おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。
新築やリフォームの際に役立つ、収納のプランニングのコツをお伝えする”カタチ”シリーズ。
これまでの”カタチ”シリーズ:
・一般的な押入れは布団収納に不向き!? 本当に使いやすい「布団収納のカタチ」
・思わぬ失敗? を防ぐ3つのケーススタディ「対面カウンターキッチンのカタチ」
・温度を味方につけると、もっと片づけやすい家になる!「温度環境のカタチ」
・どれでも同じ?本当に使いやすい「クローゼット扉のカタチ」
今は和室を作るおうちも減り、洋室のベッドで寝る人が増えました。毎日、布団を上げ下ろしする必要がなくなるので押入れは不要!と思いがちです。でも、実際は季節外の掛け布団や、客用布団を収納するスペースが必要ですよね。
押入れがなくても、布団をストレスなく出し入れしたい。クローゼットの一部を布団収納にピッタリのスペースにする「収納のカタチ」について考えてみました。
■布団収納に必要なサイズは何センチ?
シングルのお布団は、敷布団を3つ折りにして収納することが多いと思います。3つ折りにすると、だいたい大きさが100×70cm。掛け布団も4つ折りにすると、だいたい同じくらいのサイズになります。
■クローゼットの奥行きをやや広めにしてみる
クローゼットの奥行きは60cmほどが一般的。これは男性の洋服の肩が当たらずに入る寸法。このままだと、たたんだ布団をそのまま入れることはできません。
一般的な押入れの奥行きは80cmほど。お布団を入れるにはピッタリですが、クローゼットにしては奥行きが深すぎて、微妙にスペースが余ってもったいないですよね。
ここは間をとって、奥行き70cmにしてみるのも一案です。
クローゼットに余裕がある分、「impress&organize」のコーディネートフック をつけて、クローゼットの手前にコーディネートスペースを作るというのも素敵ですね。
■ウォークインクローゼットに布団棚をつけてみる
ウォークインクローゼットは、洋服をしまうだけの場所ではありません。レイアウトを工夫することで、一部を布団収納専用スペースにすることもできます。
3畳のウォークインクローゼットを例に収納レイアウトを考えてみました。
横入りの場合
縦入りの場合
洋服をかけるハンガーパイプと、布団棚をうまく組み合わせて、3畳のウォークインクローゼットをフル活用できますね。
いかがでしょう?
おうちの間取りにぴったりくる、クローゼット兼布団収納は見つかりましたか? 気温が下がってきて、布団も衣替えの季節です。これを機に、必要な布団の枚数の見直しもオススメです。
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一級建築士/ライフオーガナイザー 和田さや子
ブログ:建築士×ライフオーガナイザー®と建てる“忙しくても片づく家”