おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
この春、息子が中学生になりました。中学生になると教材の量が一気に増えると噂には聞いていましたが、実際は想像以上の量でした。中には、なんと8点セットなんていう教科も!
小学生の頃は忘れ物をすることがほとんどなかった息子も、中学では忘れ物を度々するように。そこで息子と相談しながら、「忘れ物をしない」教科書収納の仕組みを考えました。
■教科ごとに、分ける&まとめるのが極意
以前は教科ごとに分けることもなく、適当に積み重ねるだけ(上の写真)だった教科書収納。教科ごとにまとめるだけで使いやすくなりそうだということは、片づけ収納ドットコムの過去記事から学習済みです。
詳しくはこちらをどうぞ:
・中学生になる前にやっておきたかった! たくさんの教材を迷わず出し入れできる置き方
・【新高校生活準備】中学生活から高校生活へのスムーズな移行の秘訣は、中学入学時にあった!
問題は、どうやって教科ごとにまとめるか。ファイルボックスに立てる、仕切り棚に寝かす、背表紙に目印をつける……、いくつかの方法を息子に提案してみたところ、本人が選んだのは「教科ごとにファスナー付きケースにいれる」という方法。使ったその場でまとめてしまえばいいので、あとから分ける手間がいらないのが魅力です。
ケースでまとめているのは、教材の種類が特に多い主要5科目のみ。息子によると、ケースが多くなりすぎると、それはそれで分かりにくいそう。バッグの中や棚に置いていても分かりやすいよう、ファスナーの持ち手にネームホルダーをつけました。
■使い始めてわかった! ケースにまとめるメリット
教材一式をケースにまとめたことで、息子の忘れ物が減ったのはもちろんですが、予想していなかった変化もありました。それは、宿題のプリントが他の教科と混ざって行方不明、バッグの底に押しつぶされて行方不明といった、なくし物がなくなったこと。翌日の準備もケースごとバッグに入れるだけなので、あっという間に終了です。
さらに、教材を揃いのケースに入れたことで見た目のゴチャつきがソフトになり、息子が教材を床に放置していてもさほど気にならなくなりました。これはわたしにとっては、とても嬉しい変化でした。
■「無印良品」の「ナイロンメッシュ書類ケース」を選んだ理由
ケース選びの際には、ファスナーがI型やL型のソフトメッシュケース、「無印良品」の「ナイロンメッシュ書類ケース」を候補にしていました。
検討したポイントは、
①A4のフラットファイルが入るか
②教材の出し入れはしやすいか
③お財布に優しいか
の3つ。
残念ながらすべてを満たすものはありませんでしたが、やはり大事なのは使い勝手。ファスナーがコの字に開いて出し入れしやすく、A4のフラットファイルが入る「ナイロンメッシュ書類ケース」を選ぶことにしました。
■収納方法は、使う人の意見が最優先
教科書収納の方法は、さまざまなやり方があります。正直に言うと、息子の選んだ「ファスナー付きケースにまとめる」という方法は、わたしだったら絶対に選ばない方法です。息子が「これがいい」と言った時には、「まさかこれを選ぶなんて!」と心底驚いたというのが本当のところ。
けれど、フタを開けてみれば、何の問題もなくスムーズに使いこなしている息子。彼には合っている方法だったことを目の当たりにすると、「息子をわたしの枠にはめてはいけないな」「息子の片づけの主役は、息子自身なんだな」と改めて感じている次第です。
中学生の暮らしを整える記事はこちらにも:
・学校の年間予定を書き写した手作りカレンダーで、中学生の“時間意識”を育てる
・ものの取捨選択の方法も学ぶ?! 中学校の家庭科での片づけの授業内容をご紹介!
・【中学卒業】新生活を迎えるための恒例行事?! 子ども部屋の片づけビフォーアフター
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会田麻実子
ブログ:小さく暮らす。