おはようございます。
ライフオーガナイザーの手塚千聡です。
最近おうちごはんが増えたせいか、食卓に並べた食器のちぐはぐさが気になるようになりました。解決策は、食器のしまい方を変えることでした。どんなふうに変えたらどんな効果があったかご紹介します。
■「よく使う」「あまり使わない」で分けていた食器収納【ビフォー】
わが家の食器は、4人家族で総数127点。そのうちグラスや子ども用食器を除いた97点を、キッチン背面に造りつけた「IKEA」の「メトード」に収納しています。
>>>IKEA「メトード」でキッチン収納をカスタマイズ。やってよかったこと、やればよかったこと
作業台下の引き出しの内寸幅は28cmと48cm、奥行はどちらも31cmと小さめなので、以前から食器はグループに分けて収納していました。
「お茶で使うもの」「盛り鉢・皿」、「よく使うもの」「あまり使わないもの」などと分けて、あちこち引き出しを開けずに済むようにしていました。
■新たな分け方は、“相性別”で4グループに【アフター】
この分け方は探しやすかったのですが、改めて見直すと、食卓がちぐはぐになるのは当然でした。「よく使うもの」の引き出しの中がそもそもちぐはぐだったのです。沖縄で買った「やちむん」5寸皿は使いやすいのですが、よく使う「ロイヤルコペンハーゲン」のオーバル皿とはどうも合いません。
そこで、使用頻度別でなく、相性のいい食器ごとにしまい方を変えてみることにしました。実際に並べて、相性別に分けたのが、「洋食器」「土もの」「漆器」「ガラス」の4つのグループです。
各グループ間にも相性の良し悪しがあると感じました。「洋食器とガラスは相性がいいけれど、洋食器と土ものは合わない」「漆器はどれとも相性がいいな」などなど。
そこでグループごとに引き出しを分け、相性のいいグループ同士が隣り合うようにしました。
左から「漆器グループ」と「土ものグループ」
左から「ガラスグループ」と「洋食器グループ」
■要不要も一目瞭然に。食器の揃え方が見えてきた!
収納を変えたら食器が選びやすく、食卓のちぐはぐ感も解消されました。これまで使いこなせていなかったガラス食器の登場率が上がったのも嬉しい効果でした。あらかじめコーディネートをしておくと使いやすいのは、洋服と似ています。
もう一つ良かったのが、わが家に必要な食器と不要な食器が、目に見えてわかるようになったことです。
以前は素朴な作家ものも北欧食器もブランド食器も、どれもこれも欲しくなっていました。でも何が必要かがわからず買えずじまいだったり、逆に衝動買いして使いこなせなかったり……。
今回、相性別に分けてみると、そこからわが家の食卓に足りないものやいらないものが見えてきました。“ちぐはぐ”だったのは、相性のいいグループ内でアイテムが足りていないことも一因でした。
増やしたい器は、そのサイズに切り取った紙に条件や候補を書き込んで、引き出しにしまっています。買物のチャンスがあったときに選びやすくなるはずで、今から楽しみです。
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ライフオーガナイザー 手塚千聡
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