おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
今日は、埼玉県さいたま市在住のライフオーガナイザー/レジデンシャルオーガナイザー、本間ゆりさん宅をご紹介します。
本間さんは、入居前にリノベーションした2LDK+WIC(ウォークインクローゼット)のマンションに、ご主人と8歳の息子さんとの3人暮らしです。
これまでの記事はこちら:
・入居前リフォームでワンルームの大空間をつくり、大きな収納スペースを実現
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もともと3LDK+WICだった新築マンションを、入居前に現在の間取りにリフォームした本間邸。その際、キッチンカウンターの上に設置されていた吊り戸棚を撤去。リビングと一体にすることで開放的なキッチンに生まれ変わりました。
リフォーム前は、吊り戸棚のせいでリビングや庭で遊んでいる子どもの姿が見えづらかったそう。けれども今では、「キッチンで料理をしながら子どもの様子を見守る」ことができます。
収納スペースが減った分は、冷蔵庫の上にDIYで取りつけた吊り戸棚で補っています。平均的なファミリーサイズの冷蔵庫は奥行60〜70cm。そのままでは単なる「デッドスペース」になりがちな場所が、大容量の収納スペースとして生まれ変わりました。
リビング側からは見えづらい冷蔵庫横の「デッドスペース」にも収納の工夫が。冷蔵庫と壁の間に突っぱり棒を取りつけて、引っ掛け収納スペースに。冷蔵庫の側面には、大小のラップを入れた「無印良品」の「マグネット付きラップケース」のほか、マグネット式のフックやボックスなどを取りつけて、限られた空間を有効活用しています。
ボックスに入れているのは、NHKのラジオ英会話のテキスト。「朝食の準備をしながらラジオ英会話」を聞いているとき、気になった箇所をすぐにチェックできるよう、テキストを開いたままセットしています。これなら、「あとでチェックしよう」と思ってそのまま忘れてしまうこともありません。
さらに本間さんは、キッチン奥の「デッドスペース」(↓ここ)も見逃していませんでした。ゴミ箱や簡易チェアといった高さのあるものを置くと、引き出しや扉をあけるとき邪魔になるため、「ものを置きたくても置けない‥」というご家庭も多いのでは?
本間さんが置いているのは、ご覧のとおり体重計。フラットなデザインなので扉の開閉の邪魔になりません。洗面所に体重計の置き場所があるのに、あえてここに置いている理由は、毎日体重をチェックするため。出し入れが面倒な洗面所に置いておくよりキッチンにあるほうが、「料理しながら、ついでに体重計測」しやすいそうです。
みなさんのキッチンでは、「ここを活用できたら便利なのに…」という場所が、「デッドスペース」として眠ったままになっていませんか? そんな場所を見つけたら、「生きた空間」として蘇らせて、忙しい暮らしの合間に「キッチンで料理しながら●●する」を実現させてみてくださいね。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
記事:油科真弓
写真:川俣満博
編集:さいとう きい
レジデンシャルオーガナイザー 本間ゆり
HP:暮らしデザイン