IKEA「メトード」でキッチン収納をカスタマイズ。やってよかったこと、やればよかったこと


おはようございます。
ライフオーガナイザーで現役会社員でもある手塚千聡です。

今日は、今の家に越してきた4年ほど前に導入した、「IKEA」の“カスタマイズできる”キッチンシステム「METOD(メトード)」について、“やってよかったこと”、“やればよかったこと”をご紹介します。

■わが家のキッチン収納事情と「IKEA」キッチンの満足度

わが家は対面キッチンで、背面収納がリビングダイニングから丸見えになるタイプ。生活感が出すぎないように、食器はもちろん、家電もゴミ箱も、なるべく隠してしまいたいと考えていました。ただ、背面スペースは、キッチン裏の部屋が張り出していて、凹凸があり、マンションのオプションプランや既製品ではなかなか希望に合うものを探せませんでした。

IKEA「メトード」でキッチン収納をカスタマイズ。やってよかったこと、やればよかったこと

引っ越しの際に何度か「IKEA」に足を運ぶうちに、「これいい!」と思ったのが「METOD(メトード)」というキッチンシステム。

収納の部材やデザインを豊富な選択肢から選べるのが魅力で、一般的なオーダー収納に比べると「コストも抑えられそう」と導入を決めました。自分で組み立てるイメージの強い「IKEA」ですが、施工サービスがあるのも決め手でした。

「METOD(メトード)」には、シンクやコンロなどのキッチン設備もありますが、わが家は背面収納のみ取り入れています。冷蔵庫上収納とその横にハイキャビネット、さらにその横に食器類をしまう引き出し収納と、作業台として使えるワークトップをしつらえました。

IKEA「メトード」でキッチン収納をカスタマイズ。やってよかったこと、やればよかったこと

背面は壁が張り出しているのに、冷蔵庫から奥の食器棚スペースまでの前面が揃いました。希望どおり家電やゴミ箱など、すべて扉内に物がしまえています。作業台スペース上は、「IKEA」とは別に、自分で棚柱をつけてオープン棚シェルフにしています。

IKEA「メトード」でキッチン収納をカスタマイズ。やってよかったこと、やればよかったこと

IKEA「メトード」でキッチン収納をカスタマイズ。やってよかったこと、やればよかったこと

床との接地面は、蹴込み板を前面に張り、脚部が見えないだけでなく、ゴミが入り込まないので掃除も楽ちんです。壁面に固定しているので、転倒の心配もないのも気に入っています。

IKEA「メトード」でキッチン収納をカスタマイズ。やってよかったこと、やればよかったこと

オーダーしてから約4年、毎日ヘビーユースするなか、今でも「IKEA」を選んでよかったと満足しています。

ただ、それなりに手間や時間もかかりました。たくさんの種類の中から、どんな部材やデザインを選んでいくか、レイアウトをどうするか、自分たちのニーズとどこで折り合いをつけていくか…等々。

これから検討される方に向けて、わが家の経験から“やってよかったと思うこと”、“やればよかったと思うこと”をそれぞれご紹介します。

■「IKEA」キッチン収納導入:やってよかったこと

「背面収納で何を叶えたい?」リストをつくる

「さぁ始めよう」と思っても、どこから始めていいかイマイチわからない。「まずは店に行ってから」とも思いましたが、結局最初にやったのは、「背面収納で何を叶えたいか」を洗い出すリストづくりでした。

収納したいものは何か、どんなスペースを作りたいか、どんな印象のスペースにしたいかなどを思いつくままに。その上で、実際に店舗のショールームを見ながら、「こんなこともできるならやってみたい」とリストに追加していきました。

「IKEA」に行くのは大好きですが、週末小さい子どもを連れてとなると結構時間もかかり、ひと月に何度もというのは正直厳しいという事情がありました。

このリストづくりを最初にしておいたことで、ショールームに行っても、見るべきポイントが絞れていました。“わが家のニーズの整理”は、やたらと時間を費やさないためにも、あらかじめやっておいてよかったと思います。

ショールームのスタッフにアドバイスをもらう

何度かショールームに行きましたが、売り場のスタッフのアドバイスがすごく参考になりました。

たとえば、収納の引き出し前部を付けないデザインに惹かれていましたが、スタッフの方から「埃や汚れが侵入しやすいという問題はありますよ」とデメリットを教えてもらったこと。

