おはようございます。
ライフオーガナイザーの都築クレアです。
家族は、片づけにたいして興味がない。だから、自分で収納法を決めるけれど、使うのは家族も一緒だから、すぐにごちゃごちゃになる。こんなこと、ありませんか?
そんな場所の一つだった冷蔵庫のドアポケットを、ひょんなことから夫に収納してもらったら、夫婦ともに戻せる収納に変わりました。振り返って気づいた大切なことをご紹介します。
■諦めてマイルールだったドアポケット収納
夫は私から細かいことを言われるのが苦手で、ラベリングしたところで見ないタイプ。私はあるときから諦めて、マイルールを貫くようになりました。冷蔵庫のドアポケットに入れる調味料類を、自分なりの基準で、よく使うものを中段に、あまり使わないものを上段に収納していたのです。
でも私の基準なので、その線引きは夫にはわかりません。結局、場所を聞かれて面倒だったり、元の場所に戻してもらえなかったりすることが続いていました。
■夫にお任せしたら、わかりやすい収納に変身!
そんななか、大掃除の手が回らず、夫に庫内の拭き掃除をお願いしました。すべての調味料を取り出して、戻してもらったところ、夫が自分で考えた基準で、調味料を分けて戻したのです。
聞いてみると、ものすごく誇らしげにその基準について説明してくれました!「調味料のボトルの高さが低いものが中段、高いものは上段」と分けたようです。「この方が取り出しやすい」と熱弁していました。
それ以来、夫も元の場所に戻すようになりました。わかりやすい基準なので、私も調理中に特に困ることもなく、結果、夫婦ともに使いやすくなりました。
■成功のポイントは「任せきる」こと
これまでは、夫に収納について意見を求めると、「どうでもいい、任せる」と会話が終わってしまうことがほとんどでした。でも、完全にお任せしてみると、あれこれと考えが出てくるんですよね。
ここにきてようやく、自分がよく使う場所では、家族にマイルールを押しつけまくっていたことに気がつきました。それぞれの価値観を大切にするライフオーガナイズを学んだというのに。わかるとできるは違いますね。
それと同時に、家族と共有の場所は、家族のやりやすい方法に合わせたほうが、結局は自分も楽になるということを、思い出しました。
家族の中にある基準や、やりやすい方法に気づく。そのためには今回のように、完全に「任せきる」ということは、とても大切ですね。
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ライフオーガナイザー 都築クレア
ブログ : “心を洗う”−自分らしさとこの世界の幸せな関係