思い込みにとらわれない発想で、快適収納を実現

おはようございます。
ライフオーガナイザーの白石規子です。

今日は神奈川県鎌倉市在住のライフオーガナイザー、花垣志乃さんのキッチンをご紹介します。

思い込みにとらわれない発想で、快適収納を実現

食材や日用品のストックなどで、収納が増えてしまいがちなキッチンですが、花垣さん宅のキッチンはご覧のとおりスッキリ。すぐに使うもの以外は、ダイニングにつながる納戸に収納することで、キッチンの収納スペースを最低限に抑えています。

■使うモノを厳選して置けば、スッキリが叶う

思い込みにとらわれない発想で、快適収納を実現

まるでモデルルームのようなピカピカで清潔感あふれるコンロまわり。何も出ていないのは、ヘラやスプーンなど調理のときに出番の多いキッチンツール以外、すべて引き出しに収納しているから。レジ周りの掃除に使う洗剤は、揃いのラベルを貼ったスプレーボトルやガラス瓶に詰め替えて、掃除道具と一緒にレンジフードの上へ。視界には入りにくいけれどすぐに手が届くところにあるので、レンジ周りの掃除もこまめにできます。

■食器を収めているのは、洋服ダンス!

思い込みにとらわれない発想で、快適収納を実現

色にこだわって選んだという食器用のチェストは、なんと洋服ダンスを利用したもの。耐荷重が30kgであることをメーカーに確認し、食器の収納用に購入しました。あえて洋服ダンスを選んだ決め手は、“引き出しが浅くて食器を重ねずに収納できる”ことと、“レール付きなので引き出しの出し入れが簡単”なこと。さらに、DIYで天板を取り付け、電子レンジや炊飯器などをのせるカウンターとしても利用しています。

■ゴミ箱ではないものが、ゴミ箱になることも

思い込みにとらわれない発想で、快適収納を実現

収納スペースが少ないキッチンの中で、比較的スペースを割いていたのがダストボックス。プラスチックごみや可燃ごみ、資源ごみなどはラべリングし、どこに捨てたらいいのかひと目でわかるようにしています。

また、古道具屋で買ったというラタンチェストは、なんと不燃ごみのダストボックス。中には缶、ビン、ペットボトルなどのほか、割れていない食器も何枚か入っています。実はこのチェストは、ダストボックスとしてだけでなく、“処分しようかどうしようか迷っている食器の一時置場”を兼ねているのです。「やっぱり必要ない」と判断したら、不燃ごみとして出すのだとか。使わない食器をどう整理したらいいのか、悩んでいる人には参考になりそうなアイデアです。

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ライフオーガナイザー/クローゼットオーガナイザー 花垣志乃

記事:油科真弓
撮影:川俣満博
編集:白石規子

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