おはようございます。
ライフオーガナイザー/リユースオーガナイザーの佐藤美香です。
「高かった」「まだ使える」「思い出がある」などの理由で、なかなか手放せないでいる洋服はありませんか? 決心がつくまではとっておきたいものの、使わない洋服のために限りあるスペースが占領されてしまうのは不便ですよね。
手放す=捨てるではありません。手放した後の行先や、手放すための手順が分かれば、手放すことへのハードルも下がるかもしれません。実際に利用したことのある手放し先について、ご紹介いたします。
■スマホで簡単申込み 忙しくてもできる支援
最近はフリマやオークションなども、スマホを使って、個人でも簡単に売り買いができるようになりました。とはいえ、1着1着を梱包し発送することや、質問・メッセージに返信することを面倒に思う方も少なくないですよね。また、「購入時は高かった」「お気に入りだけど、サイズが合わなくなった」など、思い入れがあるだけに、いつまでも売れ残る、値引き交渉がくる、そういったことがハードルとなる方もいらっしゃいますよね。
その大切な洋服たち、世界の子ども達のための給食や教育、ワクチン等の支援に役立てるのはいかがですか?
リサイフクでは、「定価5,000円以上、購入から5年以内」という基準が設けられていますが、とても簡単な手順で支援することが可能です。
1.パソコン・スマホで申込み
申し込み後に届く自動返信メールので、送付先を確認
2.衣類を段ボールにつめる
段ボールは自分で用意。衣類は洗濯可能なものは、洗濯を済ませておく
3.近くの佐川急便に集荷を依頼
2箱までは着払いが可能(佐川急便のみ)。
この他にも、定価5,000円以上購入5年以内であれば、靴・バック・アクセサリー・その他装飾品も郵送することが可能です。
支援というと、とても大がかりなことをするイメージがありますが、自宅で申込から発送までを完結することができ、大切な洋服を役立てることができるのなら、とりかかりやすいですよね。
■買い物のついでに持ち込み 嬉しいおまけ
成長期の子どもの洋服は、サイズが合わなくなるのが早いですね……。汚れやほつれがあり、お下がりとして譲ることができないもの多いです。そういった洋服たちは、H&Mの衣類回収サービスがおすすめです。
H&Mでは、自社製品だけでなく、他社製品も持ち込みが可能な上、片方だけの靴下やシーツなども回収してくれます。持ち込まれたものは、状態により
REWER 古着として販売
REUSE 作りかえて再利用
RECYCLE 織物繊維として利用
され、袋に入れて持ち込むと、一袋につき1枚500円のクーポン券をもらうことができます。(一日最大2枚まで。3000円以上の買い物で利用可能)。わが家の娘たちは、このクーポンに大喜び。何か買ってもらえると期待しているようです(汗)。
(2022/4/4追記:現在は、次回のお買い物時に使えるデジタルクーポンが配布されています。詳しくは、「H&M」サイトの説明をご確認ください)。
先日持ち込んだ際には、私の前に、中学生か高校生ぐらいの女の子が持ち込みをしていました。安価でいろいろなものが手に入る時代だからこそ、ものが循環する仕組みの1つとして、若い子がこういったサービスを利用するのもいいものだなと思いました。
■地元に貢献 人とのつながりが嬉しい活かし方
私の地元では、週に一回自治会が資源回収を行っています。この資源回収では、衣類も受け付けていて、資源回収によって得た資金は、子ども会の運営資金になっています。地元の子どもたちの楽しみに変わると思うと嬉しいですね。
また、こういった回収で出してよいものか迷っていたフラの衣装(以前習っていました)は、地元作業所のイベントに使ってもらうことができました。楽しかった頃の思い出が詰まっていて、なかなか手放せないものでしたが、喜んで使ってくださる先が見つかって良かったです。
無理に手放す必要はありませんが、どんな方法があるか知ることで、気持ちよく手放せる場合があります。自分が家に持ち込んだものだからこそ、自分が手放しやすい方法を見つけるまで、しっかり向き合うのもいいのではないでしょうか。
「売る」「捨てる」以外の衣類の手放し方はこちら:
・「時間を生み出すヒト・モノ・コト」古着deワクチン(前編)〜捨てられない人必見!不要になった服を“人のために使う”仕組み
・「時間を生み出すヒト・モノ・コト」古着deワクチン(後編)〜衣類を手ばなす罪悪感を、社会に貢献する満足感に変えたい
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 佐藤美香
ブログ:愛家