おはようございます。
ライフオーガナイザー国分典子です。
春夏秋冬、四季のある日本。さまざまな国や宗教のイベントを楽しむ習慣がすっかり定着しています。クリスマスもそのひとつ。TVや雑誌などから入って来る情報は、毎年増え続け、楽しみ方も多種多様です。
お店にはきらびやか装飾品がきれいにディスプレイされ、華やか雰囲気があちらこちらから漂っています。あれも欲しいな、これを飾ったらキレイかな、と購買意欲を刺激してきます。
でも、そもそも自分(たち)が、
・どのように過ごしたいのか
・本当にお祝いをしたいのか
・本気でお祭りごとにしたいのか
など、よくよく考えてみたことはありますか?
あまりにも多くの情報に踊らされ、本来の「こうしたい」気持ちにふたをしたり、やりたくないことまで、ノリでやってしまってはいないでしょうか?
今日は、わが家がたどり着いた“選ばれしクリスマス用品”のいきさつと収納方法をご紹介します。
■始まりは息子のこんな一言でした
「もうファンタジーは終わりにしようか・・・」
今から10年ほど前のクリスマスイブの朝、息子が言い放った言葉です。
そう! もう彼はサンタクロースの存在にずいぶん前から疑惑を持ち、実存しないことに気づいていたのです。
そんなこととは知らない私は、大きなクリスマスツリーを準備し、華やかに飾りつけ、演出はバッチリ。子たちを楽しませようと一生懸命でした。
でも、息子の「ファンタジー・・・」の言葉で、一気に肩の力が抜けました。
■告白:「実はわたし、イベントごとは苦手です」
本当のわたしは面倒くさがりで、どんなことをもあまり大ごとにしたくない、少々冷静な(面白がらない)特性の持ち主。でも自分の傾向に気づくことなく、息子のファンタジー終了宣言まで一生懸命、クリスマスイベントを演出していたのです。
そこでまず行ったことは家族会議。最初に、「実はわたし、イベントごとが苦手です」と家族に告白。そして、クリスマスのあり方を問うてみました。すると、なんと満場一致で縮小化に決定!
「え~~~! みんなそれで良かったの?」と、またまた肩の力が抜けました。
そこですぐにクリスマスグッズを全部出し3つに分類。
1.飾りたくて残すもの
→ クリスマス辞典・小さなお皿・木彫りのサンタ・ガラス製のサンタ
2.手放すもの
→ クリスマスツリーツリーに飾るもの全部
3.飾らないけれど残すもの
→ 私の祖母の思い出が詰まったお手製のタペストリー
結局残すモノは小さいサイズのモノばかり。大物はリサイクルショップへ持ち込んだおかげで、収納スペースは以前の半分以下の空間で十分足りることがわかりました。
1で選び取った、クリスマス辞典・小さなお皿・木彫りのサンタ・ガラス製のサンタは、プラスチックバッグにぎゅっと詰めてコンパクトに。
収納用品は、小さな紙袋一枚。
収納場所は、天袋の端っこの手の届きやすい場所。
縮小化のおかげで苦手意識はグッと下がり、毎年ストレスなく、出す→飾る→お手入れする→戻す、の流れがスムーズに! クリスマスを盛大に祝うのではなく、無理なく・楽しく・気軽に迎えられるこころのゆとりができました。
■イベントは自分たちの温度で楽しもう!
そもそもイベントに対する情熱度は人それぞれ。高熱の人もいれば、低体温症の人もいます。購買意欲をそそる世の中の流れ・熱さを基準にせず、自分(たち)の温度に合わせた楽しみ方を見つけることが大事だと感じています。
わが家の場合、かなりセンチメンタルな出来事がきっかけで見直しをしましたが、みなさんのお宅でも、「クリスマス前がチャンス!」と捉えて、本当に残したいモノを選んでみてはいかがでしょうか?
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー国分典子
ブログ:ライフオーガナイザー・メンタルオーガナイザー国分典子が伝えるココロが軽くなる整理術