おはようございます。
ライフオーガナイザーの梅野優子です。
ものをしまうときの扉の開け閉めが面倒で、ついそのまま置きっぱなし……いつのまにか散らかっている!ということ、ありませんか?
実は私がそうです(笑)。でも、見た目がごちゃごちゃしているのもイヤ。そんな矛盾が解決できた、わが家のキッチン背面収納の簡単DIYをご紹介します。
■扉を開けるのが面倒、見えないと忘れる… どうすればいいの?
わが家は築28年の中古住宅。
既存のキッチン背面収納には観音開きの扉がついていました。
・扉の開け閉めが面倒で、使ったものを元に戻せず散らかる
・扉を閉めて隠してしまったら、その存在を忘れる
・忘れないように見える収納にして見た目がゴチャゴチャするのもイヤ
と、理想と行動特性が矛盾だらけで、ストレスを感じていました。
中でも困っていたのは、扉の開け閉めが面倒で、使ったものを元に戻せずに散らかることでした。
■ワンアクション収納と最短動線で散らかりにくく
「じゃあ、扉がなければいいのでは?!」とDIYすることに。目指すのは、「扉の開け閉めの面倒を減らすこと」と、「見た目のゴチャゴチャ感をなくすこと」です。
使った材料はこちら:
・リメイクシート45㎝×180㎝:8本(ホームセンターで約1600円)
・L字金具(小):6個(ホームセンターで約1200円)
・アイアンブラケット:2個(セリアで216円)
最初に、上部の扉を撤去しました。私は背が高く、上部の収納のほうが使い勝手がよいからです。一番上はさすがに手が届かないので、一段棚を減らして、使用頻度の低い防災備蓄品や季節ものをカゴに入れて収納しました。
手が届く下2段は、コーヒーマシンのそばなので、カフェ関連のものを集めて最短動線に。キッチンで音楽を聴きながら家事をすることも多いので、左側の下2段はミュージックコーナーにしました。プレーヤーの上にある2つのカゴにはCDが入っています。
棚板も含む背面収納本体には、リメイクシートを貼りました。見た目のゴチャゴチャ感を抑えたかったので、落ち着いた色と柄をセレクト。
リメイクシートとは、裏面がシール状になっていて、カンタンに貼ってはがせる、お手軽DIYグッズ。壁面にそのまま貼り付けたり、棚板をくるっと包むようにシートで覆ったりするだけで、がらりと空間のイメージを変えられる便利なアイテムです。
一番下の段にはティーポットなど背の高いものを置きたかったため、棚板の位置を変える必要がありました。ちょうどいい位置にタボ穴がなかったため、L字金具を下段の棚受けとして使いました。
右側下段は、前面のみ飾りもかねてアイアンブラケットにしました。
リメイクシートの効果もありますが、ここに置くもののカテゴリーを絞ったため、見た目の統一感も出て、よりゴチャゴチャ感が抑えられました。
■使ってみてさらに改良。見た目もアップグレード
「棚下にカップを置くだけにしたい」など、使っているうちにもっとラクな形が見えてきて、さらに棚板を増設することにしました。
使った材料はこちら:
・棚板 20cm×90cm(ホームセンターで約700円)
・L字金具 2本(ホームセンターで約300円)
・貼ってはがせる壁紙シール「Hatte me(ハッテミー)」 65cm×2.6m(購入当時、送料込で5,776円)
背面には、既存の壁紙の上に貼るだけでOKというお手軽壁紙「Hatte me(ハッテミー)」を使い、見た目もアップグレード。L字金具を両端の支えとしてカップをのせる棚板を壁面に取り付けました。
総額約1万円(かかった時間は約3時間)のDIYのおかげで、片づけやすいワンアクション収納が実現できただけでなく、片づけたくなるお気に入りのスペースになりました。
今はお手軽な資材も多く、ストレスを気軽に解消できるフレキシブルなところが気に入り、不器用な私でもDIYをする機会が増えました。
ストレスフリーを目指す一つの手段としてDIYという選択肢、意外とハードルが低いかもしれません。
扉を外すことでラクになる!収納実例はこちら:
・狭い洗面所の収納扉はあえて外す! 安心&楽ちん収納を実現
・扉はあって当たり前? 扉を取って収納率をアップさせよう!
・使い勝手の悪くなったキッチンの扉 外してイライラとさようなら!
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何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 梅野優子
ブログ : 働くママの心とお部屋の片づけサポート