おはようございます。
ライフオーガナイザーの中村佳子です。
このウェブマガジン「片づけ収納ドットコム」の1周年を記念して、2016年11月8日に大阪、18日に東京でイベントを開催しました。テーマは「バッグ」。
「バッグの中をごそごそしないための工夫は?」「家ではどうやって収納しているの?」「そもそも何個持ってる?」 “バッグ”というたった1つのモノをテーマに、あれこれと午前の座談会と午後のセミナーに分けて、1日かけてお伝えしました。
■ニッチな片づけネタで盛り上がる人は…
「バッグだけでそんなに話すことがあるの?」と思いましたか? そう思って当然! 関西での午後のセミナーを担当した私ですら心配で、念のため盛り下がったときのネタを用意していましたので(笑)。
確かに、ライフオーガナイザーなど片づけのプロからしてみると、1つのモノに特化して話すなんて大好物中の大好物。何もしなくても盛り上がります。しかし、今回は読者の皆様たちに「読むだけではわからないこともいっぱいあるのね。おもしろかった!」と感じて帰ってほしかった。
結果……、何もしなくても、大盛り上がりでした!
途中WORKを隣の方とシェアする時間を設けたのですが、時間になって止めているのに私の声がかき消されてしまい、「これからは音が大きくなるタイマー持ってきた方がいいよ」とアドバイスを受けるほど。では、どうして初めて会った人同士でも声をかき消すくらいに盛り上がるのでしょうか。
■当たり前だと思っていることが当たり前でなかった時の驚き
セミナー後聞かせて下さった感想でいちばん多かったのは、「こんなにも方法があることにびっくりしました!」という言葉。
皆さん、今までにいろいろな方法を試した経験があったり、本で知った方法もあります。「バッグの収納と、これとこれとあれくらいかな」と思っていたことが、約10人の編集メンバーの方法もそれぞれ違う、隣の人と話してみてもまた違う。
自分が何か1つの正解を求め過ぎていたことに気がつきます。こうやって当たり前に思っていた選択肢の数が急に増えたことに、素直に驚いて下さったよう。このイベントのために本邦初公開の自宅写真を公開したオーガナイザーも喜んでいます(笑)。
■簡単に真似できそうな庶民さが伝えるリアルな安心
もう1つの盛り上がりのタネは、私の勝手な見解ですが、その増えた選択肢が意外と庶民的だったことではないでしょうか(笑)。
「プロだからきっとグッズもおしゃれで、ちょっと高そうなのをずらりと揃えているんだろう」と思われていたかもしれません。
でも、でてきたのは洗濯バサミや空いてるボックス。簡単に真似しやすい方法がたくさん出てきて、「これでいいんだ」と安心に繋がる。そこに“掛ける・置く・入れる・仕切る・分ける”とプロならではの動作と工夫で展開が広がる。
すぐに真似できそうだし、実際に参加して目の前で見ることができて、よかったと感じてもらえたのかもしれません。
主催した編集部メンバーも、「自分に合う方法を1つ見つける」というライフオーガナイズらしさを楽しくお伝えすることができ、開催できて本当によかったと思っています。
片づけ収納ドットコムでは、これからも身近な暮らしにフォーカスした記事をお届けし、また次回こういったイベントを開催するかもしれません。ぜひ楽しみにしていただけると嬉しいです!
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 中村佳子
ブログ: おかたづけのじかん