こんばんは。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
全国各地のライフオーガナイザーに、自分自身がプライベートで使っていて、お客様にもオススメしたい収納用品を尋ねてみたところ……「収納用品を収納以外の用途で使ってます」「収納用品以外のものを収納に使ってます」「収納用品より便利グッズをおすすめしたい」といった、自由な発想が出るわ出るわの大騒ぎ。
……ということで今回は、片づけのプロが偏愛する“オーガナイズグッズ”(収納用品以外も含めて!)について、11人のライフオーガナイザーに語ってもらいました。
前編では6人の偏愛グッズが登場します!
目次
■ 01. 無印良品「ポリエステル綿麻混ソフトボックス」
北海道札幌市在住のライフオーガナイザー、石田千織さんが偏愛するオーガナイズグッズは、無印良品の「ポリエステル綿麻混 ソフトボックス 衣装ケース」です。
石田さんはこのソフトボックスを収納用品として家の中で使うのではなく、家の外に持ち出すバッグとして使っているのだとか。
石田さん「2泊3日くらいのキャンプや旅行に車で出かけるとき、下着や洋服を入れているんです。バッグとして使うメリットは3つあります」
石田さん「1つ目は、生地が柔らかいこと。キャンプ用品をギチギチに詰め込んだ車のトランクでも大丈夫。隙間にすっと入り込み、収まってくれます。取っ手が4面すべてについているので、向きを気にせず収納できるのもうれしいポイントです。
2つ目は、宿泊先でそのままタンスがわりに利用できること。スッキリしたフォルムだから床置きしても邪魔になりません。がばっと1周チャックが開くので、子どもたちも自分のものをすぐに見つけられます。人別にメッシュ袋で仕分けすればなお見やすいですよ」
石田さん「3つ目は、小さく畳めること。帰宅後は、畳んで収納スペースの隙間に保管しています。下着やメッシュ袋も同じ場所に収納しているので、次の旅行時もスムーズに準備できるんですよ」
写真提供:石田千織
ブログ:ここちい暮らし
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■ 02. 無印良品のオーク材「木製角型トレー」
静岡県静岡市在住のライフオーガナイザー、浦田友惠さんの偏愛グッズは、無印良品の「木製角型トレー」です。
浦田さん「最初に購入したのは配膳用です。以前は、食卓に座ってからアレコレ運び忘れたことに気づき、キッチンや冷蔵庫へ何度も行ったり来たりしていました。でも、トレーにまとめて運べるようになったおかげで忘れ物が減り、ムダな動きがほとんどなくなったんです」
浦田さん「カフェのような食卓になって家族から大好評だったうえ、食後は家族が自分でシンクまで食器を持って来てくれるようになったため、洗い物もとってもラクになりました」
その便利さに気づいて以来、収納用品としてもトレーを活用するようになったという浦田さん。
浦田さん「たとえば食器棚では、トレーに食器を並べてそのまま配置しています。こうすると、“引き出し”のようにトレーを手前にスライドできるので、棚の奥にある食器や重い食器も簡単に出し入れできるんです」
浦田さん「お茶セットや朝食セットなど、一緒に使う食器を同じトレーにまとめてセットしておくことで、食器を準備するのもラクになりました。わが家ではこのトレーが、食卓の準備の時短と家族の手伝いやすさに直結していると感じています」
写真提供:浦田 友惠
ブログ: COMFORT HOME
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■ 03. 山崎実業の「1合分別 冷蔵庫用米びつ タワー」
東京都中央区在住のライフオーガナイザー、門傳(もんでん)奈々さんは、お米の計量に“モヤモヤ”を抱えていたそうです。
門傳さん「お米を計量しているときに限って、子どもが話しかけてきたりして何合はかったかがわからなくなってしまったり、米袋からお釜に米を移す際に計量カップから米がこぼれたり。お米の軽量って地味に面倒くさい! でも軽量しないわけにはいかないし……」
ところが、山崎実業の「1合分別 冷蔵庫用米びつ タワー」と出会って、一気に“モヤモヤ”が解消したといいます。
門傳さん「一番のお気に入りポイントは、計量したい分のキャップをスライドさせてお釜に注ぐだけで簡単に計量できるところです」
米びつの内側は深型の製氷皿のように12分割されていて、1分割=1合のお米が収まります。1桝ごとにスライド式のキャップがついているため、必要なお米が1合なら1スライド、2合なら2スライド開けるだけで計量できるという仕組みだそうです。
門傳さん「フタや中の仕切りなどのパーツが分解できて、洗える点も購入を後押ししました。この米びつにお米を補充する時は、仕切りを差し込んでからお米を少しずつ入れます。その作業は少し面倒ですが、何も考えず軽量できることの方が、私にとっては大きなメリットだと感じています」
写真提供:門傳 奈々
ブログ:暮らしにもっと「いいね!」を。
家族構成、住まいの形態によって千差万別!
