復職1年目のオーガナイズ~家事シェアと効率化で時間を味方につける編


おはようございます。
ライフオーガナイザーの手塚千聡です。

育児休暇中は小さな子どものペースに合わせてゆったり一日を過ごしていたのに、復職した途端に「時間がない!」と生活が一変しませんか?

出社時間、子どもを迎えに行く時間など、時間は限られるのに、育児や家事は増え、仕事でも責任を果たさなきゃならない。久しぶりの仕事は慣れず、授乳や夜泣きで夜も続けて眠れず、となると当然やりきれなくて疲労感が増しますよね。

私も復職してから子どもたちが小さなうちはとにかくいつも疲れていました。それでも「なんとか楽になりたい」と試行錯誤を重ねるうちに、暮らしがスムーズに回り始め、自分で時間を味方につけているような感覚に。

圧倒的に時間の足りない復職後の暮らしを楽にするには、時間を効率よく使う工夫が欠かせません。今日は、そんな工夫や今振り返って大事だったと思うことについてご紹介します。

■まずは自分の時間を把握する

復職したての頃にまずやったことは、平日家にいられる時間を把握することでした。「何時に起きて、何時に家を出るか」「何時に会社を出て、何時に家に帰り、何時に寝るか」。

私の場合は、朝、子どもたちが起きてくる7時から2時間弱で家を出て、18時頃に帰宅して寝るまでに3時間程度の時間がありました。

復職1年目のオーガナイズ~家事シェアと効率化で時間を味方につける編

子どもと一緒に遊んだり絵本を読んであげたりという時間も、ここに入ってくる時間。一日24時間とはいえ、実際に暮らしを回すための時間がごく限られていることに改めて驚きませんか? そして多くの方は、この短い時間に、やりたいことややるべきと思うことが溢れているのではないでしょうか。

持ち時間が把握できたら、普段やっていることの時間を計ってみるのもおすすめです。自分の身支度にかかる時間、朝食にかかる時間、洗濯物を干すのにかかる時間など。慣れてしまって気がつきにくいのですが、案外時間はかかるものです。

しかも実際には時間どおりには進みません。小さな子どもがいると、不規則に「ママー」と呼ばれて、たびたび中断して時間がかかるなんてこともありますよね。

いずれにせよ、この限られた時間ですべてを自分でやるのは難しいということが、事実として見えてくると思います。

■効率だけを見ていると、いつしか夫婦の連携がぎくしゃくと……

私の場合、持ち時間を把握し、やりたいことを書き出せたので、当初は自分の動きで解決しようと、単純にスピードを加速させました。

やることが“見える化”でき、効率よく動けるようになり、効果もあるにはありました。でも今思い返せば、決して成功とは言えませんでした。こなせることが増えても疲れは増しますし、何より夫や子どもたちとペースが合わず、ひとりでイライラしていたからです。

子どもが小さいうちは、いつでも「ママー」と呼ばれるものですよね。子どもたちの要求に応えてあげられると、気持ちが満たされて、その後の準備も実はスムーズ。

ですが「出かける準備や後片付けもやらなきゃ」と思うと、すべてに応えきれない。そこで当初は、子どもに呼ばれたら場当たり的に、夫にやりかけの家事か子どもたちへの対応をお願いしていたのです。

でもそれだと私には夫が指示待ちのようにみえ、逆に夫にしてみたら、私の動きが読めず、その都度リクエストに応えるのが無難となっていました。

■“子どもにつきっきり”の時間が、家事シェアを変えた

あるとき私の不満がたまりにたまり、夫婦で話し合い、夫が申し出てくれたのが、「朝食づくり担当になること」でした。

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これは劇的な変化をもたらしてくれました。

眠い子どもを起こして、オムツを替えたり、着替えを手伝ったり、そんなつきっきりのお世話に専念でき、準備ができたらスムーズにごはんを食べられる。しかもその時間は、夫婦がお互いやることが決まっているので、「これやってよ(怒)」「今からやろうと思ってたんだよ!」とかいう険悪な会話も不要です。

復職1年目のオーガナイズ~家事シェアと効率化で時間を味方につける編

仕事のプレッシャーもあるなか、慣れない育児で余裕がないのはお互いさま。余裕のない者同士の場当たり的な役割分担は、誰が悪いわけでもなく、ギスギスするリスク大だったのです。

ちなみに夫は、料理が好きでも得意なわけでもありません。菓子パンだけのことも、子どもが食べないものを出し続けることも。でも「子どもにごはんを食べさせられる」と今では誇らしげだし、私は会食や出張があっても、事前にごはんを作り置く必要がありません。その後の両立生活の大きな支えになりました。

お母さんが家事を手放すと、実はいいことがたくさんあります。

お母さんにとっては、みんなの時間を借りてゆとりが生まれます。一見、時間を取られた夫や子どもたちには、主体的に関わることで、段取りをつけたり優先順位を考えたりするスキルが身につきます。家族で家事経験を共有することで、お互いへの共感力も高まります。みんなが関わると知恵も集まり、共働きには無理のある“丁寧すぎる家事”にメスが入ることも。

いつからでも遅くはないけれど、復職1年目の限界を感じやすい今だからこそ、上手下手には目をつぶり、家事を手放してみてください。今振り返っても、夫が主体的に家や子どものことに関わり始める最大のチャンスだったと思います。

