おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。
新しい年。新しい手帳。今年こそは手帳を活用して、充実した一年にしようと思ってらっしゃる方は多いと思います。ところで、その手帳、お子さんにも持たせようと思ったことはありますか?
わが家では一年前から、娘が専用の手帳を持っています。「え?子どもに手帳!?」と驚くかもしれません。そもそも、娘に手帳をと思ったきっかけは、“こども手帳”の本を読んだことがきっかけでした。
目次
■“こども手帳”を実践するために参考にした3つの事例
娘が年長クラスだったころ、知人に教えてもらい一冊の本を読みました。
>>>「勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!」著:石田 勝紀
子どもに手帳を持たせるという発想がなかったので私も驚き、さらにインターネットで調べ、もう一冊“こども手帳”の本を読みました。
>>>「こども手帳術 親子で楽しく! 自主性、自立心が育つ!」著:星野けいこ
また、私立立命館小学校では、大人向けの「ほぼ日手帳」を使って、一年間子どもたちが手帳をつける試みを行っていたことも知りました。
子どもが、先を見越して行動できないのは当たり前のこと。親から言われたからしぶしぶ・・・ではなく、自ら考え行動するために、手帳が“手助け”となってくれるということがわかりました。「なるほど、これはうちの子にも向いていそう!」と思い、娘と“こども手帳”に取り組んでみることにしました。
■“こども手帳”があると自分の予定がわかる
手帳のマンスリーのページには、娘の予定を書きました。学校の行事、習い事の予定、プライベートの予定など、マンスリーの一コマは小さいので、まだ小さな文字を書くことができない娘の代わりに、一カ月に一度まとめて母が書きこみます。
家族共有のカレンダーだとピンとこないことも、“自分だけの手帳”に書いてあることで、自分で管理する意識が高まります。特に、ピアノのレッスンは不定期なので、自分で次のレッスン日を把握し、今の曲を仕上げていくリミットを意識できるようになりました。
■“こども手帳”は、うっかり忘れ物が多い娘の救世主
手帳の後半の余白のページには、付箋を使って持ち物リストのページを作りました。学校に持っていくものが書いてある付箋を右ページに用意しておき、その日持っていく必要があるものを左のページに移動させてチェックリストを完成。そのリストを見ながら準備することで、忘れ物を防ぐことができます。
このリストを作ってからは、日常の準備には一切手を出さないようにしました。そのおかげで、娘は準備を、自分の責任で行うようになりました。万が一忘れ物をしても、母のせいにすることはありません。そして、忘れ物をしたときは正直に先生に報告して、予備を貸していただくこともできるようなりました。
■“こども手帳”を丸一年使ってわかった、向いていないこと
こうして“こども手帳”を使って一年が経ちました。この一年、どうしてもうまくいかなかったことがありました。それは“日記をつける”ことです。
立命館小学校の事例にならい、娘にもA5サイズの「ほぼ日手帳」を用意しました。小さな文字を書くことができない娘には、一日一ページがちょうど良いと感じたこと。さらに、毎日日記を書くというルーティンを設けることで、手帳に向き合う習慣をつけていこうと考えたからです。
ところが、「日記書いたの?」「あ、忘れてた」というやり取りが徐々に増えていき、親子ともにストレスを感じる結果になってしまいました。
そこで娘と話し合い、2018年の手帳では日記を書かずに、スケジュールと持ち物リストだけで続けることになりました。一日一ページが必要なくなるので「ほぼ日手帳」は卒業して、「無印良品」の再生紙クラフトデスクノート(スケジュール)・マンスリーを購入。この手帳はマンスリー+余白のみの組み合わせなので、シンプルなところが目的にあっています。
「無印良品」のお店でノートを購入した後、店内のスタンプコーナーで自分仕様にカスタマイズ。新しい手帳に娘はウキウキです。今年からはマンスリーの予定も自分で書くことになりました。
さて、今年はどんな手帳に育っていくか、親子で楽しみながら続けていきたいと思います。
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一級建築士/ライフオーガナイザー 和田さや子
ブログ:子育て世代・共働き夫婦のための「片づけに悩まない家づくり」