむらたさんの思いを形にしたもの。
「まだまだ100%満足ではないし、100%は目指していない」というむらたさん。「子どもたちも含め変化し続けるライフスタイルに合わせて手帳もカスタマイズし続けていきたい」と話してくれました。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー むらたますみ
ブログ:子育てママの笑顔整頓クラブ
編集:中村佳子
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