■ルーチンに時間をかけず、自分をいたわり満たす時間を持つ

ご家庭によっては、どうしても家事や育児の担い手がお母さんだけということもありますよね。その場合、「やらなくちゃ」と思っていることをどんどん減らし、シンプルにしていくというアプローチが効果的です。

わが家でもいろいろな方法を試しました。

便利な家電やオンラインサービスは利用しない手はありません。あとは“迷ったり選んだりする時間”を減らすことも有効でした。これらは時間も取られますが、それ以上に頭の中が“いっぱいいっぱい”の感覚に陥る原因です。減らせるにこしたことはありません。復職1年目以降、もう何年も続いているこれらの習慣についてご紹介します。

・洗濯と掃除は平日留守の間に

日中誰も在宅していないのに、家事だけ進むなら理想ですよね。今ではロボット掃除機や洗濯乾燥機さえ導入したら簡単に叶います。わが家でも出かける前に洗濯乾燥機のスイッチを押し、「ルンバ」は決まった時間に動くように予約して、毎日帰ったら洗濯と床掃除が完了しているようにしてきました。

復職1年目のオーガナイズ~家事シェアと効率化で時間を味方につける編

導入前は、洗濯物を干すのも床に掃除機をかけるのも、嫌いな家事ではないし、そんなに時間も取られないので「必要?」と思っていました。でも導入してみたら、毎日安定的に洗濯がされて、床がきれいになるのに、誰も関わらないことが「こんなにも楽なんだ!」と驚きでした。投資額は少なくありませんが、確実に毎日が楽になりおすすめです。

・夕食の献立や材料は考えない

毎日毎日献立を考えて買い物をし、ごはんをつくり、残り物を活用する、というごはんづくりの一連の仕事を、すごく負担に感じていました。でも、家族に美味しくて栄養のあるものをきちんと食べてもらいたいという気持ちは強めで、なんとか折り合いをつけられないかと出会ったのが献立サイトです。

「ウィークックナビ」(2019年12月にサービス終了※)という献立サイトを活用していました。毎週平日5日分の献立がアップされ、そこには必要な材料一覧、週末の下ごしらえと当日の手順がすべて記載されています。※今は「EATPICKナビ」というサービスが同様に提供されています。

無料で見られるので何年も「ウィークックナビ」を便利に使っていましたが、「もう少し手間がかからないものに切り替えたい」と、途中から雑誌の「レタスクラブ」の別冊付録「献立カレンダーBOOK」を利用するようになりました。1カ月分の献立と週ごとの材料一覧、当日の手順、が載っていて、週末の下ごしらえが不要でした。「ウィークックナビ」以上にシンプルなレシピで節約にもなり、料理づくりのハードルがグッと下がりました。
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・買い物はネットスーパーで

ほぼ同時期に買い物もネットスーパーを定期的に利用するようになりました。当時買い物も「なんとか時短にならないかなぁ」と思っていた家事の一つ。買うものを決めてスーパーに行っても、スーパーが広かったり、レジが混んでたりすると、あっという間に30分が過ぎてしまっていました。

ネットスーパーは、対象エリア内である必要がありますが、エリア内であれば、一度試されるといいと思います。手数料はかかりますが、価格は店頭と同じ。買い物にかかる時間や重いものを持つ労力などを考えると、かえってお得感を感じてしまいます。献立の材料一覧を見ながらだと迷ったり悩んだりせずにスムーズに買い物が進みます。私は通勤途中などの隙間時間に、注文を済ませていました。

復職1年目のオーガナイズ~家事シェアと効率化で時間を味方につける編

私はイトーヨーカドーのネットスーパーを利用しています。最近サイトがリニューアルされて、いつも買うものをまとめて注文できるなど、ますます“時短”が叶うようになりました。

・日用品や服飾などは定番を決める

日用品は、原則いつも同じものを買うと決めていました。機能的でコスパがいいことも大事ですが、利用するネットスーパーでいつも取り扱いがあり、簡単に補充できることも重視しています。

新商品が出たり、セールで他の商品が安くなったりすることもありますが、値段だけで判断していると、買い物のたびに「どっちがいいだろう?」と迷ってしまいます。わが家の定番を決めておけば、やたらと迷わずに済むし、使い方もしまい方も、いつもと一緒で管理の手間もかからないのです。

身につけるものも、一度いいと思ったらバッグやアクセサリーは毎日、洋服も同じ組み合わせを数パターン決めて繰り返し着ていました。毎日の貴重な朝時間に、自分の身支度に迷わないことも時間を取られない秘訣でした。
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持ち時間を把握し、家事をシェアしたり効率化したりを実践して、徐々に暮らしがスムーズに回るようになりました。なんとか続けられたのは、睡眠時間を確保し、5分でも10分でも好きなカフェで過ごしたりと自分をいたわる時間を持ったからだと思います。育児、家事、仕事を回していくのは、年単位の長期プロジェクト。体力気力がないと持ちません。

今は在宅勤務という方も多いですよね。ずっと一日家にいるとメリハリがつけにくいというデメリットもありますが、通勤しなくていい分、時間が生まれていませんか?

なんとなく過ごすと流れてしまう時間だし、家事をしているとあっという間に過ぎてしまう時間。せっかくなら浮いた時間として、「ゆっくりお茶を飲む」「ストレッチをする」など、意識的に自分をいたわる時間を持ってみてくださいね。

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あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー 手塚千聡
ブログ : 不機嫌にならない暮らし~会社員ワーママの、ラクしてシェアして、時間を生み出す暮らし術~