おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
インタビュー記事を含め8回にわたりご紹介した、神奈川県鎌倉市在住の住江直美さん宅。すっきりしつつも、おおらかさを感じる収納や暮らしぶりに、取材メンバーからも「居心地がいい! 帰りたくない!」との声があがっていました。今日は、そんな住江邸の収納で見つけたラベルをご紹介します。
■ラベルを活用して片づけのモチベーションをアップ
オープン収納がたくさんある住江邸では、収納にもおしゃれなラベルが使われています。仕組み作りの総仕上げとして、“開けるたびに心躍るような収納”を作ることは、片づけのモチベーションを高く保つための大切な要素の一つです。最後の最後だからこそ、思い切りこだわりたいところです。
■インテリアの一部としてラベルを楽しむ
このカゴの収納場所は、リビング収納の一角。オープン収納ですから、ラベルはインテリアの一部でもあります。ラベルの色は、同じ収納の中にある収納ボックス(黒)とファイルボックス(ダークブルー)の色を組み合わせたもの。ラベルがつなぎ役となって収納全体に統一感を出しています。
なんとこのラベルは、住江さんの手作りなのだそう。今回、特別に作り方を教えていただきました。
■住江さん直伝!オリジナルラベルのレシピ
用意するのは、好みの色画用紙2枚、ポスカ(白)、スクラップブッキング用のテンプレート、テンプレートに合わせて線を引くためにペンやはさみ、そして、のり。
作り方は、簡単。①テンプレート通りに色画用紙を切り抜き、②のりで貼り合わせ、③ポスカで文字を書いたら完成です。住江さんは、さらにパンチで穴をあけ、その穴にハンガークリップを通してカゴに固定しています。
住江さん:
「ラベルの型は、スクラップブッキング用のテンプレートでなくても、家にあるもので代用がききます。たとえば、トマト缶を使って型をとれば、丸いラベルができます。アンチョビの缶詰を型にするのも、かわいい形になるのでおすすめです。探せばなんでも型として使えますよ」
このラベルは、住江さんのお客さまにもファンが多数いらっしゃるそう。たとえば、女の子用ならピンクと赤、男の子用なら水色とブルーなど、使う人にあわせて自由に色や形を変えられるのが、人気の理由です。
■イメージにあわせてラベルを使いこなす
住江さんご自身のクローゼットのラベルも住江さんのお手製。こちらは、パソコン(パワーポイント)で作り、印刷したものです。クローゼットは洋服のさまざま色がある場所。こだわりは持ちつつも、主張しないシンプルで控えめなラベルにすることで、クローゼット全体をすっきりとまとめました。
収納の全体のイメージや使い勝手を考えて、さまざまなラベルを使いこなしている住江さん。目にするたびにうっとりするような収納作りの参考になりそうですね。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てればうれしいです。
マスターライフオーガナイザー 住江直美さん
記事:会田麻実子
写真:川俣満博(2枚目)、会田麻実子(1、3、4枚目)
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