おはようございます。
賃貸2LDK集合住宅に住む共働きライフオーガナイザー金田友美です。

自粛生活が続く中、夫婦ともに在宅での仕事が増えました。今まではリビングのテーブルで事足りていたのですが、保育園も休園で家族全員在宅の現在、ウェブ会議はもちろん、リビングで集中して仕事をすることが難しくなってきました。

そこでワークスペースを作ることにしたのですが、わが家は49㎡、2LDKの狭小住宅。少ないスペースと予算でなんとかして作り出したスペースと、ネットに頼らざるを得ない家具選び。制約だらけの中での、ワークスペースづくりをレポートします。

■必要な広さは畳一畳分。「必要がないもの」を移動して確保

ワークスペースを作るにあたって用意した場所は、夫の着替え兼物置部屋となっている部屋の一角です。パソコン作業をするデスクと椅子を置けるスペースのために、畳一畳分を空にする計画を立てました。

スペースを作り出したい場所には、水着や浮き輪などの季節のものが入った収納ケースやトランク、保存用の飲料水などがありました。

必ず「ここになくてはならないもの」ではなかったので、別の場所に移動、または「そもそも必要なものなのか？」と考え、季節のものやトランクは、多少出しづらくても問題のない押し入れの奥へ、
保存用の飲料水はキッチンに移動させました。

また、ウェブ会議で部屋の中を見られることを前提に、デスク設置予定の反対面にある夫の衣類を夫婦で見直し、整理しました。

これで会議中に部屋が映り込んでもきっと大丈夫なはずです（笑）

■ネットでの家具選びは「絶対に譲れないこと」を決めておく

スペースの準備ができたら、次はお楽しみの家具選びです。けれども現在は、実店舗へ行き、実物を見て回って選ぶのは難しい状況です。インターネットに頼らざるを得ないのですが、画面越しだとどうしても色や質感をリアルに感じるのは難しいところです。

そこで今回の家具選びは、「絶対に譲れないポイント」を書き出し、複数のサイトを閲覧して選びました。

わが家の場合は
・他の家具と色が合うダークブラウン、黒を基調としたシンプルなもの
・デスクの横幅は100cmまで（90cm希望）
・とにかく配送日が早いもの
・なるべくお手頃価格なもの（今後長く使うかは未定）
の4点でした。

キャンプ用に兼用できるものや、色、デザインがとても気に入ったもの、とにかくお安いものなど、サイトには素敵なものが溢れていたのですが「絶対に譲れないポイント」を決めたことで、悩みすぎることなく、「これならまずまず」の机と椅子を選ぶことができました。

もし時間に余裕があったり、お店でいろいろ選べる状況でも「絶対に譲れないポイント」を決めておけば、迷いが少なくなると思うので、今後もこの方法を続けていきたいなと思います。

■シンプルにしたことで家族のパーソナルスペースとして大活躍中

在宅勤務が増えたことによって、一刻でも早く作りたかったワークスペース。今回は「早く作ること」が第一だったため、家具のデザインや機能性よりも、配送が早いことを優先しました。結果として、片づけ、家具の発注、設置で、完成まで3日かかりました。

配送の速さを優先したため、デスクは希望よりも小さい80cm幅となりました。少々小ぶりですが、パソコン１台広げるには十分な大きさです。

現在はデスクと椅子だけの極めてシンプルな空間で、夫も私も作業をするたびに道具を持ち寄り、「終わったらデスクの上に何も置かない」というルールにしています。今後、近くに棚を用意したり、ライトを設置したりしていく予定なので、ワークスペースの成長が楽しみです。

また、仕事以外にもゆっくり本を読んだり、映画観賞をするパーソナルスペースとしても活躍中です。子どもも興味を持って、自分の絵本を持ち込み一人時間を楽しむようになりました。

「家族の誰か専用」でなくても、「家族の誰かが一人になれる空間」なら、狭小住宅でも作り出せました。「一人の空間が欲しい」と思ったら、試してみてくださいね。

“ワークスペース”に関する記事はこちらも参考に：
・腰痛、肩こりもラクになる!?お家のスタンディングデスクスペースの作り方
・使い勝手とくつろげる心地よさのバランスはどうする？　ダイニングにつくるワークスペース

あなたは生み出された時間で何をしますか？
何をしたいですか？

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー　金田友美
ブログ : it’s cozyわたしのすきなくらしかた