おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
本日ご紹介するのは、東京都中央区在住のクローゼットオーガナイザー、かみて理恵子さん宅のバッグ収納です。
着物や料理、観劇などたくさんの趣味を日々楽しんでいるかみてさんですが、実はバッグも大好き。外出の目的や行き先、その日のファッションにあわせて、毎日のようにバッグを変えるそうです。
そんなかみてさんのバッグ収納には、たくさんあるバッグを使いこなすためのさまざまな工夫がありました。
■収納場所は、コーディネートを考える場所近くに
コーディネートを考える際に、「あれも違う、これも違う…」といくつも洋服やバッグを出して、それらを戻せないことで部屋が散らかってしまうというのは、よく聞くお困りごと。かみて邸では、写真正面の鏡裏にある収納にバッグ、すぐ左隣りの扉がクローゼットというように、コンパクトにまとめて、コーディネートを考える際に起こりがちな散らかりを防止しています。
■持っているバッグを一目で見渡せるよう収納
扉を開けると、棚いっぱいに収まったたくさんのバッグが。バッグは高さごとにまとめ、立てて収納。全体を一目で見渡せるので、使いたいバッグをサッと見つけられるわかりやすさがポイントです。見た目が美しく軽いカゴバッグは、棚の上に並べ見せながら収納しています。飾りのついているバッグは、飾りが痛まないよう布袋に。目印などはつけていませんが、「大好きなものばかりなので、なぜか覚えていられるんです」とかみてさん。
■入りきらない持ち物には、一時置きスペースを
バッグは、その大きさによって、持ち歩ける荷物の量は変わるもの。特に困るのが、容量の大きなバッグから小さなバッグに変える際に、移せなかった持ち物をどうするか。かみてさんは、バッグの棚にプラスチック製の引き出しを一時置きケースとして用意し、毎朝バッグからバッグに持ち物を移動する際に、使用しています。
このケースのおかげで、入りきらなかった持ち物を前日のバッグに入れたまま何日も放置したり、バッグから出した荷物をどこかに適当に置いてしまい、大きなバッグを使う際に探し回ったりすることがなくなりました。
たくさんあるバッグの中には、ほとんど使わないものもあります。それらのバッグは、思い出が詰まっていたり、細かい細工が気にいっていたりする大切な宝物。ときどき取り出しては、眺めることが暮らしの潤いにつながっているそうです。ほとんど使わないけれど大切なバッグの細工のすばらしさや、手に入れた経緯を話すかみてさんの瞳の輝きが印象的でした。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てればうれしいです。
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ライフオーガナイザー かみて理恵子
ブログ:大切なモノとココロの整理収納術
HP:収めるしくみ研究所
取材・写真:会田麻実子