おはようございます。
ライフオーガナイザーの都築クレアです。
週末くらいは誰だって疲れを癒したいものですが、ひとりで家事をして、ストレスを溜めていませんか? それならオススメしたいのが、「週末家事シェア」です。実践するようになってから、わが家は夫の変化を感じています。すぐできる「週末家事シェア」の取り入れ方とその魅力を、家族の変化とともにご紹介します。
■すぐできる「週末家事シェア」とは?
わが家が実践している「週末家事シェア」は、週末はいつもの分担にとらわれずに、その場で必要な家事を、家族みんなで協力しあって一緒にクリアしていくイメージです。
進め方はこちら。
1.みんなでゴールとリミットを決める
例)「今日は、夜の8時までに家事を終わらせて、みんなでカードゲームをしよう!」
2.ゴールまでに終えたい家事をシェア
それまでに終えたい家事を挙げて、誰が何をするのか話し合って、シェアしていきます。
3.家事を協力してやり終える
ここは、家事分担と違いが出るところ!「週末家事シェア」の目的は、時間内に家事を終わらせて、みんな揃って楽しむことなので、早く終わった人は、まだ終わっていない家事にとりかかったり、ヘルプに入ったりします。
4.お互いに感謝!
いくつもの家事をスピーディーにこなしてくれた人もいれば、大変な場所を引き受けてくれた人もいるので、お互いに感謝し、労いあって、一緒にゴールできたことを喜び合う心意気が大事です。
5.ゴールをとことん楽しむ!
ここが楽しくないと、「みんなで一緒に協力して頑張ろう!」と思えないので、多少の粗があっても切り替えて、みんなで思いっきり楽しむのがポイントです。
■夫の家事力が上がった?!「週末家事シェア」で3つの変化
こんな「週末家事シェア」を実践して、しばらく経って気づいたのが、夫の変化でした。以前は、外出するとき、自分の支度が済んだらTVを見ながら待っていて、私はその横で「あれもこれも終わってない!」と焦ることが多く、イライラが募る瞬間でした。
今は?というと……
夫の変化①気づいて自分から家事に取りかかってくれることが増えた
「週末家事シェア」では、お互いに協力し合って一緒に終わらせるのがポイントです。なので、早く終わった人は、残りの家事に取りかかったり、誰かのヘルプに入ったりします。「これがまだ終わってないからお願い!」を繰り返しているうちに、最近では、時間に間に合いそうにないと気づくと、こちらから言わなくても、何がまだできていないのかを確認して、残っている家事に取りかかってくれることが増えました!
夫の変化②頼める家事の幅が広がった
さらに、「週末家事シェア」では、分担がしっかり決まっていないので、その日のお互いの状況に合わせて、いつもはやっていない家事を担当することもあります。これによって、できる家事の幅が広がってきているようです。
ある週末、夫は普段していない洗濯物の片づけをすることになり、しまう場所などを教えました。すると、翌週の「週末家事シェア」では、あまり汚れていないお鍋2個を洗うか、乾燥機の中の洗濯物を片づけるかを選ぶときに、なんと、たくさん量がある洗濯物のほうを選んだのです。これまでなら絶対に食器の片づけ派だったのに、です。しまう場所がわかったら、案外こっちのほうがやりやすいと感じたのかもしれませんね。
夫の変化その③一つの家事を完了してくれることが増えた
たとえば、ゴミ捨ての場合、平日なら、玄関に用意したゴミ袋を出す部分だけをお願いしていますが、「週末家事シェア」の場合は、その後みんなで出かけたりするので、「これでOK」というところまでみんなで整えるのが、ひと区切りです。ゴミ出しなら、ゴミを集めるところから、新しいゴミ袋をセットするところも含みます。これを何度か重ねるうちに、だんだん、すべての作業を細かく伝えなくても、一つの家事を最後まで終わらせてくれるようになったのです。
さらに最近では、私がゴミを集めて、ばたばたと動き回っているうちに、ふと見ると、新しいゴミ袋がセットされていたこともありました。外出から戻ってみると、乾燥機の中の洗濯物が、きれいに片づけられていたこともありました。これまでは、そんなことに気がつかないし、お願いしても、すごく嫌そうだったのに、です。他にもまだまだ伝えきれない魅力や変化があります。
今回、夫の変化で改めて考えさせられましたが、「気づいて動く」には、家事の中身全部を知っていることが必要で、それには、お互いの「穏やかに伝える努力」と「知ろうとする気持ち」が大切です。
でも、これまで家事の話は夫婦の火種になることが多く、話し合う難しさを感じていました。そんな状況を変えてくれたのが、「週末家事シェア」でした。協力し合って、一緒に時間内にゴールを目指すゲーム性もあり、その先に楽しみがあるので、家事について伝えたり、学んだりするわずらわしさを、乗り越えられたのだと思います。
わが家でも、浸透するまでまだまだ時間はかかりそうですが、たくさんの変化を実感しているので、焦らずに、続けていきたいと思います。
あなたもゲーム感覚で、「週末家事シェア」やってみませんか?
家事シェアの参考になる記事はこちら:
・夫を家事シェアに巻き込むにはファミリーカレンダーで家族の時間管理を。“妻の忙しさの見える化”が効果的
・狭いキッチンでの家事シェアは無理?! イライラは収納で解決します!
・包丁・まな板不要!家事シェアも進む!キッチンバサミの活用方法
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ライフオーガナイザー都築クレア
ブログ:クレアの観察日誌「少し毒があります。」