クローゼットや押入れの収納力アップに便利!長く使えるスチールラックの選び方

おはようございます。
ライフオーガナイザーの手塚千聡です。

ものって油断すると年々増えていきますよね。収納スペースを増やそうと収納家具を選びたくもなりますが、限られた居住空間を圧迫したくない気持ちも。コンパクトなマンション住まいのわが家にもそんな葛藤があります。

試してみたのは、今あるクローゼットや押入れの収納効率をアップさせること。うまく使い切れてなかったスペースにスチールラックを使ってみたら、使いやすさはそのままに、しまえるものがグンと増えました。

今日はそんなスチールラックの便利さと、選び方のポイントについて考えてみました。

■バックヤードの収納力アップに便利だったスチールラック

クローゼットや押入れは、家のバックヤードともいえる空間ですが、100%使い切れてるかというと案外そうでもないお宅が多いかもしれません。わが家も改めて見直してみると、まだまだしまう場所が見つかりそうでした。

特に手が届きにくい枕棚の上には、空いたスペースが結構ありました。出し入れを面倒にしないためでしたが、年に1、2度使う程度のものなら、ここに置いてもさほど億劫にならなさそうです。

クローゼットや押入れの収納力アップに便利!長く使えるスチールラックの選び方

そこで、枕棚の上のスペースを区切って収納容量を増やすことに。以前は、突っ張り棚を使っていたこともありましたが、突っ張り棚は取り付けるのに苦労し、ものを置きすぎたのか、だんだんとずり落ちてきてしまいました。そこで新たに投入するのは、スチールラックにしました。スチールラックは、耐荷重が大きくて頑丈なのが魅力です。

少しずつ数を増やして、今では家じゅうのクローゼットと押入れにスチールラックを置いて、収納量を大幅に増やすことができました。

クローゼットや押入れの収納力アップに便利!長く使えるスチールラックの選び方
【クローゼット枕棚上】
クローゼットや押入れの収納力アップに便利!長く使えるスチールラックの選び方
【押入】上段と枕棚上にラックを使用

■「アイリスオーヤマ」の「メタルラックミニ」を選ぶ理由

わが家のバックヤードで使っているスチールラックは、主に「アイリスオーヤマ」の「メタルラックミニ」というタイプ。ポール直径19㎜と細身で、1畳程度の狭いクローゼットでもかさばらず相性がいいのです。

それでも棚板一枚あたり50㎏と家庭用には十分な耐荷重です。以前から書斎のクローゼットで、ペンキやアルバムなど重量のあるものを置いてもびくともせずに使えていたので安心でした。

サイズやパーツも豊富で、棚一枚、ポール一本から購入することができます。わが家は車も持たず、ホームセンターに行くこともあまりないので、ネットショップで買えるのも魅力でした。

なんといっても、コスパがいいのが決め手でした。個人的にはメタルラックのピカピカしたクロームの見た目は好みではありません。でも普段目につかないバックヤードに置くのならコスパのほうが大切。その点「メタルラックミニ」はバランスがいいと感じました。

ちなみに表で使う前提のものは、「エレクター」を選びました。今はクローゼットで使い回していますが、以前は寝室に出しっぱなしに。値段は張りますが、質感や見た目はそれに見合うので、インテリア性も求めたい方にはおすすめです

クローゼットや押入れの収納力アップに便利!長く使えるスチールラックの選び方

また、シリーズ展開が「メタルラック」以上に多い「ルミナス」は、ポール直径は19㎜でも耐荷重150㎏だそう。「メタルラック」よりは少し値段が張りますが、より頑丈さやデザイン性を求める方におすすめです。

■使い回すことを前提にしたスチールラックの選び方

スチールラックはサイズ展開が豊富な分、どのサイズを選ぼうかと悩みませんか?

