子どもが自分でできる!教材収納と学習習慣の作り方~「公文式」編

おはようございます。
ライフオーガナイザーで現役会社員でもある手塚千聡です。

わが家では1年半ほど前、息子が年長、娘が年少のときに「公文式」を始めました。この春の臨時休校で、一日のリズムが総崩れにならなかったのは、ぼちぼち続けていた家庭学習のおかげ。それでも子どもが主体的に取り組むのはやっぱり難しい!というのが実感です。

今日は、そんななかでも効き目を感じている、わが家の教材収納法や、学習習慣づくりのポイントについてご紹介します。

■大量のプリントは兄妹別の空き箱に入れて出しっぱなしに

「公文式」は、週2回教室に行ってプリント学習を行い、ほかの日は自宅で同様にプリント学習を行うという学習スタイル。国語、算数、英語のうち1~3教科を選び、1日に何枚やるかはその子の学力やペースに合うよう先生と相談しながら決めていきます。

わが家の場合、小2の息子は、3教科を毎日5枚ずつ、年長の娘が2教科を毎日5枚ずつというペースです。

持ち帰るのは次の教室までの2日もしくは3日分。英語はテキストで取り組みますが、算国だけで、2人で最大3日分30枚のプリントを持ち帰ります。教室で答え合わせをしたプリントも持ち帰るので、バラバラのプリントがあっという間にたくさん溜まってしまいます。

子どもが自分でできる!教材収納と学習習慣の作り方~「公文式」編

わが家では、兄妹それぞれに専用箱をつくって管理しています。公文のプリントはA5サイズなので、横に2つ並べて置けるよう、A4用紙がゆとりをもって入るサイズの紙箱を“公文箱”に。私は自宅にあった空き箱の蓋と本体を、兄妹それぞれに使っていますが、新たに購入するなら「無印良品」の「紙箱 A4サイズ用・ダークグレー」などもおすすめ。この箱はリビング学習デスクの棚の上にポンと置いているだけです。

「公文の教材はこの箱の中」というのが子どもたちにもわかりやすく、「公文式」を始めた頃から散らかることなく続いている収納法です。

■“曜日別ホルダー”で今日やるものが一目瞭然!

箱の中身はゆるく分類しています。左側が終わったプリント、右側がこれから取り組む宿題プリントです。

子どもが自分でできる!教材収納と学習習慣の作り方~「公文式」編

終わったプリントは、「①これから採点してもらうために提出するもの」と「②採点後に戻ってきたもの」の2種類あります。①はやり終えたものからA5サイズのクリアホルダーに入れています。提出用のクリアホルダーは一つだけ。特に分類せず、後ろ側に入れることで時系列に並ぶようにしています。②は間違い直しも済んでいるので、家で見直すことはほぼありません。①の下にそのままドサッと置いて、いっぱいになったら処分しています。

右側の宿題プリント(③)は、子どもたちが今日するものがわかりやすく、さっと取り出せるようにと、月曜日から日曜日まで1週間分の“曜日別ホルダー”をつくりました。

市販のA5判クリアホルダーに曜日を書いたマスキングテープを貼っただけの簡単なもの。兄が青色、妹は赤とマスキングテープの色で見分けがつくようにしています。

プリントを持ち帰ったら、この“曜日別ホルダー”にプリントを分けます。1日に算数5枚、国語5枚なので、算国合わせて10枚を一つのクリアホルダーに入れています。

子どもが自分でできる!教材収納と学習習慣の作り方~「公文式」編

この収納法は、教材を探す手間なく、親の手を借りることもなく、思い立ったらすぐに子どもたち自身で勉強を始められるのがいいところです。

この春、臨時休校に伴い「公文式」の教室もお休みになり、一人200枚ものプリントを持ち帰りました。それでも当週分だけ“曜日別ホルダー”に入れて、あとはその下にドサッと入れておき、いつもの運用で乗り切れました。

■わが家の学習習慣づくりで効果があったこと

「公文式」は自学自習をめざしていますが、自ら進んで取り組むなんてことは、子どもにとっては結構ハードルが高いもの。わが家も息子は自分で進めるタイプですが、娘にそんな日はめったにありません(笑)。

その子の個性や時期によっていろいろですよね。それでも子どもたちの学習習慣づくりに効果を感じたこともいくつかありました。

・学習のタイミングを決める

共働きで家族が揃って家にいる時間は限られています。夜はみんなが疲れているので、取り組む時間は朝の登校登園前にしています。朝の時間で全部終わらない息子は、放課後の学童で残りをやっています。

一日家にいる日は、朝食後の午前中の時間を利用しています。このとき学習のタイミングを「何時から」より「朝食が終わってから」と行動の流れで決めるほうが、習慣化しやすいと思いました。時間はずれることもあるもの。「時間が守れなかったから」といった挫折感を、やたらに感じなくて済みます。

兄妹がいる場合、学習時間を同じ時間帯にすると、お互いのやる気アップになるように思います。

・原則毎日やる

休みの日を作ってもいいのですが、わが家の場合は特に休みの日を設けず、毎日少しずつやるほうが合っていました。歯磨きや食事にお休みがないのと同じように、面倒でも必要なことというのが子どもにも伝わる気がしています。一日家にいる休日などは、長い一日のメリハリもついておすすめです。

・時間を計る、兄妹で競争する

なかなかやる気が出ない日は、タイマーで時間を計るなどゲーム感覚で楽しくやることが効果的でした。「1枚何秒でできるか」とか、「3分で何枚できるか」というように。兄妹間の競争も、負けず嫌いのわが家の娘には効果的。兄のほうが量も多くて難しいので、妹が勝ちやすく(笑)、嬉しくてどんどん取り組むきっかけになっています。

家庭で採点することもありますが、兄に妹の採点をやってもらうと、兄にも復習になるほか、妹も張り切って取り組むというメリットもありました。

子どもが自分でできる!教材収納と学習習慣の作り方~「公文式」編

・努力や成長をほめる

わが家の家庭学習の一番の目的は、主体的な学習習慣をつけること。そのためには本人の自発的なやる気が必要です。新しいことやチャレンジに間違いはつきものなので、できないことや間違いになるべくネガティブな反応をしないように気をつけています。

「公文式」には間違い直しというプロセスがあるので、ただでさえ間違いに注目しがち。勉強そのものが好きで楽しい子ならいいのですが、そうでもないと嫌になってしまうだろうと思いました。そこで、「集中して取り組めたね」「字が丁寧に書けるようになったね」というように努力や成長を伝えることを気に留めています。

・親も同じ空間でなるべく座る

小さい子の場合は、親がそばにいないとなかなかはかどらないということも。朝は親だってバタバタしているので、なかなかじっとはしていられません。

それでも始める時間だけでも近くに座るようにすると、結局はスムーズだなと感じています。夫婦交代で出勤準備をしながら、どちらかが近くのダイニングテーブルに座って学校からのプリントに目を通したり、洗濯物を畳んだり。在宅勤務中は子どもたちがデスクに向かう間、夫婦どちらかが近くでデスクワークをしています。

子どもが自分でできる!教材収納と学習習慣の作り方~「公文式」編

何も言わなくても子どもたちだけでできるときもあれば、何をやっても「やりたくない!」とうまくいかないときも。習慣化なんて大人にも難しいものだから、「少しずつできるようになればいいわ」と言い聞かせています(笑)。

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ライフオーガナイザー 手塚千聡
ブログ : 不機嫌にならない暮らし~会社員ワーママの、ラクしてシェアして、時間を生み出す暮らし術~

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