おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
素敵な家にないものといえば、“生活感”。とはいえ、そこで暮らしていれば、生活を感じるアイテムがあるのは当然のこと。生活感を感じないのに使いやすい収納ワザを、インテリアコーディネーターでもある徳島県板野郡在住のライフオーガナイザー、竹内真理さんに伺いました。
目次
■ピンチ+画鋲で、かける&はさむの二刀流収納
壁に何かをかけて収納するとき、よく使うのは市販のさまざまな種類のフック。ですが、竹内さんは、雑貨店などで購入できるアルミ製のピンチの穴に画鋲を差し込んで固定し、オリジナルのフックとして使用しています。
「このフックの良いところはかけるだけでなく、はさむこともできること。カードをはさむ、アクセサリーや帽子、腕時計をかける……、とさまざまな使い方ができるのが魅力です」
■フリマでゲットしたカゴで、かける&入れるアクセサリー収納
アクセサリーは、リビングルームで見せながら収納している竹内さん。フリーマーケットでおもちゃと一緒に投げ込まれていたカゴを活用しています。「ブレスレットはポイっと放り込むだけ、ピアスもかけるだけでOK。使いやすくて、オシャレで気に入っています」
この状態を保つためには、定期的な見直しも必要。数が増えすぎて見た目にストレスを感じるようになったら、一部をすぐ下の棚に置いた「セリア」の「たまごケース」に移動します。カゴに収納できない、小さなアクセサリー置き場も兼ねているそうです。
■無垢板を載せるだけで、使い勝手&見た目がアップ
棚板の位置を自由に組み替えられて、さまざまな用途で活用できるワイヤーラックですが、棚板がデコボコして使いにくいと感じることもありますよね。竹内さんは棚板の上に無垢の板を置き、出し入れの際のストレスを解消しました。
「なんの変哲もないワイヤーラックやカラーボックス(下の写真)でも、天板に無垢の板を使うとナチュラル度がアップして、見た目も良くなりますよ」
■色と素材、量にこだわれば、出しっぱなしでもスッキリ
形や大きさの異なるアイテムが多いキッチンは、雑多な印象になりがち。ですが、竹内邸ではカトラリーもグラスも、キッチンカウンターに出しっぱなしにするなど、見せる収納を多用しているのに、ごちゃつきを感じません。「ポイントは、色みを絞ることと素材選びです。わが家は白やシルバーを基調に、黒や天然素材のナチュラルカラーをポイントに使っています。キッチン背面のオープン棚は、余白を多めの7割収納を心がけています」
■こまごましたアイテムは、まとめる&揃えるでもっとスッキリ
色や素材に注意を払っていても、こまごまとしたものがバラバラに置かれていると、いまいちすっきりしないということも。竹内邸では、トレイやカゴ、テーブルセンターなどに、似たアイテムをまとめて配置。整頓された印象を演出しています。「インテリアグッズが複数ある場合は、それぞれの雑貨の共通のカラーのファブリックなどを下に敷くなどして、一つにまとめて大きなかたまりにするとスッキリします。色のテーマは絞るのがポイントです」
生活をしていれば、生活感を感じるのは当然のこと。竹内さんの実践するちょっとした工夫を取り入れて、“ちょうど良い生活感”を目指してくださいね。
竹内邸をご紹介した過去記事はこちら:
・基礎化粧品の収納どうしてる? 美肌につながるベストポジションはここ!
・半間の押入れをクローゼットに。お気に入りの服が出し入れしやすい秘密とは?
・専用グッズは使いません!キッチンの収納力と使いやすさをアップする3つのアイデア
ライフオーガナイザー 竹内真理
ブログ:暮らしやすい家研究室
記事・写真:会田麻実子