おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
もうすぐ桃の節句ですね。みなさんの家には、お雛様はありますか? ある場合、毎年ストレスなく飾ったり、片づけたりできていますか?
北海道札幌市在住のライフオーガナイザー田川瑞枝さんに、雛人形の収納方法を教えてもらいました。
■カビが心配な雛人形は、桐箱にまとめて収納
田川邸のお雛様は、親王と三人官女の三段飾り。「七段飾りほどではないものの、5畳の部屋の半分はお雛様に占領されてしまうくらいの大きさ」なのだとか。
「せっかくの娘のお祝いなので『大変だ』と言いながら飾るより、『今年も飾れるときがきた。大きくなってくれてありがとう』と思いながら飾れるよう、出し入れの負担を抑えた収納にしています」という田川さん。
お雛様はオリジナルの個装箱に入れて、通販で購入した40×70×60cmの桐箱に収め、寝室のクローゼットに保管しているそうです。専用の桐箱はどこで手に入るのでしょうか?
「桐箱は、インターネットで『桐箱 雛人形』などと入力して検索すると、たくさんの種類が見つかりますよ」。
■人形の小物類は分類してジッパーバッグへ
桐箱に収めているのは、人形だけではありません。それぞれの人形に付属する小物類も一緒に保管しています。
たとえばこちらは、三人官女のお道具。どれとどれがセットになっているか、一年後まで覚えておくのは大変ですが、人別にまとめておけば、見た瞬間に思い出せますね。
小分けにした小物類は、ひとまわり大きなジッパーバッグに入れています。どの人形の、どんな小物が入っているのか書いておけば、飾るときも戻すときも、迷うことがありません。
■重〜い御飾台は、雛人形を飾る部屋に保管
田川邸では、雛人形を収めた桐箱は寝室のクローゼットに収納していますが、雛人形を並べる御飾台はお雛様を飾る部屋の収納スペースに保管しています。
「わが家の御飾台はすごく重いんです。ここなら、出すのも片づけるのも最短距離。多少重くても、がんばれます。桐箱は大きすぎてここには収まらないため、寝室に収納しましたが、御飾台ほど出し入れが大変ではないので、飾る場所から離れていても問題ありません。御飾台と桐箱を分けて収納することで出し入れがスムーズになり、毎年楽しみながら雛人形を飾れるようになりましたよ」。
雛人形というと、すべてまとめて収納するものと考えがち。けれども、重さや大きさによって保管場所を分けたほうが、飾るのも片づけるのもラクになることがあるんですね。
田川さんのブログでは、さらに詳しい収納のアイデアが紹介されています。雛人形の収納でお悩みの方はあわせてチェックしてみてくださいね。
・次に使う時、困らないために片づける
・季節の行事を楽しむには準備も楽しむこと
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
取材協力・写真提供:ライフオーガナイザー 田川瑞枝
ブログ:Sapporo ちょこ*スタイル しあわせな お片づけ
編集:さいとう きい