これから新築・リフォームする人必見！洗濯ストレスがなくなる「室内干しのカタチ」

おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとうきいです。

これまで、片づけ収納ドットコムでは「梅雨時の洗濯」に関するたくさんのアイデアを紹介してきました。

けれども、もしもこれから新築・リフォームするなら、「梅雨時の洗濯」を今よりもっと快適にする方法があるのでは？　そんな素朴な疑問に、大阪府在住のライフオーガナイザーで、一級建築士でもある和田さや子さんが答えてくれました。

記事・イラスト／和田さや子
編集・写真／さいとうきい

こんにちは。一級建築士・ライフオーガナイザーの和田さや子です。

今日はご自宅を新築、リフォームするとき、ぜひ考えていただきたい「室内干しのカタチ」についてお話しいたします。

日中家にいないので外に干せない・・・
花粉症で外に干せない・・・
PM2.5が気になる・・・
外に干すのが面倒・・・

いろいろな理由で、洗濯物は室内干しが基本というおうちも多いと思います。

外干しが基本のおうちでも、梅雨時期は雨続きで外に干せない、やっと晴れたと思って外に干したら雨が降ってきた！　こんなことならば、最初から室内干しのスペースを用意しておけばよかったーとならないよう、プランの段階から室内干しの場所を確保してください。

室内干しと言うと、洗面室や浴室に干すことが多いと思いますが、度々使うこのスペースに洗濯物を干すと、動線のジャマになるし、見た目もスッキリしない・・・。そんな問題をクリアするために、ぜひ室内干しの専用部屋を用意してください。4人家族だと2畳ほどのスペースがオススメです。

場所は「洗う」→「干す」の動線が短くなるよう、洗濯機のある部屋の横。
部屋として独立させることで、衣類の乾燥除湿機がよく効きます！

独立した部屋を確保するのが難しい場合は、寝室をすこーしだけ拡張させる方法もあります。

洗濯物は朝干す派の場合なら、寝る以外には使わない部屋なので、日中洗濯物を干しておいても大丈夫。クローゼットが近いので、「干す」→「しまう」の動線が短くてすみます。湿気が気になる場合は、乾燥除湿機などでコントロールしてくださいね。

全館空調をしていたり、薪ストーブがあったりするようなおうちでは、吹き抜け周りに干すと、よく乾きます。

吹き抜けの手摺に、布団を干しているおうちも見かけます。空気がタテに動く空間なので、ジメッとしにくいのが利点。吹き抜けがリビングから見渡せるような間取りの場合も多いので、来客が余り多くないおうちにオススメです。廊下やホールの一部を利用するので、通るときに邪魔にならないような配慮も必要です。

室内干しスペースを確保すると、洗濯物が乾かなくてイライラすることから開放されたり、紫外線にあてないことで衣類が長持ちしたり、いろいろなメリットがあります。「洗う」→「干す」→「しまう」の動線計画上にピッタリくる、「室内干しのカタチ」を探してみてくださいね。

あなたは生み出された時間で何をしますか？
何をしたいですか？

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

一級建築士・ライフオーガナイザー　和田さや子
ブログ：　シンプルで心地良い暮らしをつくる-Nigi+

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