おはようございます。
ライフオーガナイザー/ファイナンシャルプランナーの長谷部敦子です。
わが家は今、結婚10年目。結婚当初に買い揃えた家電のことが、気になり始める時期です。
■「そろそろかも」の心づもりが気持ちと財布に余裕をくれる
わが家の場合、家電の新機種にはあまり関心がないので、買い換えを検討するのは、壊れたor壊れそうになったタイミングです。壊れるタイミングは自分がコントロールできるわけではないので、ともすると急に大きなお金が動く家電買い換えは、ストレスに感じがち。だからこそ、コントロールできないものも、できる範囲でコントロールしておくことで、そのストレスを減らせるように心がけています。
そのできる範囲のコントロールの1つが、“買い換え時期を想定しておくこと”です。「家電の寿命は10年」というのが定説ですが、こんなデータもあります。
参考: 消費動向調査<二人以上の世帯> 第5表 主要耐久消費財の買替え状況(平成29年4月~平成30年3月)
もちろん現実はデータどおりにはいきませんが、「だいたいあと何年で買い換え」というイメージができているだけでも、気持ちと貯蓄の心づもりがぐっとしやすくなります。
■専用の貯蓄で備えるのは“即買い直す”家電だけに絞る
購入金額と使用年数のだいたいの目安がわかれば、
(購入目安金額÷使用年数)÷12カ月=毎月の家電積立額
で、毎月の必要な貯蓄額がわかります。あとは、それをコツコツ積み立てていけば、家電買い換えについてはかなり安心できますよね。
結婚当初は、わが家もこのやり方をしていましたが、家電の数が増えるにつれ、管理がめんどうに感じるようになりました。
現在は、壊れたらすぐに買い直さないと生活に支障をきたす家電を厳選し、それだけは、いつでもすぐに買い換えられる金額を貯蓄しておくようにしています。
何が生活に支障をきたす家電かは、ご家庭によって変わってくると思いますが、わが家にとっては「冷蔵庫」「洗濯機」「スマホ」がこれにあたります。なので、この3つについてのみを家電買い換え用として、他の貯蓄とは分けて確保しています。
壊れても、“ない”生活をしばらく楽しんでみようと思えたり、他のもので代わりができたりする家電については、特別費(毎月ではないけれど発生する支出)用の貯蓄から出すようにしています。もし、貯蓄が足りないようであれば、そのときは貯まるまで購入を先送りすることになります。
特別費用の貯蓄から用立てる過程で、「これは本当にこれからも必要か?」を改めて考え直す機会にもなりますね。
■使ったら補充!「これさえあれば」を確保している安心感
家電買い換え用のお金を使ったときには、設定した貯蓄額にできるだけ早く戻すために、毎月の貯蓄からも、ボーナスからも、優先的に補充します。
家電買い換え用の貯蓄は、わが家の場合、本当に必要最低限の額です。だからこそ、「買い換えたばかりだからまだ必要ない」と他の用途に回したくなったときにも、「これだけは確保しておかないと!」という気持ちになれます。
家電はあったら便利だけれど、すべての家電の買い換えについてしっかり備えておくのは少し難しく感じることも。だからこそ、「最低限これさえあれば暮らしは回る!」という最低ラインをしっかり確保しておくことで、安心を得られるようにしています。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
安心を得るための工夫についてはこちらにも:
・冷凍庫にあると安心♪ 子どもがお留守番をするときの空腹対策
・雨の日が続いても安心できる!温風で靴をスピーディーにカラリと乾燥「靴乾燥機」
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ライフオーガナイザー 長谷部敦子
ブログ:生き方デザイン練習帖