登校前のガミガミが減らせた!子どもの行動を変えるコツは、お互いの「○○したい」をハッキリさせること

おはようございます。
ライフオーガナイザーの木村道子です。

子どもの登校準備、穏やかに見守れますか?

娘の小学校は、班登校。集合時間に遅れないよう出発することが、わが家のルールです。朝が苦手で、のんびりと準備する娘を急かすため、毎朝私は、「早くしなさい!」「○分前!!」「もう○分前だよ!!!!」とガミガミ言い続けていました。

どれだけガミガミ言っても、娘の行動は速くなることはありませんでした。私は怒りながら見送り、娘は走って家を出発。そして、「また今日も、笑顔で見送れなかった……」と反省し落ち込む、穏やかとはほど遠い毎日でした。

登校前のガミガミが減らせた!子どもの行動を変えるコツは、お互いの「○○したい」をハッキリさせること

毎朝のガミガミを止められなかった私ですが、「自分の気持ち」と「娘の気持ち」をハッキリさせたことで、娘の行動まで自然と変化!朝の準備がスムーズにできるようになり、ガミガミ言わず、気持ちよく見送れるようになりました!

■ガミガミ言ってしまうのはなぜ?「自分の気持ち」を明確にする

「娘に任せて黙ろう!」何度そう思っても、私はガミガミ言うことを止められませんでした。

なぜ、ガミガミ言ってしまうのか……。なぜ、止められないのか……。思いつく言葉をノートに書き出してみました。

登校前のガミガミが減らせた!子どもの行動を変えるコツは、お互いの「○○したい」をハッキリさせること

言葉を出し切ったあと、ポイントとなりそうな部分をチェックしていきます。そうして、「本当はどうしたい?」という、「自分の気持ち」を明確にしました。

① 1人で登校させることは心配だから、登校班で登校して欲しい
② 笑顔で見送りたい!

■どう思う?どうしたい?「娘の気持ち」を明確にするための話し合い

次に、娘とゆっくり話す時間をつくり、最初に「私の気持ち」を伝えました。

1人で登校させることが心配だから、集合時間に間に合うよう出発して欲しいこと。
毎日怒って送り出したあと、反省している。本当は笑顔で見送りたいと思っていること。

考えてみれば当たり前なのですが、娘は登校したあとの私を知りません。いつまでも、私が怒り続けていると考えていても、不思議ではないことに気づきました。

登校前のガミガミが減らせた!子どもの行動を変えるコツは、お互いの「○○したい」をハッキリさせること

自分の気持ちを伝えきると、あとは娘の言葉を待ちました。娘は自分の気持ちを伝えることが苦手なので、「急かさない」「言葉を無理に引き出さない・誘導しない」ことを意識してじっと我慢。

私の話を聞いて、しばらく考え込んだ娘が出した答えは、「明日から30分早く起きる」というものでした。1人で登校することは、怖い。毎朝怒られるのは嫌だ。ポツリポツリと、気持ちを伝えてくれました。

■「こうしたい!」がわかると、譲れる部分も明確になる。変化した母と娘の行動

話し合いの翌日から、娘は早く起きるようになりました。そして、朝食前に、着替えと検温をササっと済ませるように。何度も、アドバイスしてきたことですが、それまでは、まったく聞く耳を持ちませんでした。話し合いをきっかけに、娘の行動が変わったことが、とても嬉しかったです。

行動が変わったのは、娘だけではありません。以前は、何度も登校時間までをカウントダウンしていましたが、時間が気になるときは、ただ時刻を伝えるようにしました。

登校前のガミガミが減らせた!子どもの行動を変えるコツは、お互いの「○○したい」をハッキリさせること

そして、娘のリクエスト「服を選んで欲しい」に、応えるようになりました。以前はお願いされても、「大きくなったのだから、もう自分で決められないと!」と、手助けをしませんでした。きっと、母親に服を決めてと頼むことも、あと数年のこと。「今できるサポートを楽しもう!」と考えが変化したのです。

登校前のガミガミが減らせた!子どもの行動を変えるコツは、お互いの「○○したい」をハッキリさせること

「気持ちよく出発したい!」「気持ちよく見送りたい!」同じ気持ちがあるとハッキリしたので、自分の譲れる部分もわかるように。その結果、自然と私も娘も行動が変化していました。

娘と話し合ったのは、昨年の11月。実は、宣言どおり30分前に起きられていたのは、最初の1カ月だけでした……。起きる時間が元に戻っても、余裕を持って準備を済ませられるようになったため、朝ガミガミ言うこともなくなりました。

ガミガミ怒っても、脅しても、「私の本当の気持ち」は伝わらず、娘も「どうしたいか」を、考えることはできませんでした。これからも「同じようなことを何度も言ってるな」と感じたときは、少し冷静になって、「自分の気持ち」と「子どもの気持ち」、どちらもハッキリさせて、解決方法を考えていきたいと思います。

「子どもとの朝時間」の工夫については、こちらの記事も参考に:
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ライフオーガナイザー 木村道子
ブログ :ナノハナニッキ

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