おはようございます。
ライフオーガナイザーの梅野優子です。
毎日すごす家は、いつもキレイにしておきたい!と思っているのに、片づけても片づけても、片づけに無頓着な家族が散らかしていき、イライラすることありませんか? まさに、わたしがそうでした(汗)
わが家の夫は、よく言えば、“細かいことは気にしないおおらか”な性格。そのせいか、“置きっぱなし”“脱ぎっぱなし”も、まったく気にならないようです。でも、わたしは気になるのです!(笑)
そこで、夫の動きを観察して、夫ができそうな収納スタイルを取り入れてみることに。夫の帰宅動線にあわせることで落ち着いた、わが家の解決事例をご紹介します。
■帰宅時の動きを観察。散らかる原因がわかった!
“動線上に収納を”というセオリーに従い、まずは夫の帰宅後の動きを観察してみました。すると、わが家は回遊型の間取りのせいか、夫の帰宅後の動きがまちまちであることに気づきました。
たとえば、手土産があるときは、リビングに直行してきますし、仕事で服が汚れているときには、お風呂場に直行することもあります。また、夜遅く帰る日が続くと、子どもたちの寝顔を見るために最初に寝室に向かうことも。
そのたびに、それぞれの場所にスマホを置きっぱなしにしてみたり、鍵や財布が行方不明になってみたり、散らかるだけでなく、探し物をする時間と手間も生じていました。
■モノを置く定位置は、複数あってもいい
そこで、それぞれの場所に定位置を設けることにしました。
基本は、寝室に夫専用の場所を作っています(定位置①)。
リビングに散らかしたものは、わたしがこちらへ放り込むことにしています。
>>>リビングを散らかす家族にイライラ! 解決のポイントは“逃げ場”を作ることでした
そして、お風呂場前にも、小さな一時置きスペースを作りました(定位置②)。
すぐそばには洗濯機もあるので、わたしが洗濯するときに、洗濯物のポケットから出てきたものもこちらへ置いておきます。
それぞれの位置は入口ドアのすぐそばです。
鍵は、玄関入ってすぐ放り込める場所に容器を置いています。
実はこの容器は、過去記事で、蚊取りポットとして使っていたものですが、鍵入れとしてもちょうどよく、重宝しています。
>>>towerシリーズだけじゃない!山崎実業の便利グッズの失敗しない選び方
■小さな工夫で、収納スペースに自然と置けるように
仕事と家とでのオンオフが激しい夫は、帰宅すると完全スイッチオフ。散らかしているのも無意識のようです。無意識でしていることを意識してするのは、するほうも、させるほうも、お互いかなりストレスが大きいと実感しています。それが苦手なことなら、なおのことです。
そこで、「意識しなくても置きやすい方法はないかな?」と考え、感覚的な夫の特性を利用した工夫をしてみることに。
以前、引き出しに文字でラベリングしたこともありましたが、ちっとも読んでくれないので、イラスト入りのテープでラベリングをしてみました。これなら、感覚的に置けるようです。
それから、仕事バッグの収納には、会社ロゴマークが見えるようにして、感覚的に「自分の場所」とイメージできるようにしています。
これは、子どもが保育園のころ、くまさんやうさぎさんなど、字が読めない子どもでも、1人1人に“自分のマーク”があって、そこが「自分の場所」と認識できていたことからヒントを得ました。
苦手でできないことを無理矢理やらせるのは、お互いストレスが大きい割に、あまりうまくいかないもの。だったら、“できる方法”を考えて、お互い心地よくすごせたらいいですね。
“家族にイライラ”を収納で解決した参考記事:
・おもちゃだらけの学習机もスッキリできる!親子でイライラしない片づけ方
・狭いキッチンでの家事シェアは無理?! イライラは収納で解決します!
・片づかなくてイライラ!子どものおもちゃの量を管理するコツとは?
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 梅野優子
HP:片づけサポート【すっきり工房】 カフェ【ume-cafe】