おはようございます。
ライフオーガナイザーの吉川圭子です。
私は、「オーガナイズは老若男女問わず必要なスキル」をモットーに、ライフオーガナイズを広める活動をしています。オーガナイズは女性だけでなく男性にとっても、大人だけでなく子どもにとっても必要なスキル。特に、大人と違い、経験の少ない子どもにとって、身の回りの環境を心地よいものにすることは、いろんな可能性を伸ばしていくのに役立つと思っています。
そんな思いを形にした書籍が、12月10日に発売になりました!
「片づけが楽しくなる 無印良品でつくる子ども空間」
発行:金の星社
1,512円(税込)
タイトルどおり、「無印良品」のアイテムを使った、子ども向け片づけ本です。無印良品のアイテムは、仕事でもよく使っています。シンプルで飽きのこないデザインは、どんな暮らしにもなじみやすいですよね。
私自身も無印良品の持つ雰囲気が好きで、家まで建ててしまったほどです(笑)。そんな私が、「無印良品を好きな人が読みたくなる本」をイメージしながら、監修者として本の制作に関わらせていただきました。
※吉川さんがお住まいの無印良品の「木の家」の過去記事はこちら:
・大型の食器棚や吊り戸棚がなくても片づく!オープンキッチンの収納例
・ラクにすっきり片づく!3つのクセから考えたパントリーの設置場所
・双子でもこんなに違う!収納も見守ることで、子どもの片づけ力を育む!
・散らかりがちな玄関、シュークローゼットの設置場所に原因がある?
・1日24時間では足りない人へ。時間を生み出す、ちょっと意外なアイディア5選
今日は、本の内容をちょっとだけご紹介します
この本のテーマは「子どもの自立」。自立するためにはまずは「自分でできる」仕組みであることが大前提。また、仕組みを考えるうえで、シンプルであることは欠かせません。
1章では、「子どもを知る」ということについて取り上げています。大人は簡単にできることでも、子どもにとっては難しかったりするものです。ここでは大人と子どもの違いをいくつかご紹介しています。特に大事なのが視野の話。ママ向け講座でお伝えすると、大人との違いに「目からウロコでした」と言われることが少なくありません。詳しくは、ぜひ本をご覧ください。
2章では、子どもの成長段階を「年少」「年中・年長」「小学校低中学年」の3つに分け、それぞれの時期でのポイントなどをご紹介しています。また、捨てるのが苦手なお子さんが納得して手放せたエピソード集もあるので、「ぜんぶ取っておく!」というお子さんをお持ちの方にはぜひご覧いただきたいです。
3章は、無印良品のアイテムを使っている片づけのプロたちの自宅を紹介しています。お子さんのタイプに合わせた工夫が、写真とともに掲載されています。
プロの一人として、ライフオーガナイザーの田中由美子さんが紹介されています。アンティークの家具が置かれた、素敵なご自宅からは想像できませんが、片づけは苦手だったそうです。
引き出しや扉の中の様子も、もちろん紹介されています。子どもがいても「自分の好き」をあきらめず、見た目は「好き」を優先しつつ、収納内はお子さんの「使い勝手」も忘れない。親と子の両方の心地よさを充たす仕組みは必見です!
さらに第4章では、1日のシーン別に、無印良品のアイテムを使った過ごし方や、子どもでもできるお手伝いについて取り上げています。ライフオーガナイザーのかのえつこさん親子もご登場いただきました。
そしてわが家の子どもスペースも、少しだけ掲載されています。
わが家は子どもが3人。子どもスペースが、年齢とともにどう変わっていったのかを紹介しています。一番昔の写真は、上の子が3才、下の子たちが0才の頃のもの。こちらは、本邦初公開です(笑)。子どもスペースの変遷をまとめてみる機会は意外とないので、なかなか興味深いページなのでは?と思います。
今回の監修のお話をいただいたとき、大好きな無印良品の片づけ本であることももちろん嬉しかったのですが、「子どもの片づけ」というテーマに関われたことを、とても嬉しく感じています。
子どもは「自分のことを自分でできる」こと。
親が「代わりにやってあげる」ことを少しずつ手放して、でも、無理にやらせるのではなく、子どもをよく看て、子どもが自分でできそうな仕組みを整えてあげる。そして、少しずつサポート役にまわり、いずれは子どもが自分でできるように。
そんな思いを伝えるべく、本の制作に関わらせていただきました。
子育て世代の、片づけに悩む方に読んでいただきたいと思っています!
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 吉川圭子
HP:Standard+
ブログ:整理収納手帖
編集:会田麻実子