おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
中学・高校と進学のたびに悩ましいのが「学校のプリント整理」。わが家にも、大学2年生の長男と高校3年生の長女がいますが、2人とも自分の納得できる整理方法がまったく違いました。そんなわが家の2人の学校のプリントの整理方法を2回に分けてご紹介します。
■整理をしない『「超」整理法』とは?
長男のプリントの整理方法は、中学・高校と一貫して変わりませんでした。その方法は、『「超」整理法』の著者・野口悠紀雄氏の、整理しない整理法、押し出し方式です。
学校でもらう大量のプリントは、整理することなく1つのクリアファイルに入れるだけ。新しいものを上に重ねて入れていくことがポイントです。上に重ねることで、自然と時系列に並んでいきます。
必要なプリントは、ここから取り出し、使い終わるといちばん上に重ねます。こうすることで、使わなかったプリントは、自然と下にたまっていきます。クリアファイルに入らなくなったときが整理時期。年に2〜3回程度、押し出し方式で取り出します。
■いちばん面倒な作業は「分ける作業」
見た目は気にならない、そんな長男が使っていたこちらのクリアファイルの使用歴は6年。ボロボロです。
整理することに労力と時間を費やすのは、できるだけ避けたいと考えていた長男には、この方法はピッタリ。必要ないプリントも毎日持つカバンの中に入っています。「毎日カバンに入ってると重たいじゃん」、そんな私の問いに、「別に気にならん。それより分ける方がめんどくさい」と返答。
ただ、長男のカバンをのぞくと、いつもカバンの手前の同じ位置にプリント用クリアファイルがありました。どうやら、カバンの中の「クリアファイル」も、クリアファイルの中の「プリント1枚1枚」も定位置が決まっているようです。
「ここにある」から「失くならない」。この安心感があることで、プリントを使うときの取り出す手間、そして持ち歩くことは、めんどうな作業ではないようなのです。
■「必要かも?」は、判断できるまで置き換え収納
学校のプリントはこの管理の方法で、整理のストレスがなかった長男。ただ、クリアファイルから押し出されたプリントは、机の上にそのまま放りっぱなしになっていました。
ここでも、分けるめんどくささと時間をかけたくないことが、一目瞭然。中学・高校ともに1年生の間はプリントの重要度がわからないので、捨てることに不安があり、“とりあえず置き”が、放りっぱなしの要因のようでした。
その対策として、カバンから押し出されたたプリントの置き場所を作りました。場所は、リビング学習のわが家の教科書置き場の下のケースです。
教科書置き場所の詳細はこちらをどうぞ:
>>>中学生になる前にやっておきたかった! たくさんの教材を迷わず出し入れできる置き方
クリアファイルにいっぱいになったプリントの下の部分をこちらに移すだけです。
1年経てば学校にも慣れ、重要プリントが理解でき、要・不要の判断も明確になっていきます。このケースがいっぱいになる頃には、必要なものだけを取り出し、それ以外は一括して捨てていました。移し替えるだけの分けない収納方法で、最終的な要・不要の判断をする整理の場所となっていたようです。
そんな兄のやり方は、現在高校2年生の娘からすると「ありえん」と言います(笑)。「ちゃんとしたい」気持ちが大きい娘。ボロボロで見た目も気にしないクリアファイルを使ってる、溜め込みに見える兄の方法は、「ありえない」となるようです。
でも、ちゃんとしたいのに散らかるのは、実は娘の方でした。
それでも、自分にあった方法が見つかると、プリント管理はストレスなくできるように。娘なりの「ちゃんとしたい」は、兄と違って、すぐに取り出せるシステムでした。兄からすると、「ちゃんとしてる」を決めつけている妹に、「結果を見ろ」(笑)と一言、よくケンカになっていました。兄妹ケンカがなくなった今からすると、懐かしい思い出ですね。
娘の学校のプリント管理方法は、次回ご紹介したいと思います。
学校のプリントの管理法のアイデアはこちらにも:
・ランドセルの底のぐしゃぐしゃプリント撃退!1アクションで子どもも“できる”プリント管理
・子どもが自分で片づけられる! 置きっぱなしになりがちな学校プリントの整理・収納方法
・小学生はじめてのプリント管理。子どもの「どうすれば?」を親子で片づけてみよう!
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ライフオーガナイザー 秋山陽子
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