おはようございます。
日本ライフオーガナイザー協会代表理事の高原真由美です。
こちらも毎回大きな反響をいただいています東京都調布市在住のマスターライフオーガナイザー植田洋子さん宅の収納実例、今回はクローゼット収納編です。
植田さんの収納実例の過去記事はこちら。
8月28日 ひと手間を省く工夫で、キッチンがラクに美しく
8月31日 水回りこそ動線の見直しと100均グッズ+ラベリングが効く!
9月 7日 長く過ごすリビングに子どもコーナーをつくるメリット
植田邸のクローゼット収納のコンセプトは、とにかく「取り出しやすくて、しまいやすい」ということ。
こちらは子ども部屋のクローゼットですが、子どもたちが自分で洋服を取り出せるように、突っ張り棒を使って、バーの高さをあえて低くしています。洗濯物をベランダから取り入れたら、ハンガーのままかけるだけなので、たたむ手間も不要。子どもたちもお手伝いしやすい仕組みです。
バーの下の収納ケースには、手前にシーズンのもの、奥にはオフシーズンのものを収納。スペースを分けるだけでなく、畳み方も変えているので、子どもでもシーズンの洋服がすぐにわかり、着たい服を自分で選べるようになっています。
こちらは夫婦の衣類を収納したウォークインクローゼット。片づけが苦手なご主人のために、ご主人専用の衣類のスペースは入口の近くに。元に戻したり洋服を選んで取り出すことがラクにできるように動線を短くしました。
入口から一番離れた奥には、オフシーズンの衣類をカバーで覆って収納。その隣には、冠婚葬祭の礼服であることがひと目でわかるように、部分的にカバーで覆った礼服を収納しています。数珠や袱紗も近くに収納しているので、いざというときもすぐに取り出せます。
母として、妻として、自分がいないと家族が困る、という状況では、自分の時間なんて確保できるわけはありません。特に衣類は、家族ひとり一人が、自分で自分のものを把握し、管理してくれれば大助かり。自分の時間を生み出すことに直結するので、まずはその仕組みをつくることに時間をかけることをおすすめします。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
記事:油科真弓
撮影:川俣満博
編集:日本ライフオーガナイザー協会代表理事 高原真由美
ライフオーガナイザー植田洋子
ブログ:お片づけの最初の一歩〜家族がもっと仲良くなれる整理術〜