おはようございます。
ライフオーガナイザー の秋山陽子です。
キッチンの中でもスペースを大きくとるお米の収納。みなさんはお米の保管はどうしていますか?「これまで、数々の方法を試してたどり着いたお米の収納は意外な方法でした」と話すのは、広島県東広島市在住のライフオーガナイザー小谷祐子さん。
ご夫婦と2人のお子さん(8歳と1歳)の4人暮らしの小谷さんは、月に2回程度5キロのお米を購入するのだそう。現在のお米の収納に落ち着くまで、試してきたことにはどんなことがあるのか、聞いてみました。
■大きな米びつを洗うことは、想定外のストレス
最初に選んだお米の収納は、プラスチック製の米びつ。スーパーで買う5キロのお米を移し変えることができる大きさのものをホームセンターで購入したそう。ただ、使ってみてわかったのが、大きいケースを洗うことのストレス。大きいものを洗うことがこんなにストレスとは……。お米がなくなるたびに「あ〜面倒」と思っていました。
■見た目のモチベーションだけでは続かない
この頃から、片づけに目覚めた小谷さんは、素敵なインテリアに憧れ始めます。「オシャレなビンに入っていたら、モチベーションも上がりそう」。そこで、引越しを機に、お米の収納用に、オシャレなアンカーホッキングのガラス製ジャーを購入。5キロのお米を入れるとかなり重たそうなので、3キロ入るか入らないかのMサイズを選びました。
ところが、使ってみてわかりました。ジャーの開口部が思った以上に狭く、ジャーの中で計量したり、お米を釜に入れたりするときに、かなりの確率でお米をこぼしてしまうのだとか。「お米はボウルなどで洗うと洗い物が増えるので、洗米可の釜を選んで買っています」と、できるだけ作業を減らしたいと思っている小谷さん。お米をこぼしてしまうのでは、掃除をする場所が増えてしまって本末転倒です。
ジャーは冷蔵庫に入れたり、炊飯器の下の棚に置き場所を作ってみたりしましたが、お米をこぼさないためには、結局、重いジャーを持ち上げて炊飯器のそばで計量することになってしまい、作業は増えるばかり。これまた、あ〜面倒(笑)。
購入したお米をすべて入れることもできないのもストレス。結果、使うことをあきらめ、ジャーは友人に譲ることにしたのだそう。
実は、私も同じ理由でお米収納としてガラスジャーをうまく使いこなせなかった経験があり、今は、ドックフード入れとして大活躍しています(笑)。
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■お米を買うたびに詰め替える作業は面倒
次に試したのが、お米を2.5合ずつ計ってポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存する方法。平日は、いつも2.5合炊いていました。毎日計量しなくていいのは楽だったのですが、お米を買うたびに、ポリ袋に入れる行為自体がだんだんと面倒になってきたそう。しかも、休日になると、食べる量が違ってることに気がつき、2.5合以外に2合も作ってみたのですが、実際には、1.5合のときもあり、これまた、あ〜面倒(笑)。この方法も断念しました。
この他にも数ある失敗を重ねた結果、現在は、お米の詰め替えを一切しない、洗う容器は計量カップだけという、簡単すぎる保管方法に落ち着いたのだそう。
■結局、自分自身が「ラク」だと思う方法がベストな方法
最後に落ち着いた方法は、買ってきた米袋のまま野菜室に入れて保管すること。たったこれだけです。
米袋の中には、計量カップと虫除けの「米唐番」を入れており、袋の封は「無印良品」の袋どめクリップ(大)で留めています。
ごはんを炊くときは、野菜室から米袋を取り出し、炊飯器の手前のスペースに袋のまま乗せます。
袋の中の計量カップを使って袋の中で分量を計ります。炊飯器は冷蔵庫の隣の食器棚に置いているので取り出すことも苦にならない位置だそう。
「いろいろ試してきて、米袋のままがいちばんラクだという、答えにたどり着いたんです」と、小谷さん。結局は、自分自身がラクだと感じる方法にすることが、いちばんご機嫌でいられることがわかったそうです。ストレスなくできる方法は、収納本やネットの情報よりも、案外、自分の中に答えがあるのかもしれませんね。
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・お米の収納はどうしてる? 20年変わらなく使い続けている「桐の米びつ」
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ライフオーガナイザー小谷 祐子
ブログ:MY BOX
編集:秋山陽子