こんばんは。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
今回は、長野県在住のライフオーガナイザーうえむら智子さんにストックの管理方法について伺います。うえむらさんは、ご主人と義理のお母さんの3人暮らし。キッチンはお義母さんと共用で、「ある」と思っていたストックがなかったり、同じものをいくつも買ってしまうこともあったといいます。
「1リットルのみりんを、3本もストックしていたこともありました。でも、“Wa(わ)すれなクリップ”を使うようになって、ストックの買い忘れや買うものを考えたり迷ったりという悩みがすっきり解決したんです」と話すうえむらさん。“Waすれなクリップ”とは、いったいどんなアイテムなのでしょうか。
■買い忘れや二重買いを防ぐ “Waすれなクリップ”とは?
“Waすれなクリップ”は、うえむらさん考案のストック管理アイテムです。使い方は簡単。「しょうゆ」「小麦粉」「マヨネーズ」といったアイテム名を書いたネームプレートを、ストックにつけておくだけ。ストックを使ったら外して、新しいストックを購入。“Waすれなクリップ”をつけて収納して……、と繰り返すことでストックの買い忘れや二重買いを防ぎます。
■買い物メモ代わりに使えて、家族にもわかりやすい
“Waすれなクリップ”の使いみちは、ストックの管理だけにとどまりません。うえむらさんは買い物の際には、“Waすれなクリップ”をカラビナにまとめて持参。買い物メモとして使っています。「以前は、買い忘れがないようにするだけで精一杯で、新商品を気にする余裕なんてありませんでした。“Waすれなクリップ”のおかげで、今は楽しみながらラクな気持ちで買い物ができるようになりました」。
さらに「絶対にこれ」と決めているアイテムは、「○○マヨネーズ △△g」のように商品名や容量を明記。家族に買い物を頼むときにも、“Waすれなクリップ”をそのまま渡しています。「似ているけれど違う商品を家族が買ってきて、ガッカリすることがなくなりました。私自身の買い間違え防止にもなっています」。
■“Waすれなクリップ”の作り方は、リスト作りから
“Waすれなクリップ”の作り方は、リストを作ることからスタートします。「リスト作りは絶対に外せない、大切なステップです」とうえむらさん。リストを作ることは、暮らしの見直しや大切にしたいことに向き合うことにつながるそうです。
リストにまとめるのは、こんな項目です:
・ストックの収納場所
・それぞれの場所に、“絶対に”ストックしておきたいもの(アイテム名・商品名)
・持っておきたいストックの数
「リストの内容は、ご家庭によってさまざまです。たとえばわが家は80アイテムくらいですが、これまで試されたお客さまの中でいちばん多い方は120アイテムほど、少ない方は20アイテムくらいでした。使いながら増やしたり、減らしたりももちろん自由です」。
リストを作ったら、いよいよ“Waすれなクリップ”を作ります。準備するものは、ダイソーで購入できる「園芸用ネームプレート 短冊タイプ 40枚」と「Wクリップ挟口 25mm 20個」、アイテム名を記入するもの(ペンやラベルシール)だけ。
1)アイテム名や商品名を「園芸用ネームプレート」に記載します
2)「Wクリップ」の持ち手に、「園芸用ネームプレート」を付属のワイヤーでくくり付けます
3)ストックに取り付けたら、完成!
「アイテム名の記載に私は『テプラ』のラベルを使っていますが、油性ペンで手書きでもいいと思います。クリップで挟めない形状のもの、たとえばしょうゆなどは『園芸用ネームプレート』のワイヤーを輪っかにして、引っ掛けています」。
普段は3人暮らしのうえむら家ですが、お子さんたちが帰省すると10人以上になることもあるそうです。「家族が一気に増えても、ストックの量は変わりません。多くもなく、少なくもない在庫で過ごせています」とうえむらさん。ご家族も“Waすれなクリップ”の便利さを実感しているようで、「これにもつけてほしい」とリクエストされることも増えたそうですよ。
取材協力・写真提供:うえむら智子
ブログ:長野県のライフオーガナイザーちょっと役立つ事務改善
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ライフオーガナイザー会田麻実子
ブログ:小さく暮らす。