おはようございます。
ライフオーガナイザーの木村道子です。
理想は、家族もお客様もゆったりくつろげる広々としたリビング。現実は、10畳のリビングダイニング。「いまどう過ごしているか」「どう暮らしたいか」がわかると、狭くても工夫する方法が見つかりました。
わが家が選択した「ソファなし」「畳リビング」「低座ダイニング」の魅力についてお伝えします。
■ソファは必要?「いまどう過ごしているか」を見返してみた
憧れだったL字形ソファを購入したのは、結婚し、夫と暮らし始めたとき。その後、中古戸建を購入し、リノベーションの打ち合わせを進めていると、リビングが理想よりとても狭くなることがわかりました。
そこで、空間を広く使える方法はないかと、「ソファなし」生活を検討することに。主なソファの使い方は、「寝ころんでテレビや読書」「ソファを背もたれにして床座」「来客おもてなし」の3つ。ソファがなくても、工夫すれば家族も来客もゆったりとくつろげる空間づくりは叶えられると思い、ソファを手放すことに決めました。
■ソファを手放す代わりに選んだ畳リビングの魅力
ソファを手放すと決めたとき、はじめに考えたのがごろごろできるスペースの確保です(笑)。リビングに小上がりの畳スペースがあるお家に憧れていましたが、狭小リビングでの小上がりスペースは危険だし圧迫感もあります。そこでフラットなまま、フローリングの一部を畳にする「畳リビング」を選びました。
子どもが生まれると「畳リビング」の良さをさらに実感します。フローリングに比べクッション性があるため、安心して見守ることができます。ときには、遊びながら寝てしまった息子を、そのまま寝かせることも。夏はラグ不要で心地よく過ごせることもお気に入りです。
■ソファを手放す代わりに選んだ低座ダイニングの魅力
ダイニングテーブルを探していたとき、食事の時間とくつろぎの時間、どちらにも使える「低座ダイニング」の存在を知りました。一般的なダイニングテーブルが70cm以上であるのに比べ、わが家のテーブルは63cm。少しの差ですが、不思議と落ち着き、長時間ゆったりくつろげると好評です。
また、来客のときを考え、椅子選びにはこだわりました。条件は、ひじ掛け付き・背もたれ付き・個別チェアであること。背もたれ部分にはクッションを置いて、より快適に過ごせるようにしています。
食事や仕事、団らん、テレビ鑑賞、おもてなし、いつでもわが家はダイニングテーブルが中心。自然と家族が集まる場所があることが、とても幸せに感じます。
年に数回、ひどい頭痛のときなどは「ソファが欲しい……」と感じることもありますが、家の中を走り回って遊ぶ子どもたちを見ると、わが家はこの形を選択して良かったと満足しています。
家の広さや間取り、収納場所など、家のスペックが理想と違っていても、「どう暮らしたいか」がわかれば工夫次第でわが家をもっと快適に変えていけそうです。
低座ダイニングで快適に過ごすお家についてはこちらも参考に:
・テーブルにも座卓にも!1台を使いまわす“低座ダイニング”のススメ
・【リビング学習3年目のリニューアル・前編】遊ぶ・学ぶのバランスが変わったら模様替えのチャンス?!
・掃除、洗濯、アイロンがけ…苦手な家事、面倒な家事をラクにするアイデア5選
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ライフオーガナイザー 木村道子
ブログ : ナノハナニッキ