おはようございます。
ライフオーガナイザーで、現役会社員でもある手塚千聡です。
息子は今年から小学生。初めての小学校生活について、先輩ママから様子を聞いていたものの、具体的にどんな暮らしになるか、始まってみないとまったく予想ができませんでした。
今日は、そんななか「収納を整えることを焦らない方がいい!」と思った、わが家の体験談をご紹介します。
■初の小学校生活は始まってみないとわからないことだらけ?!
初めての小学校の入学準備は、それなりに情報を取りながら順調に進めてきました。先輩ママたちから「ラン活は8月までが勝負よ」と聞いては遵守し、進学先の学校から必要な用品リストが届くと、迷わずハンドメイド品のウェブショップ「minne(ミンネ)」や「creema(クリーマ)」を活用し(笑)。学習スペースも、書きものが好きな子どもたちにダイニングテーブルを占拠されないように、以前から早々に設置していました。
※参考にしたのは建築士でもあるライター和田のこの記事
>>>リビング学習にオススメのカウンタースタイルは、“差尺”が集中力アップのカギ。
かさばる子ども用のダイニングチェアを兼用できて助かりました。
デスクの両サイドには、元々使っていた「無印良品」の「スタッキングシェルフ」を設置。卒園前は、机で使うものと幼稚園バッグ類をしまっていましたが、小学校入学後は、ランドセルや教科書、学用品などを収納する想定でした。
ランドセルが届いた頃から、収納スペースも小学生仕様に整えようと思い立ちました。「ランドセルはどこにしまおう?」「プリントは多いらしいから、引き出しがあると便利かしら?」とか。
ところが、考えても答えがいっこうに出てこず弱りました。それはそうですよね。通ってもいない学校で、どんなふうにプリントが出るとか、うちの子どもがどんなふうにランドセルをしまうのが便利か、なんてわかるわけもありません。
それでも片づけのプロでもある身としては、ついつい「ああしよう、こうしよう」と脳内シミュレーションを重ねていました。でも本当に“脳内”でよかった(笑)。フタをあけてみると想定外のことばかりでした。
■想定外収納あれやこれや:ランドセル、プリント、お食事マット
まず想定外だったのはランドセル収納。幼稚園時代は複数ある園バッグ、習い事バッグを下段に入れた「無印良品」の「ソフトボックス・長方形・大」に入れていました。子どもたちには出し入れしやすいし、親にとっても多少入れ方が雑でも見えないのでお気に入りの収納方法。ボックス購入時には、ランドセルのサイズもあらかじめ確認済みで、「小学生になっても使い回せるし」と賢く買い物をしたつもりでいました。
ところがいざランドセルを入れてみると、ランドセルの向きにより引っかかることがあり、息子もちょっとやりにくそう。
あれこれ試してみましたが、結局入学からしばらく経ったころ、息子が「学校の僕のロッカーは下の段だから、家でも同じように入れるのがいいかな」との申し出が。ここでようやくランドセル置き場と置き方が決まりました。
幸い「ソフトボックス」は、幼稚園時代は重宝しましたし、今も隣のシェルフを整理し、習い事バッグや週末持ち帰るものの置き場として使えているので、無駄にはなりませんでした。それでもやっぱり始まってみないとわからないものです。
プリント類にも想定外が!小学校のプリントは量が多いらしいと聞いていたので、引き出しにするか、それともボックスを置こうかなど、こちらも脳内シミュレーションを重ねていました。
ゴールデンウィークが明けてから配られたのは、宿題のプリントを綴じておくファイル。家庭で収納方法を考える必要もなく、「このファイルに綴じて自宅で保管しましょう」という学校指定があったのです。プリント収納は完全に脳内シミュレーションで、購入したものもありませんでしたが、「こんなこともあるのね」と、やっぱり先走り収納プランは危ういと思いました。
使い終わって残さないプリントやお手紙は、中段の「IKEA」の「TJENA ティエナ」に入れています。
参考にしたのはこの記事です。なるほど!ですよ。
>>>ランドセルの底のぐしゃぐしゃプリント撃退!1アクションで子どもも“できる”プリント管理
>>>【小学校入学準備】ランドセルや教科書の置き場所の次に作っておきたい“おわったプリント入れ”
もうひとつは、給食のときに使うお食事マットとマスクの収納。長らく洗面所の引き出しひとつに、幼稚園の食事マットやコップ袋、ハンカチを入れていました。子どもたちがもっと小さい頃、洗面所で身支度を手伝いながら、その場で着替えも含め園の荷造りをするのが便利だったからです。※詳しくはこちらの記事を。
>>>小さい子どもでも自分で身支度できる! 洗面所収納3つのポイント
小学生になったら「ランドセルに必要なものを入れるとき、マットとマスクだけ離れた場所にあるのは不便かしら」と、シェルフに置けるような収納を考えていました。でもこちらも想定外。これは“息子が”ではなく、洗濯ものをしまう私がめんどくさくて。洗面所だと一歩も動かずに引き出しにしまえていたものが、ダイニングテーブルの向こう側のシェルフに置きに行くのが嫌だと思ってしまいました。
結局、息子が「洗面所から取ってくるのは手間でもなんでもない」ということで、元どおり洗面所の引き出しにしまうことで一件落着しました。
■予想できないなら様子をみる!仮置きスペースの準備はおすすめ
商業的にも新生活需要はありますから、なんとなく準備は早め早めとそわそわしがち。新生活だからこそ、始まってみないとどんなふうに暮らしが回り、どこに何があると便利かなんて見通しきれない!そんなことを改めて実感しました。
今はSNSなどで情報も溢れていますが、学校にはその学校特有のローカルルールも多いもの。前段の息子のプリント用ファイルもそうですし、子どもの好きなキャラクターの文具で揃えたら、キャラクターNGの学校だったなんてことも耳にします。
私の場合、収納の脳内シミュレーションは半ば趣味のようなものなのでいいとしても、早々に収納用品を揃えたり、モノの住所をしっかり決めたりしなくて本当によかったと思います。無駄なものを増やしてしまいますし、収納は仕組みを一度しっかり決めてしまうと、組み替えるのは面倒ですし、時間もかかりますものね。
とはいえ、しまうところが何もないと、散らかり放題になってしまいそう。お子さんに元に戻す習慣がつきませんし、忘れ物も心配です。
そこでおすすめなのは、仮置きスペースのみを準備しておくこと。わが家の場合はデスクライトを上部につけるために、両サイドのシェルフを使い回していたので、そこが仮置きスペースになりました。通常なら、既存の収納スペースを一部空けるとか、ダンボール箱を2つ、ランドセル用と教科書、学用品用に用意しておくで十分だと思います。
※家にある「IKEA」の「SKUBB」で仮置きスペースのイメージを作ってみました。「SKUBB」は、使わないときにはフラットに折り畳んでおけるので、こんな風に一時的な収納場所に使うのにも重宝します。この“仮置きスペース”。収納家具を迷いに迷って、なかなか購入できない!という方にもおすすめの方法です。
仮置きを経て、新生活の全貌が見えてきたちょうど今頃の時期、お子さんと「どんなふうにしまうと使いやすいか」を一緒に考えてみてはいかがでしょうか?「片づけ収納ドットコム」には、バラエティに富んだ収納アイデアが見られますので、チェックしてみてくださいね。
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ライフオーガナイザー 手塚千聡
ブログ : 不機嫌にならない暮らし~会社員ワーママの、ラクしてシェアして、時間を生み出す暮らし術~