あいまいさゼロ! 散らかり防止に、リビングダイニングは「誰の」スペースか明確に分ける

おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。

引き続き、東京都中央区在住のライフオーガナイザー、かみて理恵子さん宅の収納をご紹介します。

かみてさんは、1LDK(46㎡)のマンションにご主人と二人暮らしです。かみて邸のリビングダイニングはコンパクトではありますが、すっきりした状態を保っています。どんな仕組みで、この空間を維持しているのでしょうか。

あいまいさゼロ! 散らかり防止に、リビングダイニングは「誰の」スペースか明確に分ける

かみて邸のリビングルームがすっきりしている秘密。それは、ご夫婦それぞれのスペースを明確にしていること。リビングの窓側半分がかみてさんのスペース、手前側半分がご主人のスペースです。テレビやスピーカーを置いているリビングボードの収納はもちろん、リビングテーブルや、テーブル下の収納まで、そのルールが適用されています。どこが誰のスペースかがはっきりと決まっているので、それぞれが責任をもって片づけるのだそう。

あいまいさゼロ! 散らかり防止に、リビングダイニングは「誰の」スペースか明確に分ける

ソファに座る位置も窓側にかみてさん、手前側にご主人と決まっています。サイドテーブルもそれぞれに用意し、必要なものをすぐ手にとれるようにしました。ご主人はボックスタイプの収納、かみてさんは丸テーブルとそれぞれが使いやすく、好みにあったものを選びました。

あいまいさゼロ! 散らかり防止に、リビングダイニングは「誰の」スペースか明確に分ける

家族が自分で責任を持って片づけるというのは、理想的でうらやましい限り。ですが、たとえば収納したい場所にスペースが足りないというような場合は、どうするのでしょうか?

かみてさん:
「その場合は、交渉です(笑)。なぜ、その場所に置きたいのかプレゼンしたり、他の収納スペースと交換してもらえるようお願いしたりもするんですよ」

以前、ご紹介した帯を収納したリビング棚も、ダイニングの本棚をすべてご主人スペースにする代わりにもらったスペースなのだそう。

リビング棚の帯収納の記事はこちら:
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あいまいさゼロ! 散らかり防止に、リビングダイニングは「誰の」スペースか明確に分ける

実は、このルールはリビングに隣接した寝室にも適用されています。それを象徴するかのように、枕元には、目覚まし時計とボックスティッシュが1つずつ。「それぞれ起きたい時間が違うので・・・」とかみてさん。ご夫婦それぞれが自立して、互いのペースを大切にしている様子が伺えますね。

家族が集い、長く過ごすリビングダイニングは、ものやスペースの持ち主があいまいになりやすく、家の中でも特に散らかりやすいスペース。各自の持ち場を決めると、自然と片づけにも責任感が生まれるようです。

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かみて邸をご紹介した過去記事:
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ライフオーガナイザー かみて理恵子
ブログ:大切なモノとココロの整理収納術
HP:収めるしくみ研究所

取材・写真:会田麻実子

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