おはようございます。
ライフオーガナイザーの都築クレアです。
夫の転職によって家族で関東に引っ越して1カ月、最近になってようやくリビングの椅子が揃いました。それまでどう過ごしていたかというと、処分予定の敷布団にブランケットをかけて万年床の雰囲気たっぷり(笑)。でも最初から新しい家具を揃えなかったからこそ気づけたことがたくさん!すぐに買わない、ありもので過ごして生まれた3つのメリットをご紹介します。
■メリット①生活動線を実感できる!
入居前は期待が膨らみすぎて、「大きくてもなんとかなるかも?」などつい自分に都合よく考えたくなることもありますが、実際に暮らしてみるとはそんな甘い考えは一瞬で消えます(笑)。
新居のレイアウトは、リビングの左側がベランダ、右側が洋室。TVからの距離がちょうどよく、椅子を置きたくなるような場所は、洗濯物を干すとき、洋室に出入りするときの生活動線になっています。
図面で想像していたとおり、いえそれ以上に、「ここに置く椅子次第で、かなりのストレスになる」と実感しました。その結果、それまで捨て切れなかったいろんな選択肢はすっかり消え、「やっぱり折りたためる椅子にしよう!」とあっさり決まったのです。
■メリット②ありのままの行動パターンが見えてくる
前の家ではソファーのカウチ部分が人気スポット。夫が寝てしまうことも多かったので、引っ越しを機に椅子中心の生活にできたら、という淡い期待があったのですが、人の習性はそんなに簡単には変えられませんね(笑)。朝晩敷き布団の上に転がる子どもを見ているうちに、カウチが、「寝起きが悪い、ちょっと熱が……」なんてときに便利だったことを思い出しました。
それに週末ともなれば子どもが“パーティー”と称してはピクニックのようにシートを広げてお菓子を食べたがったり、みんなで寝転がって映画を見たりと、寝転ばずにはいられない自分たちの習性が見えてきました。そんなわが家には折りたためる椅子に、簡単に広さを変えられるような寝転びスペース、自由度高めの組み合わせが良さそうです。
ちょうどこれからはキャンプも楽しみたいと考えているところだったので、寝転び用と兼用で、キャンプ用品のインフレターマットを2つ用意することが決まりました。
■メリット③焦りがないから、合わないものは諦められる
引っ越し前に目星をつけていた椅子の候補たちも、暮らして感じたことを基準に見てみると2つまで絞られて、そのうちの1つを見に行くことになりました。
いざ座ってみると、結果は少し期待外れ。でもわざわざ足を運んだだけに、「もう買ってしまいたい」という衝動も少し湧いてきます。現に夫は「せっかく来たのに手ぶらで帰るなんて!」となんだか納得がいかない様子(汗)。ここで何もない中暮らしていたら、早くなんとかしたい気持ちの方が勝って、「もうこれで!」と言っていたかもしれません。
でも見た目はともかく(笑)、一応くつろぐ場所はあるのでもう少し待ってもらって、後日「もうこれでダメなら後がない」という最後の候補のもとへ。粘ったおかげで、折りたためる上に座り心地も良く、見た目のテイストも合う、理想どおりの椅子に出会えました(笑)。
今は折りたためる椅子2脚(ニーチェアエックス/ニーチェアエックスロッキング)と、寝転びシート2つ(コールマンコンフォートマスターインフレータマット)を気分や状況に合わせて使い分けています。
わが家の場合、平日のリビングなら椅子1脚に寝転びシート1枚で十分、このあとはブランケットやクッションでさらに居心地をアップさせていく予定です。
椅子もシートも簡単に移動させられるので、すべてを端に寄せて、子どものフリースペースにすることもできます。先日風邪をひいて別々に寝るというときには寝転びシートを2枚並べてお泊まり気分で過ごしました。これならいろいろな組み合わせで使えそうです!
ちなみに椅子は5歳の娘でも自分で折りたたんだり、広げたり、他の部屋に持って行ったりできるくらいの軽さ、紐をかければ自立できるのも魅力です。
1つめの候補だった椅子の購入を見送ったときには納得がいかない様子だった夫も、今では無言で椅子を撫でるほど気に入っている様子(笑)。少々不便を強いてしまいましたが、長く使いたいので、納得して選べて良かったなと思っています。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
【実録】引越しシリーズの記事はこちら:
・【実録】夫が転職で引越し!ハードスケジュールの物件探しの末に選んだカタチとは?
・【実録】夫が転職で短期の単身赴任!メリット・デメリットは?
・【実録】買取り総額3万円超!引越しを“手放しのチャンス”に変えた3つのポイントとは?
・【実録】知らずに大失敗!「引越し前にやっとけば良かった!」と後悔したこと
ライフオーガナイザー都築クレア
ブログ:クレアの観察日誌「少し毒があります。」