おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
今日は、埼玉県三郷市在住のマスターライフオーガナイザー、巽洋子さん宅をご紹介します。
過去記事はこちら:
・メリハリと見え方がポイント!オープン収納のゴチャつき問題を解決
・料理を子どもと一緒に楽しみたい!子どもが進んでキッチンに立ちたくなる秘密とは?
5年前に建てた注文自宅に、ご主人と2人の娘さんの4人で暮らしている巽さん。中小企業向けの広報アドバイザー業務を行うとともに、ライフオーガナイザーとして収納アドバイスやセミナーを開催するアクティブなワーキングマザーです。
そんな巽さんの片づけ・収納のモットーは、「いかに自分が楽でいられるか」。聞けばナットク、すぐにでも真似したくなるアイデアもいっぱいです。
洗濯は毎日やらなければならない家事だからこそ、なるべく無駄をなくして時間を短縮化したいもの。そこで巽さんが自宅を建てる際に考えたのが、洗濯物を干すテラスのすぐ近くに洗濯機を置いて、動線をとことん短くすること。
洗濯機コーナーの左側にある窓を開けると、そこが洗濯物を干すテラスです。洗濯物を物干しハンガーにかけたら、そのままテラスに干すだけ。水に濡れて重い洗濯物を抱えて部屋を移動したり、階段を昇り降りしたりする必要はありません。
夕方、ベランダに干した洗濯物を取り込んだら、お風呂上りに使うバスタオルとパジャマ、下着は、廊下をはさんでベランダの反対側にある脱衣所のチェストに収納します。脱衣所と洗濯機置き場、洗濯物を干すスペースもすぐ近くにすることで、洗濯機とテラス、脱衣所をつなぐ動線を最短にすることができ、家事の負担も大きく減らせました。
他のスペースに収納するものは、フロア別に“通いカゴ”を用意して、生活スペースに洗濯物が滞留するのを防いでいます。たたんだものを収納にしまったら、今度はそのカゴは、洗濯したいものを入れるカゴに変身! 帰宅したら “通いカゴ”ごと汚れものを洗濯スペースに運べばいいので、巽さんが洗濯のたびに洗濯物を探し歩く手間もかかりません。
洗濯機スペースは、ダイニングルームやキッチンから丸見えの場所にあるため、ふだんはカーテンで目隠ししています。ベランダに干した洗濯物も、窓のブラインドを下げておけば気になりません。
洗濯などの家事は、毎日続けるもの。だからこそ、小さな時間短縮も積み重なって、大きな変化につながります。巽さんは時間も手間もしっかり省き、日々の暮らしにゆとりを生みだしました。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てればうれしいです。
記事:油科真弓
撮影:川俣満博
編集:会田麻実子
ライフオーガナイザー 巽洋子