おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。
娘が6歳の誕生日をきっかけに始めた“こども手帳”も、使い始めて丸2年になりました。最初の1年の様子をまとめた記事がこちら。
>>自立心を養う!小学一年生の娘と“こども手帳”の一年間
あれからまた丸一年がたち、“こども手帳”が娘の習慣として、無理なく身についてきました。
■リニューアルした“こども手帳”の全貌
1年目は「ほぼ日手帳」を“こども手帳”として使っていました。1日1ページ、毎日日記を書くというルールで手帳を習慣化しようとねらったのです。ですが、それが娘には合っておらず、負担になってしまいました。
そこで、2年目は「無印良品」の再生紙クラフトデスクノート(スケジュール)・マンスリー を使うことにしました。
この手帳の良いところは2つあります。
・リングノートになっているので、パタンと開きやすいところ
・紙の厚みがあるので、少々手荒に扱っても、よれることがないところ
手帳を変えたのとあわせて、使い方も娘が無理なく習慣化できるように変えていきました。
・日記をつけるのをやめた
・予定を自分で記入するようにした
親が口を出す回数を減らし、さらに自主性に任せるようにしました。日記を書くプレッシャーがなくなったので、毎日必ず手帳を開く必要はありません。本当に必要なときだけ開くようになり、“こども手帳”が、子どもにとっては“味方”になり、親にとっても“ストレス”ではなくなりました。
■“こども手帳”が続くには秘密がある
大人子どもにかかわらず「手帳が長続きしない」という人は多いですね。実は私自身も、手帳はまめにつける方ではありません。そこで、娘が手帳を開けざるを得ない仕組みを一つ入れました。
わが家のおこづかいは、お手伝いによるポイント制です。洗濯物たたみや、お風呂洗いなどをすると1pt。10pt貯まると100円もらえるというルールになっています。そのポイント管理のために、手帳を使うことにしました。
小さな丸シールがある日がお手伝いをした日です。10ptたまったら100円もらい、その日に100円と記入します。
このルールのおかげで、月の初めには手帳を開いて日付を記入する必要があり、ついでにスケジュールも記入するのが習慣になりました。
■親子で向き合う“手帳タイム”がコミュニケーション
「子どもの自主性に任せる」と言っても、ほっておいて習慣になることはなかなか難しいですね。“こども手帳”の使い方がわが子にあっているかを見直す“手帳タイム”は必須です。
・月の始め:その月のスケジュールを確認して書き込む
・年度始め:新年度に変わったことを一緒に考える(時間の使い方、新たに増えた持ち物)
・困ったことが起きたとき:忘れ物が多いなど困りごとが続くようであれば、それを防ぐために手帳が使えないか考える
日々の支度を手伝うことに手間をかけるのではなく、節目に時間をとることを重視しています。この時間が親子のコミュニケーションを生み、手帳の習慣化にも一役買いますよ。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
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一級建築士/ライフオーガナイザー 和田さや子
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