おはようございます。
ライフオーガナイザー/インテリアコーディネーターの安尾香奈です。
わが子の年齢は、まだまだママのそばを離れられない5才と2才。子どもと過ごしながらの在宅仕事がふえたため、思いきってリビング収納内にワークスペースをつくりました。そのおかげで、小さな子どものいる在宅仕事でありがちな悩みが解消。今回は前編として、収納の中を選んだ理由と、意外なメリットをご紹介します。
■乳幼児のいる在宅ワークの悩みあるある
乳幼児との暮らしは、待ったなし!日中、仕事しようと別部屋にこもると、子どもたちは寂しくて後追い。では、ダイニングでしようとすると、ママの仕事は子どもにとって興味津々。「さわっちゃだめ!」と怒ってしまうのが、一番のストレスでした。
ダイニングの椅子にのぼって、くっつき虫状態だから、食器棚の上にパソコンを避難させたりも。結果、いろいろなところに置いて「どこだっけ?」と、探すストレスも増える……。
悩みは、子どもの行動だけでなく、資料や道具をダイニングテーブルに広げると、食事のたびに片づけが必要になること。手早く片づいて、再開しやすくしたいとも思っていました。
そこで、リビングにいれば「子どももテレビを見て落ち着いてくれるのでは?」と思い、リビング収納内にワークスペースを作ってみたのです!
■同じ空間、手が届かない場所にワークスペースをつくる
椅子を使わず、スタンディングであれば手が届かないので、いたずらされないことを発見!いたずらする子どもを怒っていたけれど、興味を持つのも当然のことでした。人を責めずに、仕組みを変えてみると、「さわっちゃだめ!」と怒らなくてよくなり、お互いラクに過ごせるようになりました。
ポイントは、子どもと同じ空間にいるけれど、手の届かない場所を見つけること。ママと同じ空間にいるから、子どもは安心してくれたようで、泣くことが減り、私の対応も穏やかになりました。
おもちゃ収納が足元にあり、ママよりおもちゃに気がそれてくれるのも、思わぬメリットでした!(笑)
■片づけやすく、探さない仕組みづくりでストレス解消
仕事関係のやりかけの書類や道具は、ひとまずここに置くルールと決めたら、あちこち探すこともなくなりました。途中で離れても安心して広げておけるので、やりっぱなしOKで再開しやすく、時短にもなります。
片づけやすく、探さない仕組みは、子どものいない時間にも効果がありました。一つのファイルボックスに必要なものをひとまとめに、それごと移動して、テーブルとワークスペースを行き来します。
終わったあとは、収納内に戻すだけでOKです。
■収納内につくることの予想外のメリット
収納内のワークスペースのメリットは、ものを収めたり、置いたりができることだけではなかったのです。
仕事をしないときには、扉を閉めて、私も、一緒に過ごす家族にとっても、オンオフの切り替えができます。
また、スタンディングすることがいいストレスになり、仕事だけするように(座るとリラックスして、違うことをしたり、見たりしてしまう…)。扉の内側に立つことで、独立した空間のように感じられ、意外と集中できるのもメリットでした。
人を責めずに、仕組みを変えることで、仕事がはかどり、子どもとの関係も穏やかに。自分の心の余裕につながり、暮らしやすくなりました。わが家なら、どこだと困りごとが解決できるだろう?と部屋を見渡してみてくださいね。
後編はこちら
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ライフオーガナイザー/インテリアコーディネーター 安尾香奈
HP: ニコズストーリー