迷った結果、実用性を優先して、アドバイスどおり前部の部材を付けることにしました。引き出しの中をこまめに掃除する時間のないわが家には、最良の選択だったと思います。

IKEA「メトード」でキッチン収納をカスタマイズ。やってよかったこと、やればよかったこと

※写真の引き出しは、当初検討していたもののイメージです

そのほか、レイアウトを検討する際、「張り出した壁の角を中心に、左右のスペースを考えるのがおすすめ」とさっと図面を引いてもらったこと。夫と私は、収納スペースを端から埋めることしか考えていませんでしたので、まさに“目からウロコが落ちる”思いでした。

ワークトップや扉の材質を選ぶときも、好みだけではなく、メリットデメリットがあるものなので、どんどん質問をするのがおすすめです。

ちなみにわが家では、扉や引き出し前部に「VOXTORP(ヴォックストルプ)」という取手一体化のものを選びました。
※今は仕様が「ハイグロスタイプ」に変わっていますが、わが家の購入時は、もう少しマットな質感でした。

デザインは今でもお気に入りですが、最近は少し汚れが落ちにくくなったという実感も。ただ、購入当時に実用性最優先ではなく、デザインも含めて選んだものなので、「許容範囲だわ」と不満を感じるほどではありません。

収納をシミュレーションする

「METOD(メトード)」キャビネットの幅は「40㎝」「60㎝」「80㎝」の3種類のみ、奥行きは「41.5㎝」「60㎝」の2種類のみです。
※奥行きはレールや扉を付けると、それぞれ「45㎝」「65㎝」になります。
※「キッチンプランニングガイド」の15ページに、わかりやすくまとまっていますので、ご参照ください。

キッチンのスペースに応じて、おのずと選択肢は絞れてきますが、引き出しの高さを決めていくには、今持っているものをどうしまうかをシミュレーションするのが効果的でした。

食器収納の引き出しについては、実際に採用するサイズの紙に、持っている食器を並べていきました。「一軍食器」「コップ類」「二軍食器」「丼や鉢類」…というように、使い勝手のいい分け方を想定して実際に分けてみました。

IKEA「メトード」でキッチン収納をカスタマイズ。やってよかったこと、やればよかったこと

わが家の場合、幅と奥行きはスペースの都合ですぐに決まったので、実際に食器を置きながら、残る「引き出しの高さ」のあたりをつけていきました。

家電をしまうハイキャビネットは、大型のものへの買い換えも想定して、ゆとりを持たせて棚や引き出しの数を決めていきました。大きなスペースは収納用品で区切れるので、なるべく細かく区切らないように。

このようにある程度具体的にシミュレーションしたことで、収納に合わせて物をしまうことができ、施工完了後、物をしまうのに時間がかからなかったのを覚えています。

サイズがピッタリでなくてもあきらめない

キャビネットの幅について、先ほど3パターンのサイズがあるとお伝えしましたが、この幅がぴったり収まらなくてもやりようはあります。

たとえばわが家の場合、背面壁の張り出しているスペースの幅は111.5㎝。最大限に収納スペースを作るなら、「60㎝」と「40 ㎝」のキャビネットを1つずつ入れることでしたが、張り出し部分の幅に対して11.5㎝足りませんでした。

そこを活用できる部材があればよかったのですが、「METOD(メトード)」にはなく……。結局下部は空洞のままですが、キャビネットと一体化した作業台を幅いっぱいに設置することで、不足感が払拭できました。

今はレシピを入れたファイルボックスと消火器置き場にしています。そのうちしまいたい物が増えれば、オープンラックをDIYしてもいいなと思っています。

IKEA「メトード」でキッチン収納をカスタマイズ。やってよかったこと、やればよかったこと

幅に限らず、高さや奥行きのサイズが合わないときにも、スタッフにアドバイスを求めれば、思いがけない“打開策”も提案してもらえることもあります。一般的には“クオリティが低い”ことでも、使う当人たちが何を求めるかで必ずしもそうは感じないことも。あきらめずに解決策を尋ねてみてくださいね。

施工サービスを利用する

プランニングが終わり、必要な部材を購入してから、いよいよ施工です。最終の施工については、わが家は施工サービスを利用しました。これは大正解だったと思います。

実際に立ち会った夫に言わせると、「自力では絶対無理!」とのこと。部品も大量にあるし、工程も多数。プロでも1日がかりの作業で、よほど慣れている人でないと難しい作業に思えたそうです。