まずは、置きたいスペースを計測し、何をどう入れるか簡単に図に描いてみるのがおすすめです。私も今回描いてみて、「思ったよりスペースがないな」と棚板を減らしたり、入れるものを考え直したりすることで、パーツを選びやすくなりました。

クローゼットや押入れの収納力アップに便利!長く使えるスチールラックの選び方

それでも実際に使い始めたら、しまいたいものが変わったり、模様替えや引っ越しなどで、置く場所自体が変わったりもしますよね。

せっかく頑丈で長持ちする収納用品だからこそ、置き場や中身が変わってもフレキシブルに使い回したいもの。私が実際に使ってみて感じた選び方のポイントをご紹介します。

・棚板は少なめに買うのが無駄なし

あらかじめ決まったサイズのシェルフセットは、値段もお得なので希望のサイズと同じものが見つかればおすすめです。でもそうでない場合、棚板やポールを個別に購入するのですが、私は棚板を少なめに買うようにしています。

いくら図を描いていても実際にものを並べていると、出し入れしやすくするために空間が必要だったりするものです。

スチールラックは、ポールの溝にスリーブをかませて棚板の穴を通して固定するので、高さ調整は、溝の間隔(「メタルラック」の場合25㎜)ごとと限られています。また、棚を支えるポールが棚板のサイズに組み込まれて四隅にあるので、棚の幅より実際の間口は数センチ狭くなります。

つまり、入れたいものによって多少のサイズロスが出るので、“少なめ”に買って買い足すというのが、無駄なく購入するポイントだと思います。

ちなみにわが家の枕棚上では、棚板1枚とポール4本を使っています。高さがあるシェルフだとおよそ安定しなさそうな形状ですが、いずれもポールの長さが60㎝程度ということもあり、安定してぐらつきもありません。不安定なら棚板を追加しようと思っていましたが、使い初めて数カ月、今のところ買わずにすみそうです。

※本来は棚板2枚、もしくはサイドバーなどで安定させる仕様です。安全をご自身で確認しながらご使用ください。

クローゼットや押入れの収納力アップに便利!長く使えるスチールラックの選び方

・幅は収納スペースぴったりより少し小さめだと使い回しが利く

棚の幅の決め方ですが、こちらもぴったりよりは狭めにするようにしています。計測したら幅80㎝のラックがちょうど入りそうだと思っても、あえて幅75㎝にしておくというように。

この5㎝の隙間は、寸足らずに見えるほどでもなく、でもちょっとした置き場のないものを置くのにちょうどいいサイズなんです。クローゼットのシェルフはそんなふうに少し隙間を残し、今は使わない棚板や額などを立てて収納しています

クローゼットや押入れの収納力アップに便利!長く使えるスチールラックの選び方

「片づけ収納ドットコム」の編集会議でも、スチールラックで一般的に人気のある90㎝幅のものは「家庭用としては大きくて使い回ししにくいよ」という意見も聞かれました。

同じ90㎝幅のスペースでも30㎝と60㎝、40㎝と50㎝と2つのラックを組み合わせる方が、使い回しも利きやすいもの。組み立てる際や高さ調整をするときも、なにかと小さい方がやりやすいです。

奥行きもスペースに合わせてやたらと長くしないほうがいい場合もあります。もちろんしまうものによりますが、たとえばファイルボックスを置くなら、奥行きは35㎝で十分です。その分手前のスペースが空きそうなら、キャスター付きのワゴンを入れたり、扉裏にフックをつけたりして、よく使うものをまとめるほうが、使い勝手のいい収納になると思います。

・ポールは長めがおすすめ

棚板は少なめ、小さめをこころがけていますが、シェルフを支えるポールは、長めのものを選ぶようにしています。

バックヤードで使うものなので、見た目はさほど気にならず、4本のポールが突き出ていても問題なし。それより後々しまうものが変わっても、縦のスペースを余すことなく使えるように、ポールは長めを選んでいます。

クローゼットや押入れの収納力アップに便利!長く使えるスチールラックの選び方

唯一の例外が、押入れの客用布団置き。間口が布団幅にぴったりで、スチールラックの最上段に布団を置いているので、出し入れに引っかかりがないように、ポールはジャストサイズを選びました。

クローゼットや押入れの収納力アップに便利!長く使えるスチールラックの選び方

クローゼットや押入れなどのバックヤードが使いやすくなったら、ものが表に出しっぱなしになりにくくなります。スチールラック、よかったらお試しください。

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ライフオーガナイザー 手塚千聡
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