おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
わが家は夫婦+3歳男児+愛犬の4人家族。59㎡1.5LDKのマンションに暮らしています…というと、その“狭さ”に驚かれることがよくあります。しかも、収納スペースの中をお見せすると、“ものの多さ”にも驚かれるという、1粒で2度びっくりのおうちに住んでいます。
そんなスモールスペース暮らしならではの収納のアイデアや生活の工夫を、一冊の本にまとめました。
「ものが多くてもできるコンパクトな暮らし」
発行:すばる舎
1,300円(税別)
ちなみにこちらは、わが家にある包丁一式。料理好きな夫のコレクションです:
“一般的“に見て、多いのでしょうか? 少ないのでしょうか? …それはわかりません。
けれども、この包丁一式は、わが家の収納スペースにきちんと収まっています。日々の出し入れもスムーズです。道具を使うたび、キッチンに立つ夫のテンションが上がっていることからも、“今のわが家にとっては適正量”だと感じています。
必要以上にものを我慢して家族の仲が悪くなったり、必要以上にものを持ちすぎて暮らしが圧迫されたりしなければ、「狭い家でも、持ちたいものは持っていい」。ストイックな暮らしが苦手なわたしは、そんな風に考えています。
といっても、あちこちに置いたものが目障りになっては気が休まりません。狭い家+ものが多くても、すっきり広々見せるには、どうすればいいのでしょうか?
狭い家+ものが多くても、家族みんなが必要なときに必要なものをすぐに取り出せ、戻せる、ストレスのない収納のポイントは?
狭さを活かして効率的にものを配置し、日々の家事を効率よく回すには? もともと掃除や片づけの手間も最小限の小さな家で、さらにラクに暮らしを維持するには?
小さなクローゼットを隅から隅まで使い切るには? ドレッサーを持たずに、コスメやアクセサリーを気分よく選べる仕組みは?
本書では、そんな収納の工夫や暮らしのアイデアを、小さなわが家の実例と共にご紹介しています。
快適な暮らしに「広い家」も「捨てる技術」も必須ではありません。家が狭くても、ものが多くても、小さな子どもやペットと暮らしていても、仕事が忙しくても。自分や家族が「どう暮らしたいのか」を基準に、“人・もの・家”のバランスをとっていけば、少しずつ暮らしは整って、時間と心に余裕が生まれます。
本書を手にとってくださったみなさまの暮らしと気持ちに、小さなゆとりをもたらすヒントになれば…。そんな想いでまとめた一冊です。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー さいとう きい
ブログ:SMALL SPACES: 狭くても快適に
撮影:三村健二
写真提供:さいとう きい