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■ 04. セリアの「スライドジッパー(2本入り)」
新潟県長岡市在住のライフオーガナイザー、笠原千春さんの偏愛オーガナイズグッズは、セリアの「スライドジッパー(2本入)」です。
笠原さん「食べかけのお菓子の袋、チャックがついていない乾物類の袋の封を簡単にすることができます。モノトーンのスリムな見た目もシンプルで使いやすいです。輪ゴムでぎゅっとしばった袋をまたゴムを引っぱって開けるのは面倒(劣化しますし)。サッと取り出して、サッと使う。この手軽さが良いです」
笠原さん「サイズは3種類。S・M・Lとあります。Sは11㎝までの袋幅に対応、Mは16㎝でLは20㎝までです。たとえば、乾麺の袋などはS、乾物の袋はM、お菓子の袋はLを使っています」
笠原さん宅のパントリーでは、無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードワイド・1/2」とスライドジッパーMを併用して、乾物などを保管しているそうです。
笠原さん「こうすると、スライドジッパーがファイルボックスに引っかかってきちんと並ぶので、乾物が下にもぐってしまって見つからないということもありません。パントリーだけではなく、冷蔵食品や冷凍食品の口の封にも使えますよ」
写真提供:笠原千春
ブログ:住んで暮らして片付けて
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■ 05. ニトリの「パズルラック ピース Lガタ」
新潟県新潟市在住のライフオーガナイザー、川原玲さんが偏愛するのは、ニトリの「パズルラック ピース Lガタ」。
このラックを使うまで、川原さんはテレビ台に“ちょい置き”してしまうものが目障りで、ストレスを抱えていたそうです。
川原さん「一時置き場になりやすい=使いやすいということなので、そこを定位置にすればよいと気づき収納用品を探したところ、このパズルラックに辿り着きました。色は、ホワイト・ナチュラル・ダークブラウンの3色から選べます」
川原さん「お気に入りポイントは3つあります。1つ目は、後ろに背板がないため圧迫感がないこと。どこにでも馴染んでくれます。2つ目は、枠の効果。形や大きさがバラバラのものでも、この枠の中に入れてしまえばスッキリ見えます」
川原さん「3つ目は、特に工夫をしなくてもサマになること! インテリア性のある収納用品なので、飾るテクニックは不要です。
パズルラックのおかげで、以前はストレスポイントだったテレビ台が、今ではお気に入りポイントになりました」
写真提供:川原 玲
ブログ: 「私」を楽しむ、整える
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■ 06. 無印良品の「小物収納ボックス6段」
広島県福山市在住のライフオーガナイザー、杉原基美子さんの偏愛グッズは、無印良品の「小物収納ボックス6段」。ポリプロピレン製のホワイトグレーのものと、アクリル製の透明のものを使い分けているそうです。
杉原さん「大好きな裁縫と着物をさらに楽しめるようにしてくれた収納グッズです。ホワイトグレーの『ポリプロピレン小物収納ボックス6段』には、裁縫用のバイアステープやボタン、しつけ糸といった材料を収納しています」
杉原さん「裁縫は好きなのですが、細々した材料の保管が苦手で重複して買うことや買い忘れがよくありました。ところが、この小物収納ボックスを使うようになり、細かいものの出し入れも、持っているものの把握もラクになり、重複して買うことや買い忘れ、探す時間が減りました。
1つ1つの引き出しが浅く、引き出しの中に仕切りがついているので、細かいものの収納にピッタリだと感じています」
杉原さん「透明の『アクリル小物収納・6段』には、大好きな着物の和装小物を入れています。中がすべて見えるので、ワクワクしながら着物に合う小物を選べるようになりました」
現在、販売されている『アクリル小物収納・6段』は横置きできなくなってしまったようですが、杉原さんがお使いの旧モデルは縦でも横でも使える仕様。収めるものと、収める場所に合わせて横向きに配置されています。
杉原さん「無印良品の小物収納ボックスのおかげで、裁縫も着物もますます楽しみになりました」
写真提供:杉原基美子
ブログ: 暮らしUP♪は住環境から 住宅設計×ライフオーガナイザー 杉原 基美子
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後編では、さらに5人の偏愛オーガナイズグッズをご紹介する予定です。楽しみにお待ちくださいね。
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ライフオーガナイザー さいとう きい
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