おはようございます。
ライフオーガナイザーの梅野優子です。
年末に向けて、毎年たくさんの魅力的な手帳が発売されますよね。以前のわたしも、この時期には「来年こそは手帳を使いこなそう!」とはりきって手帳選びに勤しんでいました。でも、結局、手帳を最後まで使えたことはありませんでした……。
そこで、3年前から手帳を持つことを辞めてみたのです。これがわたしにとっては、想像していた以上にメリットがたくさんありました。
手帳なしでのスケジュール管理法、手帳を手放してみて感じたメリットや手帳のメリットの代替法などをご紹介します。
目次
■手帳なしのスケジュール管理は主にGoogleカレンダーで
手帳を持たなくなってからは、スケジュールやタスク管理は主にGoogleカレンダーを使っています。
時間が決まっている仕事は青、事務作業など自分だけで空き時間にできる仕事は緑、家庭の用事は黄色、個人的な用事はピンク、と色分けしてスケジュールやタスクを入力しています。
色分けすることで、「青や緑が多いな」と思ったときは、休息の時間を作るよう意識できるし、「黄色が多いな」というときは、夫に協力要請をしたりと、無理をしすぎないようバランスをとることにも一役買っています。
キッチンの壁に家族カレンダーも掛けているので、夫への協力要請は、このカレンダーが活躍してくれています。
スケジュール以外にも忘れたくないこと(○○について調べる、△△の予約をする等)のメモもスケジュールに入れるようにしていています。
予定日にできなかったことはスケジュールを次の日に繰り越して、終わるまで毎日しつこく(笑)目につくようにしているので、“時間が空いたときに”と思ったままうっかり忘れてしまうことが激減しました。
■手帳を手放して実感した時間と労力の節約
手帳を手放して感じたメリットは以下の3つです。
メリット①手帳を持ち歩くことがないので、荷物が減った
カバンの入れ替えの手間がないし、手帳だけでなく筆記用具も不要になったので、出かける準備がとてもラクになりました。
“管理するものが多い“ということは、わたしにとって、大きなストレスだったようです。
メリット②自分に合いそうな手帳をさがす労力と時間がなくなった
“選択疲労”という言葉もあるように、たくさんのものの中から何かを選ぶのは、思った以上に労力と時間を費やすものだと実感しました。選ぶ工程を楽しめる人だといいのでしょうが、残念ながら手帳選びに関しては、わたしは労力と時間の負担を感じていました。
メリット③いつでもどこでも入力できる
スマホだと手軽に入力できるので、「あ!あれ、やらなくちゃ!」と急に思い出したタイミングで、すぐに入力するようになり、うっかり忘れが激減しました。
子どもの送迎など、スマホだけ持って出ることも多いので、ちょっとの待ち時間も有効に使えるのは、細切れな用事をたくさん抱えているわたしには大きなメリットです。
■スケジュール以外で手帳に書きたいことはどうする?
スケジュール管理だけでなく、「目標」や「やりたいことリスト」「メモ」「日記」など、さまざまな記録を1冊にまとめておけるのも手帳のメリットですよね。手帳を持たないわたしの場合、それらのことは、目的に応じてメモアプリとノートを使っています。
「目標」「やりたいことリスト」はメモアプリに。意外と隙間時間に頻繁に見るので、今年の「やりたいことリスト」はほとんど制覇!“手軽に見ることができる”の効果を実感しています。
「メモ」(タスク的なこと)はGoogleカレンダーに入れ、完了したら削除するようにしています。手帳を使いこなしている人からは「終わったタスクを横線で消していくのが達成感があっていい」という話もよく聞きますが、わたしは視覚情報が多すぎると混乱するため、“削除”のほうが向いているようです。
仕事の打ち合わせや勉強会など、あとから見返したい「メモ」は、A5サイズの普通のノートを使っています。これは必要なときのみ持ち歩けばいいし、手帳のように毎年更新しなくてもいいので、気楽に使えています。
「日記」は……、そもそも続いたことがないので不要でした(笑)
毎年、手帳を最後まで使えない自分に挫折感を持っていましたが、手帳を手放してみて、手帳は使いこなすことが目的ではなく、時間や思考の整理を手助けしてくれるひとつの手段にすぎなかったことがわかりました。
自分に合わない手段だったら思いきって手放してみるのもいいかもしれません。
“手帳が続かない人”はこちらも参考に:
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 梅野優子
HP:片づけサポート【すっきり工房】 カフェ【ume-cafe】