おはようございます。
ライフオーガナイザーの水谷のぶこです。
衣類を収納する家具の定番といえば、「タンス」ですよね。
わが家も、結婚するときは婚礼ダンス。
子どもが産まれたらベビーダンス。
と、人生の節目節目でタンスが増えていきました。
現在の家は、クローゼットや納戸があり、衣類を収納できる場所はタンスだけではありません。衣類を収納する必要のなくなったタンスたち。処分するのではなく、衣類以外のモノを収納しても便利なんです。
わが家の使わなくなったタンスの、別の活用事例をご紹介します。
■棚と小引き出しと考えれば、小物の収納庫にちょうどよい
長男誕生時に買ってもらったベビーダンス。全体写真がないのですが、現在の家では、下の写真のように、長女の部屋の物入れの中に置いていました。
上はベビー服を掛けられたり、小引き出しがあって、下は引き出しが4段ある、昭和時代によくあったような大きなベビーダンスです。
長女が物入れをクローゼットに模様替えをすることになり、洋服をかけるスペースをつくるためにベビーダンスを解体。上半分が不要になりました(下半分の引き出し4段はそのまま活用)。
最初は処分するつもりだった上半分のベビーダンスですが、「庭や畑で使う用具など入れておく、収納庫として使えるのでは?」と思いつきました。
庭や畑で作業をするのは、主に隣に住んでいる両親なので、親の家のウッドデッキに置き、両親が自分たちで使いやすいように活用しています。
出し入れがしやすいようにタンスの扉ははずしてしまいましたが、中が丸見えになるので、目隠しにアコーディオンフェンスを置いています(アコーディオンフエンスも以前使用していたモノを再利用)。
ベビー服をかけるところには、S字フックとカゴをひっかけて軍手を収納していたり、
充電器や刃物などは、小引き出しに収めたりしています。
以前は段ボール箱に入れて並べてあったので、ベビーダンス再利用でスッキリしました。
■和ダンスの引き出しは食器や備品の収納にちょうどよい
祖父母が使っていたタンスは、お寺の本堂裏の物置きに置いて、湯呑みやお椀などの食器を収納したり、
掛け軸や置き物などのお寺で使う備品を収納しています。
このタンスには、滅多には使わないけど、大きな法要のときには必要なモノたちも収納しています。
和ダンスの引き出しの横幅、深さが食器収納にちょうどよくて、新しい食器棚を購入しなくてすみました。引き出しだと、開けると奥のモノまでひと目でわかるので、何を収納しているのかもわかりやすいです。
■空きができたチェストは防災備蓄の分散収納にちょうどよい
2階寝室には、私がひとり暮らしの頃から使っているチェストがあります。私の洋服を収納していましたが、クローゼットだけで収まるように服の整理をしたので、洋服の収納としては不要になりました。
ちょうど、災害に備えて防災備蓄を2階にも置こうと収納場所を考えていたので、この空きができたチェストに収納することにしました。
まだ整えている途中ですが、無洗米・水・缶詰めなどの食料や、簡易トイレ、衛生用品、ポータブル電源なども収納しています。
「タンス」=「衣類を収納」の固定観念をはずしてみると、タンスは収納家具としていろいろな使い道があります。「いつか使うかも」で残しておくなら処分も考えられますが、使い道が思いつくなら、タンスは再利用しやすい家具なのではないでしょうか。
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ライフオーガナイザー 水谷のぶこ
ブログ:寺嫁のんさんのほどよい片づけと暮らしのまわし方