おはようございます。
ライフオーガナイザーの中村佳子です。
前回、わが家の新しいランドセル置きスペースについて記事を書きました。
・子ども部屋から和室へ。ランドセルスペースの引っ越しで実現する“自宅内ノマドスタイル”
スペースを新しく作るときにいちばんに思っていたことは、“つい元に戻したくなる”収納にすること。以前までは、子ども部屋にランドセルスペースがありましたが、やっぱりリビングに置きっぱなしになっているときもあるし、私が「ランドセル、片づけて!」と言うこともありました。
4月から下の子が小学校に通うので、そのランドセルが2つになるかと思うと……、「なんとしても自分たちで毎日定位置に戻してもらわなければ」と思ったのです(笑)。
■“掛ける”よりも“入れる”よりも結局は直置きがラク!?
ランドセル収納というと、フックに“掛ける”収納や、腰高くらいの位置に大きめにスペースを取って棚の中に“入れる”収納をよく見かけます。
ただ、わが子を観察してみると、宿題をするのに教科書を出すときも、明日の準備をするときもランドセルは床に直置きなのです。机やどこかの台にランドセルを乗せている状態は見たことがありませんでした。
聞いてみると即答!
「持ち上げるのは重たいから」と。
たとえ腰高の高さだったとしても、フックに掛けるだけだったとしても、“ランドセルを持ちあげる”ことは子どもにとっては一苦労だということがわかりました。
ということで、わが家のランドセルの定位置は、棚で作った学校用品スペースの一番下、床と接している部分に決定です。
■直置きをさらにラクにする“ランドセルカート”
ここで問題が1つ。
“直置き”にしたことで持ち上げる必要がなくなり、ラクにはなりました。でも、棚の窪んだ位置に入れて置くことになるので、新1年生の次男にはまだ少しハードルが高い。
そこで、キャスターをつけた板に乗せて収納できるように、“ランドセルカート”をDIYで作りました。
作り方は簡単!キャスター付きの鉢置台(わが家はIKEAの木製のもの)に100円ショップの板をつけただけ(インテリアと合うよう後から黒く塗りましたが)。
窪みにランドセルをコロコロ―と簡単に入れられるようにしたのです。
■面白ければ、つい片づけてしまう!
これが子どもたちには好評!ちょっとモノを出したいときも片手ですっと引っ張り出してすっとしまえるので、“やりやすさ”もアップしている上に、この滑り込ませるのが片づけっぽくなく、面白いようで、「つい片づけたくなる」と。
わが家ではおもちゃの剣をゴムで作った収納にしたり、マグネットを収納に使ったりしていますが、片づけ方自体が面白いものになれば、子どもはつい片づけてしまうことが多いのです。私からすると、してやったりのニヤリ顔です。
先日、足でカートを押している姿を見かけたので、それも楽なのでしょう(笑)。「お行儀が悪い!」と言いましたが、最悪OKと見逃しています。
なんてことのないDIYのカートで、今のところ100%定位置に戻ることになりました。私にとっては掃除がしやすいのもメリットですね。
過去の記事はこちら:
・子どもが自分で片づけられる部屋づくり(後編): 思わず片づけてしまうトラップを仕掛ける?!
子どもの動きを少し観察することで、「やりやすいこと・やりづらいこと」が見えてきます。そのひと手間を加えて、“やりやすい方法”が見つけられれば、子どもも自分でできる!
まずは子どもを見てみることからはじめてくださいね。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 中村佳子
ブログ: おかたづけのじかん