おはようございます。
元・片づけベタのライフオーガナイザー、会田麻実子です。
クリスマスや年末年始の帰省など、子どもたちのおもちゃが増えがちなこの時期。嬉しそうな子どもたちの様子に胸があたたまる一方で、おもちゃの置き場所や管理に頭を悩ませている人も少なくないのではないでしょうか。わたしもかつてはその一人でした!
■おもちゃ収納、こんなことに困っていました
ほんの数年前まで「6ポケット(子ども一人に対して、両親・両祖父母の合計6人の財布がある状態)」どころか、おじ・おばを含めた「10ポケット」だった息子。年末年始はもちろん、一年を通してなにかと子ども関係のものが増えやすい環境でした。しかも、当時のわたしは自分自身のものですら管理ができない状態で、家の中はしっちゃかめっちゃか。
息子自身もおもちゃを手放すのが苦手だったので、おもちゃは増える一方。新しいおもちゃが入ってくるたびに、何かを捨てなくてはと四苦八苦する生活をしていました。
(2011年の様子。少し管理できるようになってきた頃)
■戦うべき相手は、息子ではなく収納スペースでした
転機になったのは、おもちゃスペースの上限を決め、息子にも伝えたこと。それまでは、「おもちゃを手放さない“困った”息子をなんとかしなければ」と、わたしが一方的に息子に戦いを挑んでいるような状態だった気がします。
けれど、収納スペースの上限を決めてからは、戦う相手が「収納スペース」に変化。新しいおもちゃが入ってくるたびに、「置き場所がないけれど、どうしようか」と息子と相談するように。わたしは息子の希望をできるだけ叶えられるよう、効率的に収納できるアイデアを提供する“仲間”になりました。
そんなやりとりを続けるうちに息子の収納に対する意識が高まり、いつの頃からかおもちゃを買う前に自ら置き場所を考えるように!予想していなかった変化に驚いています。
■現在のおもちゃスペースはこんな感じです
現在、息子は小学校6年生。おもちゃスペースは、半分以上を本が占めるようになりました。本が増えたことで棚に収まりきらなくなったおもちゃがたくさん出ましたが、引き続きスペースの許す限り息子の思いに寄り添い、収納アイデアを提供するようにしています。
たとえば、「あまり遊ぶことはないけど、まだ持っていたい」というプラレールは、クローゼット下段のボックスにギューっと詰め込んで10割収納。なんとなく決められないものは取り出しにくいクローゼットの奥に置いたボックスにしまっています。
わが家のおもちゃの管理は、スペースの上限を決め、そのスペースに子どもと一緒に挑む姿勢をとることで、大きく変わりました。さらに、息子と戦うことをやめたことで、結果として息子自身も変化し、親子関係にも良い影響があったように思います。
考えてみると、わが家では夫とも同じような向き合い方をしていることに気づきました。
>>>脱ありがた迷惑?! 「迷惑」を「ありがとう」に変える「●●コーナー」とは?
大人でも子どもでも、「スペースの上限を決め、人を責めずにスペースと戦う」という方法は平和的な解決に導いてくれると感じています。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
おもちゃの管理についての記事にはこちらにも:
・片づけ好きのサンタさんからのお手紙?! それは、溢れかえるおもちゃスペースの救世主!
・3人姉弟のおもちゃ収納に悩んでいます…何かいい対策はありませんか?【教えて!ライフオーガナイザー(8)】
・おもちゃを捨てられない子。手放せるようになった秘密とは?
ライフオーガナイザー 会田麻実子
ブログ:小さく暮らす。