もちろんスキルや経験値で違いますので、ご家族のスキルに応じて検討されてくださいね。「キッチン施工サービス」については、こちらのページが参考になりそうです。
DIYを検討される方には「キッチン設置のためのDIYガイド」がありますのでご参照ください。

■「IKEA」キッチン収納導入:やればよかったこと

全体像をウェブやパンフレットで把握する

当時、「IKEA」のウェブサイトやパンフレットを見ても全体像をつかみづらく、売り場のスタッフに聞きながら、徐々にサービス内容ややるべきことを把握していきました。

今回改めてウェブサイトを見ると、改良されたのか、私自身が一度経験したからなのか、理由は定かではありませんが、俄然わかりやすい(笑)。

これから検討される方は、いきなり商品ページを見るのではなく、まずウェブサイトにある「キッチン」パートのいくつかの購入ガイドをご一読されるのがおすすめです。中でも「キッチンプランニングガイド」は、最初に読んでおくと、やるべきことがまとまっているのでプランニングを進めやすいと思います。

無料/有料プランニングサービスを利用する

手順をあまり調べずに走り出したので、無料/有料問わずプランニングサービスを利用しないまま、最終の注文の段階で、具体的なプランを図面化してもらいました。「IKEA」は“セルフサービス”のイメージがあったので、売り場のスタッフに「考えてもらう」のはよろしくないんじゃないかとの遠慮もあり……。

でも週末になると混んでいて、実際にはなかなか自分のタイミングで相談に乗ってもらえないこともあり、もう一度やるなら、断然予約制のサービスを利用します。

無料の予約制サービスもありますし、有料のプランニングサービス「リモートキッチンプランニング」も魅力的。店頭に行かなくてもオンラインや電話でヒヤリングをしてプランニングをしてもらえるそう。

最終的に購入額が10万円を超えた場合は、プランニング料も差し引かれるのだとか。忙しくて店舗に行く時間のない方には、ありがたいサービスですよね。

余白を残す

先に「よかったこと」で挙げた「具体的にシミュレーションすること」ですが、より厳密にシミュレーションした食器用引き出しには、もう少し余白があってもよかったかもしれないと今は感じています。

たとえば引き出しは、高さを大きめにひとまずしつらえて、必要に応じて内引き出しを足していくというように。

そもそもキャビネットの幅、奥行きともにやや小さめで、見渡せる範囲が狭いのが、右脳が強い私には少々ストレスになっているようです。

当初はワンアクションですべてにアクセスできるほうがいいかと思い、内引き出しという選択肢をほぼ考えていませんでした。

IKEA「メトード」でキッチン収納をカスタマイズ。やってよかったこと、やればよかったこと

使い始めてしばらく経った頃、保存容器用の引き出しが深すぎて使い勝手が悪かったので、内引き出しをつけました。ひとつの引き出しを開けたら、保存容器すべてを見渡せるのが、予想以上に快適。引き出す手間を感じないほどメリットに感じました。

内引き出しでスペースを区切ることで、引き出し前部のサイズが揃うので、外観も今以上にスッキリしただろうと思います。

IKEA「メトード」でキッチン収納をカスタマイズ。やってよかったこと、やればよかったこと

「IKEA」「METOD(メトード)」のいいところは、一度に完成させなくても部材を足したり引いたりができるところ。何年も使って汚れてきたら、模様替え気分で扉を入れ替えることだってできるのです。

本当の使い勝手は使いながらわかるもの。それなら最初から“完成”させすぎず、余白があるくらいがちょうどいいんじゃないかと思います。

「IKEA」の「METOD(メトード)」キッチン、いわば“部材やアドバイザー付きのお手軽なDIY”という感覚でした(施工をしてもらっているので、厳密には違うのですが……(笑))。

自分の理想を思い描きながら、何を優先するかで多少は妥協もし、でも全体としては満足の仕上がりです。

造り付けの収納は掃除も楽で、転倒の心配もなく、かなり自由にカスタマイズできた実感もあります。施工までお願いし、思ったより費用はかさみましたが、マンションのオプションプランの食器棚(家電収納なし)よりずっとリーズナブルに導入が叶いました。

よかったら選択肢に加えてみてくださいね。

キッチン収納プランニングの参考に:
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ライフオーガナイザー 手塚千聡
ブログ : 不機嫌にならない暮らし~会社員ワーママの、ラクしてシェアして、時間を生み出す暮らし術~